ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
現在、日本の家庭のクローゼットにしまわれたままになっているブランド品や貴金属の資産総額は数十兆円。日本経済を動かす巨大な鉱山が人知れず眠っています。
当社は、より多くの人にリユースの魅力を知っていただくことにより、この眠れる資産の流動化に取り組むべく、時計・バッグ・ジュエリーを中心とするブランド品のリユース業を手掛けています。全国主要都市に買取店舗「なんぼや」「BRAND CONCIER」を展開し、Web上で獲得した一般のお客様をリアルの店舗に誘導。買い取った商品は自社運営のオークションで同業者に販売しています。
リユース業界では、一般のお客様から買い取り、一般のお客様に販売する「CtoBtoC」が一般的です。当社はこの常識を打ち破り、販売先を同業のプロ、すなわち「CtoBtoB」とすることで、在庫回転率が高く、キャッシュフローのスムーズなビジネスモデルを確立しました。
ビジネス展開の舞台は、すでに海外にも広がっています。現在はグループ会社と連携して香港でもオークションを開催し、日本国内で仕入れた商品を販売しており、今後は海外でも日本と同様、買取から販売までを現地で行うビジネスモデルを構築していきます。
加えて、2017年には、オークション事業で蓄積した売買データを、新たにデジタル世界に展開するビジネスとして、一般ユーザーが自身の資産を管理できるスマートフォンアプリ「miney」をリリースしました。「miney」は、手持ちの時計やバッグ、ジュエリーの写真を撮って登録するだけで、平均10分程度で買い取りの参考価格が届き、過去から現在までの価格推移も見ることができるユニークなアプリ。時価の変動をお知らせするプッシュ通知機能もあり、ユーザーが自ずとリユース市場に関心を抱くよう設計されているため、リアルの買取店舗への顧客誘引にもつながっています。
何を目指しているのか?
当社の目指すところは、既成のリユース業界におけるシェア獲得には留まりません。主にBtoB領域のラグジュアリーブランド流通において、グローバルレベルのプラットフォーマーとしての地位を確立したいと考えています。このビジョンの実現に向け、リアル世界のリユース業とデジタル世界のアプリ運営双方について、規模の拡大、運営機能の強化をスピード感を持って進めていきます。
並行して、関連領域における新ビジネスの立ち上げにも積極的に取り組んでいきます。
一例を挙げると、買取店舗では、通常一人当たり10万円以上の買取を行っており、その瞬間、お客様にとっては臨時収入が発生します。この購買意欲の高まっている状態で、たとえば旅行商品を提案するなど、次の消費活動までフォローするビジネスを展開していきたいと考えています。
また、toC領域の資産管理アプリは、社会のキャッシュレス化が進む中、デジタル上の金融、精算、保険といった領域と親和性の高いサービスです。この領域でも、当社の持つ「モノの時価を評価できる」「モノをお金に換えられる」という強みを核に、有機的なサービス連携を進め、これまでにない発想で資産管理を楽しめる環境を構築していきます。