当社は設立以来、リサーチアウトソーシングの領域に特化して事業を拡大してきました。現在、東京本社と青森県八戸市および、山口県山口市の大規模オペレーションセンターを拠点に、ビジネス拡張ソリューション事業とローコード開発事業を展開しています。

●ビジネス拡張ソリューション（BAS）事業
専門性の高い領域に特化したビジネスプロセスアウトソーシング（BPO）モデルを志向してきました。およそ70％の比率を占めるマーケティングリサーチに加えて、コールセンター、データ入力、経理系などのシェアードサービスを提供しています。

特にマーケティングリサーチの領域では、業界取引シェア80%以上、業界最大級の250人体制、年間25,000件以上のリサーチ運用実績を有し、専門的なマーケティングリサーチプロセス運用サービスを提供しているほか、ビッグデータ、EC、デジタルメディア、RPA、AI、ソーシャルゲームなどへと領域を拡大しています。

請け負う業務領域は、一般業務というよりも、顧客企業の本業に近いコア業務が中心です。難易度や付加価値の高い業務を任されるため、スタッフの習熟度や練度が重要になります。そこで当社では長期的に一緒に働くスタンスで人材を採用しており、スタッフの安定雇用（正社員または契約社員）比率は8割を超えています。スタッフの経験値や習熟度、専門性の高さがBAS事業の強みにつながっています。

●ローコード開発（SDS）事業
BAS事業で提供しているリサーチのオペレーション業務やバックオフィス業務と相性の良いサービスとして、ローコード開発事業を本格的に開始しました。BPOで培ってきたナレッジを強みに顧客企業の業務の内製化を支援しています。

また、業界全体として問題になっているエンジニア人材不足に対応するため、ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」のプレミアムパートナーであるBlueMeme社とその子会社であるOpenModelsと事業提携を行い、地域DX人材育成事業を推進しています。現在はプログラミング経験者を採用・育成していますが、将来的には未経験からのローコード開発エンジニアの教育プログラムを構築する計画です。

「すべての人が暮らしたい場所で輝く未来」をビジョンに、地域で活躍する場を求める人々の受け皿であろうとしています。

都市部の長期慢性的な人手不足の問題は、企業成長のボトルネックの一つとなっています。中小規模都市からリモートによる大都市へのサービス提供のための体制構築は、この問題に対する一つの効果的な解法です。「自分の故郷や選んだ土地で、充実した仕事を得て暮らしていきたい」そんな人たちが輝ける場所をつくるために、地域での活動をサポートしていきます。

BAS事業とSDS事業の両輪で、「企業の成長」と「地域の発展」を加速する架け橋となり、日本に豊かさをもたらしたい。また顧客のビジネス拡張を加速する高度な技能・技術への適応に挑戦し続けることで、人材の将来にわたる可能性をも押し拡げることを目指しています。

【事業計画】
・2023年度（見込み）
売上高18億円、社員数400名

・2026年度目標
売上高30億円、社員数500名

・2030年度目標
売上高70億円、社員数700名