株式会社フォースは、「日本文化の凝縮である魅力溢れる日本のお酒を世界中に広めていきたい、そして世界に一人でも多くの人に日本のお酒のファンを増やしたい」との思いで、2019年6月に設立した会社です。
代表の私・星名は、業務パッケージの開発販売やサポートデスクサービスなどを事業とする株式会社ティーエスネットを、1997年の設立から23年にわたり経営してきました。この会社を息子に譲ると同時に、もう一度新たなチャレンジをしたいと考え、フォースを設立しました。
フォースでは、大手総合商社で長年にわたり酒類原料や飲料原料の販売海外マーケティングに従事してきた人材を特別顧問に迎え、日本酒類の輸出を中心とした事業を行っています。商品の仕入れにあたっては、日本全国にたくさんある酒蔵のなかから選び抜いた10の酒蔵と契約を結び、さらにそのなかでも銘柄を厳選。徹底した品質管理のもとで、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、中国、台湾などのマーケットに輸出しています。各国のバイヤーや顧客から入手した情報は、当社から蔵元にフィードバックし、蔵元の品質の改善や新商品開発に貢献するなど、“売りっぱなし”ではない酒類事業を展開しています。
また、酒類事業のほかに、IT関連事業の展開にも取り組んでいこうとしています。飲食業を中心に企業向け業務システム設計・開発受託や開発ツールの販売等、各種ソリューションを提供するITサービス事業、そして最新のモバイルソリューションを利用し、物販サービスの運用を実施するEC運用サポート事業の立ち上げに向け、検討を進めています。
日本には、世界に誇れる作り手の職人技や品質管理の技術、山がちな国土から生み出されるおいしい水があります。そこから作られる日本のお酒は、非常に高いクオリティを実現しています。この日本酒を海外でも味わってもらうことで、世界中の人に喜びを、そして日本のお酒作りに一生懸命取り組んでいる人たちには元気を提供していきたいと考えています。
折しも世界では日本食ブームが続いており、日本酒に対するニーズも日に日に高まっています。今後、海外における日本酒の売上はますます拡大すると考えられます。
私たちの事業展開におけるキーワードは、「着想(PLOT)」「俊敏(AGILE)」「連携(NET)」。現代にふさわしい斬新な発想を生かし、マーケットに合ったタイミングで商品を供給し、すべてのお取引先様とWin-Winの連携関係を築くことを目指しています。
なお、昨今のコロナ禍により人や物の自由な移動ができなくなり、蔵元への訪問や海外での取引が制限されてしまっているのが現状です。そこで、酒類事業とは別にもう一つの事業の柱をつくるべく、新たな事業の獲得に取り組みたいと考えています。性質の異なる複数の事業を展開することで、全体としてリスク分散を図っていきます。