株式会社ユーザベース

企業情報

設立年度
2008年
代表
梅田 優祐
従業員数
704人
資本金
41億円
売上高
125億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI 13F
事業概要
「経済情報で、世界を変える」をミッションに、経済情報プラットフォーム「SPEEDA」、経済ニュースメディア「NewsPicks」など、B2BとB2C双方のサービスを展開。活発なM&Aで事業拡大中です。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
情報処理・提供サービス

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げるユーザベースは、2008年にスタート。ビジネスパーソンが求める経済情報を手軽に、効率的に取得できるプラットフォーム/メディアの提供を軸に、事業展開してきました。例えるなら、蛇口をひねればいつでも水が出てくる水道のように、ユーザベースのプロダクトに触れれば、どんな経済情報でも思いのままに手に入る世界観を実現したい――創業時の思いは、今もグループ内に脈々と流れています。

グループのポートフォリオ上の最大の特長は、B2BとB2C、双方の領域でサービス展開していることです。最初にローンチした「SPEEDA」は、共同創業者が投資銀行やコンサルティングファーム勤務時に、企業や業界の情報収集に苦労した経験をベースに生み出した、B2Bのデスクトップサービス。続いて2013年にローンチした「NewsPicks」は、エキスパートがピックアップした経済ニュースを閲読でき、経済情報の「今」が分かるB2Cサービスです。新しい情報を逐次、把握したいという経済情報ならではのニーズに応えるため、通勤中などオフィス外の場面でも使えるプロダクトとして開発しました。

その後も、B2B領域ではデータベースを活用した“ストック”情報、B2C領域では日々の市場の動きを追う“フロー”情報の提供を軸に、M&Aも積極活用しながら、展開するプロダクト/サービスを増やしてきました。さらに、ストック、フローに続く第三の領域として、私たちが注目したのは“人”、すなわちビジネスパーソンに特化した情報に関わる領域です。直近2020年5月に実施した株式会社ミーミルのM&A、同5月の米国・GlobalWonks, Inc.への出資は、こうした文脈の中で、両社の持つエキスパートネットワークとの連携を図ったものです。

グローバル展開に早くからチャレンジしてきたことも、ユーザベースの特長です。英語で発信される情報量の少なさから、海外投資家からはしばしば「日本の市場は常にブラックボックス」という声が聞かれます。また、日本企業の海外進出が進む中、現地の拠点には日本語情報を理解できない人も数多くいます。こうした状況を踏まえ、2013年に「SPEEDA」の英語版、2019年には中国語版をローンチ。B2C領域においても、2018年に米国のニュースメディア「Quartz」を買収し、「NewsPicks」で確立したサブスクリプション型モデルを展開してきました。

現在、以下のプロダクト/サービスをグループ内で運営しています。

<B2B領域>
「SPEEDA」
経済情報プラットフォーム。金融機関、事業会社向けに世界中の企業財務データ、業界レポート、市場データ、M&A情報など、企業戦略の分析や策定に必要な情報を提供。

「FORCAS」
B2Bマーケティングプラットフォーム。ユーザベースグループの企業データベースと顧客の内部データを統合し、データ分析に基づいて成約確度の高い企業を特定。ABM(アカウント・ベースドマーケティング)の実践を支援。

「INITIAL」
スタートアップ情報プラットフォーム。スタートアップの事業概要、資金調達、投資家、提携先、オリジナル記事などをワンストップで提供。

「AlphaDrive」
コンサルティング事業。法人向けに新規事業開発・次世代人材育成・組織活性化の推進及びユーザベースグループのSaaSサービスの導入を支援。

「Mimir」
「経験値に価値を与える」をミッションに掲げ、国内約6,000名の現地エキスパート・ネットワークを保有し、企業の高度な意思決定を支えるリサーチ支援サービスを提供。

<B2C領域>
「NewsPicks」
経済ニュースメディア(日本市場向け)。国内外100メディアのニュースのほか、「NewsPicks」編集部のオリジナル記事・動画コンテンツを配信し、業界人や専門家のコメントと併せて閲覧可能。

何を目指しているのか?

「経済情報で、世界を変える」の実現に向け、これまでポートフォリオの拡充、サービス提供地域の拡大を精力的に進めてきました。しかし、現状のリソースでは、まだ進められていない、あるいは開始できていない施策も数多くあります。グループ外のコンテンツやサービス、人材にもアンテナを張りつつ、最適な布陣を組んでいくことにより、ユーザベースのプレゼンスと市場に提供できる価値をグローバルベースで最大化していきたいと考えています。

打ちたい施策の方向性は、大きく分けて3つあります。1つ目は、ユーザベースグループとしてリーチできる市場、すなわちTotal Addressable Market(TAM)を広げていくこと。最近の取り組みとしては、先ほども触れた“人”関連の情報提供に加え、特許情報を持つ会社との提携により、“研究開発”関連の情報提供についても、対応できる体制を構築しています。

2つ目は、既存プロダクトのコンテンツを強化し、参入障壁を上げていくこと。既存ユーザーにとっては「手放せない」サービスとし、かつ新規ユーザーの獲得力も高めることにより、各ドメインにおける圧倒的トップの地位を確立していくことを目指します。
たとえば、「NewsPicks」は、有料会員がすでに10万人を突破し、リアルの雑誌の部数を上回るレベルに達しました。とはいえ、数百万人の読者を抱える新聞各紙と比較すると、まだ大きな差があります。この壁を超えていくうえで一つの鍵になると思っているのが、ユーザー層のダイバーシティを広げていくこと。年齢別では30代が約35%、性別では男性が約80%を占める現状を踏まえ、女性や若年層のファン拡大にもつながるコンテンツを導入していきたいと考えています。

3つ目は、グローバル展開の拡大です。B2C領域では、今後のチャレンジの対象ととらえています。一方、B2B領域では、競合状況などから、「SPEEDA」をはじめとするプロダクトをそのまま展開できるリージョンは限られますが、各リージョンのマーケット状況に応じ、ユーザベースの強みを発揮できるサービス展開を模索していきます。