株式会社うるる

株式会社うるる

https://www.uluru.biz/

労働力不足を解消し 人と企業を豊かに

企業情報

設立年度
2001年
代表者名
星 知也
従業員数
247人
資本金
10.3億円
売上高
32.2億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都中央区晴海3丁目12-1 KDX晴海ビル9F
事業概要
労働力不足の解消を目的とした事業を展開。 まず取り組んでいるのが「在宅ワーカーを労働力として活用できる仕組み」作り。 創業から現在までに「BPO事業」「クラウドソーシング事業」「CGS事業」を展開。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
インターネット・Webサービス

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

私たちが創業した当時の2006年は、少子高齢化が進むことで、「労働力不足が深刻な社会問題になる」と言われていました。
数年前からアルバイトも派遣も本当に取れなくなってきていると実感しており、すでに労働力不足を感じるようになってますが、統計上の数字では、日本の働ける人の数は、20年後に20%減り50年後に40%減ります。

ですから、今まで労働力としてカウントされてこなかった人たちを、労働力として活用できる仕組みを作ろうと。
子供が小さくて外に働きに出られない主婦、家族に介護が必要な方がいて外に働きに出られない方、あるいは障害を抱えててなかなか定職につけない方。
そういった方でも「在宅ワーク」ならできる。
当時、インターネットやパソコンが爆発的に普及してきて、「在宅ワーク」が普及する土台みたいなのが整ってきてました。
そこに、「在宅ワーカーを労働力として活用できる仕組み」を作れば、労働力不足が深刻になるほど、私達のサービスが社会に必要とされるのではないか。
そう思い、「人の力で世界を便利に」というビジョンを掲げ、創業した会社でございます。

では、「在宅ワーカーを労働力として活用できる仕組み」って何だ?ってことですが、まずは私たちが在宅ワーカーに仕事を提供できるようになろうと、そう思ったんです。
そこで、在宅ワーカーの皆さんにアンケートを取ったんです。
「どんな仕事をしたいですか?」って。
そしたら圧倒的に「データ入力」って答えた人が多かったんです。
なぜなら誰でも簡単にできるからです。
プログラミングやデザインのように、特別なスキルがいらない。
そこで、私たちが創業して一番最初に始めた事業が「データ入力専門店」でした。

今はビジネスプロセスアウトソーシングの略でBPOと呼んでいますが、企業内で発生する申込書やアンケートをエクセルに入力する、そんなデータ入力業務をインターネットで受け付けて、それを在宅ワーカーさんに再委託しました。
入力の精度を保つために、同じデータを二人のワーカーさんに入力してもらって、それをガッチャンコして相違点を修正していく。
もうとにかく人海戦術で大量のデータ入力を高精度で処理していく。
けどこれは、それをさばく僕たちがボトルネックになってしまい、これだけやっていても労働力不足を補えるほどの事業にはならない、そう思ったんです。

次に、私たちが間に介在せずに、企業と在宅ワーカーが簡単な事務作業などを直接受発注できるマッチングサイトを立ち上げました。
「シュフティ」というサイトなんですが、現在40万人くらいの方が登録しています。
これを今はクラウドソーシングサービスといいますが、これが全然お金にならないんです。
仕組みはいいんですが収益性が悪い。

そして今、私たちがたどり着いたのが、CGSという事業です。
CGSって聞いたことないと思うんですが、これは私たちが作った造語で、クラウドジェネリッテドサービスの略なんです。
在宅ワーカーを活用して生成されたサービス、という意味です。
これまでのデータ入力専門店や、クラウドソーシングサービスを通じて、在宅ワーカーを活用するノウハウというのを、知らずしらずのうちに蓄えていました。
そのノウハウを活かして、自分たちが在宅ワーカーを活用して展開しているサービスがCGSです。

入札情報を一括検索できる『NJSS』というCGS、幼稚園や保育園にカメラマンを派遣する『えんフォト』というCGS、オフィスにかかってくる電話の受け付け代行をする『fondesk』というCGS。
一見共通点のないバラバラな事業展開ですが、これらのサービスは、共通して裏側で大量の在宅ワーカーを活用して作られているCGSなんです。

このCGSにたどり着いたから、私たちは上場できたといっても過言ではありません。

そして、CGSは非常に高収益なんです。
通常、何百人何千人の人力を活用しようと思うと、人数分の場所を用意したり、備品を揃えたり、労務管理したり、交通費払ったり、ものすごい費用や管理コストがかかります。
在宅ワーカーを活用できると、それらが一切かからない。
必要なのはワーカーへの報酬だけ。
浮いた分を品質向上やカスタマーサクセスにお金かけられるので、ユーザー満足度も高い。
更に、これらのCGSは企業から月額定額で利用料を前払いで頂戴する、いわゆるSaaSですから、安定した将来収益の確保を可能にしています。

何を目指しているのか?

私たちは労働力不足により、代替・補完される手段を創出することをそもそもの事業ドメインにしております。
今まで取り組んでおったのが、在宅ワーカーを活用できる仕組み作りです。
そのためにBPO、クラウドソーシング、CGSとやってきたわけですけど、その中でもCGSにビジネスモデルの優位性がありますので、これを伸ばすのが目の前の成長戦略です。