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rakumo創業者・御手洗大祐氏の功績


公開日:2021年11月26日  最終更新日:2022年11月22日

この記事では、rakumo株式会社(旧株式会社日本技芸)の創業者である御手洗大祐氏について説明しています。rakumo株式会社は2004年に設立され、2020年に東証マザーズに上場しました。上場に至るまでの道のりや、今後の戦略についても説明します。

御手洗大祐氏は、1996年に日本電信電話に入社しました。日本電信電話を退社後、Webサービスの企業を設立し、その企業を米国Webメディア企業に売却しています。また、rakumo株式会社は2020年に東証マザーズに上場していますが、上場に至るまでにも紆余曲折がありました。

rakumoの生みの親・御手洗大祐氏

rakumo株式会社創業者の御手洗大祐氏は、大学を卒業後、日本電信電話株式会社(以下・NTT)に入社しました。その後、1999年9月にバックテクノロジーズ株式会社を設立し、ガジェットのレビューサイト事業を興しました。この経歴を生かし、「@コスメ」を運営する株式会社アイスタイルで社外取締役も務めています。その後2004年12月に、株式会社日本技芸(現rakumo 株式会社)を設立しています。

rakumo株式会社は、「仕事をラクに。オモシロく。」を掲げ、ITビジネスソリューション事業を行う企業です。2020年9月28日、東京証券取引所マザーズへ上場し、主な製品やサービスとしては自社開発製品であるrakumo販売やGoogle Workspaceの代理店事業を主体とし、これらの製品導入に対する支援事業及びITオフショア開発事業を事業の柱としています。社員数は93名(2020年12月末現在)です。

この記事では、rakumo設立までの歩みや2020年9月に上場を果たすまでの道のりについて、御手洗氏の業績を中心に説明します。

出典:トップメッセージ | 経営方針 | IR・投資家情報 | rakumo株式会社

日本技芸(現rakumo)設立までの歩み

御手洗大祐氏は、1972年愛知県一宮市に生まれました。小中学生のころは、家族の転勤に伴いナイジェリア、東京、神奈川など海外を含めた各地で生活する経験を持っています。高校からはイギリスの立教英国学院で学び、1996年に横浜国立大学教育人間科学部(芸術学専攻)を卒業しました。

同1996年、NTTに入社し、米ベンチャーとの共同開発である企業間取引システムに携わりました。その後バックテクノロジーズという口コミ系Webメディアサービスを取り扱う企業を設立し、代表取締役に就任します。この企業は後日、米国のCNET Networks社に売却されます。その後同社の日本法人である、シーネットネットワークスジャパンの代表取締役社長に就任しました。

2004年、株式会社日本技芸を設立し、代表取締役となります。その後株式会社日本技芸はrakumo株式会社に社名を変更し、今に至ります。

出典:company | rakumo株式会社

日本技芸設立

2004年、社会に役立つインターネットサービス作りを行いたいとの思いから、御手洗氏は株式会社日本技芸を立ち上げました。90年代にはじめてインターネットに触れた際、御手洗氏は、インターネットに個人の能力と生き方を最大限に支援できる力を感じたといいます。

御手洗氏のその思いに共感するメンバーが参画し、株式会社日本技芸は設立されました。創業以来、社会に役立つインターネットの新しいサービスを開発することを目指し、設立当初は受託業務やインターネットコンサルティングなどの事業を中心にサービス展開していました。

2008年、リーマンショックによる経営危機が訪れますが、ここで業態を転換します。成長性・持続性のある柔軟な組織づくりを支援するサービスを目指し、クラウド技術を利用した新しいサービスを生み出しました。これがrakumoです。

日本技芸設立後の功績、エピソード、苦労したこと

株式会社日本技芸を設立した当初、御手洗氏は上場は考えていませんでした。受託業務を中心に、その売り上げで新規事業を立ち上げるといった流れで事業を展開していました。rakumo株式会社に社名を変更、新サービスを展開する段階で、御手洗氏は上場を検討するようになりました。

しかし、上場までの道のりは平坦なものではありませんでした。2013年には事業継続が難しくなり、ネットイヤーグループ株式会社に株式の過半数を売却、連結子会社となります。

一度は上場を断念しましたが、2017年にベンチャーキャピタルが一度ネットイヤーグループ株式会社に売却した株式を取得しました。これによってネットイヤーグループとの資本関係を解消し、追加投資を受けることにより再度上場を目指して動き始めました。

出典:新規上場申請のための有価証券報告書|東京証券取引所

御手洗大祐氏とrakumoの現在と未来について

rakumoは「仕事をラクに。オモシロく。」をビジョンとして掲げ、「人」が楽しく働く環境を整えることで社会の発展を支援することを目指しています。

中期的には、ユーザー数の増加を目指していく方向性です。Google WorkspaceやSalesforceなどクラウド型のグループウェアの販売件数は増え続けています。これらのクラウド型サービスと連携する形で動作するサービスを展開することにより、2021年度の資料によればrakumoのユニークユーザー数は約40万人ですが、今後利用者数を増やしていくことを目指しています。

また、1社あたりの販売額の増加によっても、事業成長を目指しています。現在でもサブスクリプション型サービスで、2020年度の月ごとの解約率は0.93%と低いものであり、継続的な収入が見込めています。また、ITオフショア開発事業も長期のプロジェクト単位での受注となるため、こちらも継続的な収入となります。そうした意味で収入は安定していますが、今後新規プロダクトの開発なども行っていき、契約者数の増加と合わせて1社あたりの販売額の引き上げも目指しています。

更に、日本モデルをASEAN諸国をはじめとする海外にも展開していきたいとの展望があります。

出典:事業計画及び成⾧可能性に関する説明資料|rakumo株式会社

御手洗大祐氏のプロフィール

御手洗大祐氏のプロフィールは以下の通りです。

  • 生年月日:1972年4月21日
  • 出身地:愛知県
  • 最終学歴:横浜国立大学卒業
  • 経歴:1996年、NTTに入社。1999年、バックテクノロジーズ株式会社を設立。会社の売却後、株式会社日本技芸を設立。その後rakumo株式会社に改名し、現在に至る。

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