ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
1950年、国産初となる硬貨計数機を世に送り出して以来、グローリーは通貨処理機のパイオニアとして、「認識・識別」「メカトロ」技術をコアテクノロジーとし、お金を「見分ける」「数える」「束ねる」商品を数多く開発。世界各国の金融機関などで、業務の効率化・省力化に幅広く貢献してまいりました。主に以下の事業領域において、通貨処理機、情報処理機、自動販売機、カードシステム、サービス機器などの開発・製造・販売・メンテナンスといった事業を展開しています。
●金融市場
メイン市場である国内の金融機関を主な販売先とし、その市場シェアは70%以上。主要製品には、金融機関の営業店において出納管理を行うオープン出納システムや、窓口でテラーが現金を入出金するのに使用する窓口用紙幣・硬貨入出金機、ロビーに設置されている両替機などがあります。
●流通・交通市場
スーパーマーケットやドラッグストア、専門店などのレジで使用されるつり銭機や、百貨店やショッピングセンターなどで店舗の売上金管理に使用される売上金入金機などを提供しています。また、警備保障会社や現金輸送会社が行う売上金回収業務に対応した売上金入金機も展開しています。交通機関向けには、駅の窓口などで預かり金の計数や入金、つり銭の払出しを行う小型入出金管理機、また公共交通機関などで使用されるコインロッカーなどの事業も行っています。
●海外市場
海外(アメリカ、欧州、中国など)の金融、流通、警備輸送、カジノ業界などを主な販売先とし、金融機関の窓口の紙幣入金・出金を自動化する紙幣入出金機、銀行の現金センターや警備輸送会社で紙幣を計数・選別・整理する紙幣整理機などを提供しています。
私たちがこれまで培ってきたコアテクノロジーを応用、発展させる研究も進めています。例えば顔認証などバイオメトリクス分野の研究にも積極的に取り組んでいます。また、大学などの研究機関とも連携し、幅広いセキュリティー技術の可能性に挑戦しています。
何を目指しているのか?
通貨処理機等の開発で培ってきたコア技術にAI技術などを組み合わせ新領域事業も展開
当社を取り巻く経営環境は、急速に進化するテクノロジーによる決済の多様化や現金から非現金へのシフト、そして新興国を中心とした人口の増加や国内における高齢化社会の加速など、劇的に変化することが予想されます。
こうした変化をチャンスと捉え、「長期ビジョン2028」では、通貨処理機等の開発で培ってきたコア技術のさらなる進化とオープンイノベーションの推進により、次世代の製品、サービスを開発し、新たな価値を提供することを目指すと同時に、「データアナリティクス技術」を活用し、お客様や社会が求める価値を実現するDX(デジタルトランスフォーメーション)の展開を推進しています。
新領域事業としては、これまで培ってきたコア技術にAI(人工知能)、DX技術等の最先端技術を組み合わせ、電子決済サービス、キオスク(タッチパネル端末)、DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)、生体・画像認識、ロボットなど、多様な分野にチャレンジしています。