HR、IoT、MRという3つの軸で、フィールドマーケティングサービスをワンストップで提供
「株式会社メディアフラッグ」として2004年に創業した当社は、2019年のホールディングス化に伴い、「インパクトホールディングス株式会社」と社名を改めました。当初は、覆面調査がメインでしたが、事業の多角化によってリアル店舗の販促活動を網羅的に支援できるようになり、今ではフィールドマーケティング業界のトップ企業となっています。
現在の事業セグメントは、以下の3つです。
【事業内容】
●HRソリューション事業
主に人材を活用した販促活動を展開します。店頭へのルート営業代行業務を行うラウンダー事業、試食・試飲販売を実施するマネキン事業、コールセンターやバックオフィスサポートを行うBPO事業などがあります。その他、販促物製作を行うセールスプロモーション事業や、店舗でのイベントを企画するイベント事業も合わせて、店頭での販促活動を一括サポートできる仕組みが整っています。
●IoTソリューション事業
IoT、特にデジタルサイネージを活用した販促活動を行います。消費財メーカーをはじめ飲食・小売・サービス業向けに提供する小型デジタルサイネージ端末は、年間約26万台にのぼります。また、端末にフィールド・トラッキング・ソリューション『PISTA』 という高付加価値商材を掛け合わせることで、オンライン化によるコンテンツ自動更新や人感センサー・顔認識エンジンを活用した店頭棚前顧客情報取得などを可能にし、ストック型ビジネスへの転換も進めています。
●MRソリューション事業
販促活動の土台を固めるマーケティングリサーチを実施します。顧客は、消費財メーカーをはじめ学術機関・飲食・小売・サービス業など、多岐にわたります。サービス提供実績は年間約30万件。顧客満足度・従業員満足度向上を目的とする覆面調査、店頭オペレーション改善等のための研修プログラムの提供、内部監査代行としてのコンプライアンス調査、低コストかつライトな非接触型サンプリング『買いタメ』やホームユ ーステストなどがあり、リアル店舗の課題の抽出から解決まで、一気通貫でサポートします。
当社の強みは、リアル店舗を舞台としたフィールドマーケティングを、トータルでサポートできることです。マーケティングリサーチから、サイネージ、販促物、人材にいたるまで、販促活動に必要な全ての領域を豊富なサービスでカバーしています。
店舗DB(データベース)を活用したSDGs販促を推進していきます
コロナ禍により、リアル店舗における販促活動は転換点を迎えました。インバウンドの縮小やEC利用の拡大などで、客層・客質・客数が大きく変化したのです。この状況を踏まえ、当社が今後目指していくのは、「SDGs販促」。より効率的かつ効果的な販促活動を実現したいと考えています。
今まで、販促活動には無駄がつきものでした。ターゲットや場所がずれていたり、商品にマッチしていなかったりするプロモーションが多く、結果として未使用で廃棄されたり、使い捨てされたりする販促物が増えていたのです。コロナ禍における店頭様相の変化をきっかけに、「必要な販促施策を、必要なタイミングで、必要な店舗・売場へ、必要な量だけ届く」ような販促活動の必要性が理解されるようになってきました。そのような販促のあり方を、当社では「SDGs販促」と呼んでいます。
「SDGs販促」を実現するために、当社では店舗DB(データベース)の拡充を図っていきます。店舗DBは、累計860万件超の売場・販促活動に関するデータの集積です。フィールドマーケティング業務レポートや デジタルサイネージの出荷情報、オンラインサイネージで取得した棚前の消費者行動データ、POSデータなどの当社で蓄積した定量・定性のデータと、人口推計などのオープンデータ、開店閉店などの店舗情報を掛け合わせています。このDBにAIの機械学習を取り入れて、「どの店舗でどのような販促が必要なのか」を導き出す仕組みを作っていくことが、「SDGs販促」の推進につながると考えています。
また、店舗販促とデジタル販促を連動させたOMOの強化も図っていきます。IoTソリューション事業では、高付加価値サイネージの導入増加やテーブルトップオーダー端末などの非販促領域での事業拡大も見込んでいる他、MRソリューション事業では、サービスメニューと販路を継続的に拡充していく予定です。