砂建は2005年に創業した足場工事、プラント工事の会社です。足場工事とプラント工事を同時に対応できる中規模事業者は希少な存在であり、お客様から選ばれる理由となっています。また、2020年からは新規事業としてグループホーム運営も始めました。各事業の具体的な内容は次の通りです。

●足場工事
ビル・マンション・太陽光発電の設置用など、中型〜大型工事の足場仮設工事に幅広く対応しています。特に工場、プラント設備、橋など、特殊かつ大規模な建築物での足場施工を得意としています。事業エリアは岡山県内を基本に、中国・四国地方、および千葉県の一部にも対応しています。

●プラント工事
足場工事の顧客からの要望に応えて始めたのがプラント工事事業です。自社工場でプラント設備を製造・加工し、現場で据付工事、配管工事、鍛冶工事、解体工事、塗装工事などを行います。プラント工事では部分工事のみを請け負う専門業者が多いなか、当社は基礎よりも上部のすべての工事に対応しています。もちろん、足場が必要な高所作業にも対応します。

足場工事、およびプラント工事を一貫して担うユニークな企業として、瀬戸内工業地域を中心に、製鉄所や化学プラント会社からの元請け工事、およびゼネコンや鉄鋼・化学メーカーなどの下請け工事などプラント建設に関わるさまざまな工事を担っています。

●グループホーム運営
障がいのある方が安心して生活を送れるように自立支援や共同生活援助を行う『リタハウス』を岡山県内で2拠点運営しています。お客様の声を直接聞けることを喜びに、少人数で共同生活をする利用者様を職員がサポートしています。なお、施設の建設を足場工事の顧客へ発注することで顧客との関係を強化し、足場工事の新規受注につなげています。

近年のエネルギー関連需要の高まりから、ごみ処理プラント・焼却場・風力発電などで多くの工事を受注し、業績は好調に推移しています。引き続き安定的な足場工事事業に加え、成長著しいプラント工事事業を拡大していきます。また、グループホーム事業については収益の見込みが立てやすいため、2029年までに60棟程度に拡大する計画を立てています。

以上の施策を展開していくことで、直近3カ年は次のように売上拡大を図っていきます。

〈売上見込み〉
2022年度　13億円
2023年度　19億円
2024年度　30億円