ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
当社は1957年に設立し、高度成長期には内航船による鉄鋼物流を軸として基礎を築き、その後は食品の輸出入に注力することで、長期にわたるデフレ環境下においても堅実な成長を続けてきました。
現在は、日本の中枢港湾である京浜港(東京港、川崎港、横浜港の3港を含めた港域)を主要拠点として、コンテナで船舶から陸揚げされた冷凍・冷蔵食品(畜産品・水産品・農産品)を港湾内の保税倉庫(検疫・通関前の貨物を留置する場所)まで運搬し、輸出入に必要な検疫、通関手続きまでを請け負う港湾運送事業を主に展開しています。特に、冷凍・冷蔵の畜産物・水産物の取り扱いでは国内トップクラスを誇ります。
煩雑かつ高い専門性が必要となる輸出入関連業務をトータルでプロデュースできる点や、通関士、輸入食品衛生管理者などの高度な資格と豊富な経験を持つスペシャリストを多数擁している点が、当社の競争力の源泉です。
何を目指しているのか?
京浜港の外貿コンテナ取扱個数は、年々増加傾向にあります。特に食品の取扱においては、当社はエキスパートとしてプレゼンスを築いており、お客様である商社や食品メーカーなどから新たなご相談を受ける機会も増えてきました。拡大する需要を吸収すべく、社内の体制強化を早期に図りたいと考えています。
最大のネックとなっているのは、港湾内のコンテナヤードから保税倉庫まで、冷凍・冷蔵品を運ぶための運送力が不足していること。特に高齢化の進むドライバーの確保は大きな課題です。食糧自給率の低い日本において、食糧確保の一端を担っているという社会的責任を認識しつつ、対策を急いでいるところです。
食品貨物取扱事業のリソース強化と並行して、当社ビジネスの持続的な発展を見据え、食品以外のドライ(非冷凍・冷蔵)貨物についても、取扱の拡大を積極的に進めています。加えて、保税倉庫内で行われるパッキング等の業務の新規取り込み、通関後のお客様指定の国内倉庫までの運送業務の取扱拡大にも取り組んでいます。
さらに、日本の人口が減少傾向にあり、“胃袋”の数が確実に減っていく中、海外港における事業機会を取り込んでいくことも重要です。アジアを中心に、現地パートナーとの提携関係を基軸にした海外展開の強化を図っていきます。