ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
商空間づくりのプロフェッショナルとして、あらゆる空間づくりをトータルにサポートします。
当社はさまざまな空間創造に関するトータルソリューションを提供している会社です。大型商業施設(ショッピングセンター、百貨店)から書店・ライフスタイルショップといった専門店、飲食店、レジャー&アミューズメント施設、オフィス、教育、医療施設まで幅広い分野の空間創造を手掛けています。
当社の強みは、1947年の創業時から商空間の創造を手掛け、賑わいの場づくりの知見を培ってきたことにあります。また、斬新な企画力、豊かな感性によって磨き上げられたデザイン力を擁する一方、業界随一を誇る生産拠点を全国各地に配備。調査・分析からコンセプトメイク、設計、施工、そしてオープン後の運営まで、お客様の空間創造においてトータルでサポートしています。
国内だけでなく海外にも展開しています。すでに32年の実績を持つ香港船場を筆頭に、中国やベトナムなどアジアの主要都市に7拠点を設け、現地に常駐する日本人社員が中心となってクライアントの商業施設づくりや日系クライアントの海外進出をサポート。海外市場の成長に伴って当社の海外事業売上高も順調に増えています。
何を目指しているのか?
当社は「未来にやさしい空間を」をミッションに掲げ、ビジョンである「GOOD ETHICAL COMPANY」を目指してグループ一丸となって挑んでいます。このビジョンに向けた戦略の一つが、「エシカルとデジタルの実装」です。
エシカルの実装としては、環境負荷を低減する資材や工法の提案、エシカルデザインの提唱、設計施工案件の廃棄物リサイクルなどに取り組んでいます。従来、商空間は「非日常のかっこいい空間」として捉えられてきましたが、当社は時代に先駆けて「エシカル」の考え方を空間創造に取り入れることで当社ならではの新たな付加価値を創造しております。
デジタルの実装としては、BIMを中核としたDX戦略を推進中です。BIMとは、「Building Information Modeling」の略称で、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストなどの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で活用するためのソリューションです。従来のような紙の大型図面と比較すると、業務を大幅に効率化でき、人手不足が深刻な建築現場の負担を減らすことができます。また、図面だけでなく、属性データも合わせて管理できる「5D」のツールであるため、災害時やリノベーション時にも役立ちます。BIMは、建築の手法をアップデートする新しいワークフローだとも言えるでしょう。
当社はそのBIMを設計業務のメインツールとして標準装備するべく、当社設計職の70%以上がBIMの基本技術の習得を目指しており、内装業界デジタル化の先駆企業になるべく技術を磨いています。また、BIMに関連して、VRやAR技術を活用した空間デザイン提案手法(バーチャルシミュレーション)も進めています。
この「エシカルとデジタルの実装」をブランディングの中核価値とし、内装業界において新しい波を起こしていくことで、社会における役割を探求していきます。
さらに、海外事業も加速させていきます。アジアの海外基盤を整備・強化する「SEMBA One Asia」を実現し、2024年度には海外事業売上を60%増の50億円以上へ伸ばす予定です。ゆくゆくは、「Beyond Asia」を掲げ、アジアを超えてエシカルデザインを広めていきたいと考えています。