当社は1983年、1台の軽トラックから始まった運送会社です。その後、配送センター代行業務に軸足を移し、2000年頃には当時まだ珍しかったECの分野に着目。独自の物流システムを構築し、現在までに150社・年間1200万個以上の出荷を誇るECロジスティクスのパイオニア企業として、確固たる地位を築いています。

【主な事業】
●物流サービス事業
自社開発のWMS （在庫管理システム）と関東・関西でのドミナント戦略による人員配置・配送ネットワークの最適化により、お客様の波動及び成長対応を実現。アパレル・美容分野の他、冷凍・冷蔵食品や家具・雑貨などあらゆる商品の受注管理から配送業務を一括で代行するワンストップ代行サービスや、お客様の物流現場の改善提案など、庫内オペレーションに特化した物流サービスを提供しております。

●ITオートメーション事業
在庫管理システム「クラウドトーマス」やチェックリストシステム「アニー」、受注処理自動化システム「e.can」など、当社が物流事業で蓄積したノウハウをシステム化し販売。また単なるシステム販売だけに留まらず、お客様の倉庫でシステムをうまく稼働できるようになるまでの支援・保守対応も行っております。

【当社の強み】
●拠点集中ドミナント戦略
関西・関東エリアに拠点を集中。さらにいつでも連携が取れる距離に拠点を配置することで、急な出荷量の増加にも素早く正確な対応が可能です。

●自社保有トラックゼロ
物流会社は自社保有のトラックを用いて物品の輸送を行うのが一般的ですが、当社は自社でトラックは保有しておらず、倉庫管理・配送センター業務に特化しています。

輸送は他社に委託し、当社は物流現場の効率化と業務フローの最適化に注力出来るため、年間1200万個もの出荷個数を誇りながらも、物流品質は最高のレベル5を実現。在庫管理ミスや誤出荷を抑えるのはもちろん、受注から出荷までのリードタイムも短いと、お客様から高い評価を頂いております。

●IT開発
当社では自社でシステム開発部門を設けており、さらに物流業界で30年以上培ってきたノウハウを駆使し、在庫管理システムをはじめとする質の高い業務改善システムの開発・販売を行っております。また、単なるシステム販売に留まらず、クライアント先でうまくシステムを稼働できるまで運用支援・保守なども行い、お客様の業務効率化にも貢献。こうしたきめ細かなサービスから、他の物流関連会社にも採用された実績を持っています。

EC市場の急速な発展もあり、これまでは物流センターの拡大を積極的に行い着実に業績を伸ばしてきました。ITオートメーション事業はまさに、当社の強みを活かした新サービスの最たる成功事例といえます。

今後もECの分野は伸びていくものと思いますが、一方で近年ではamazonや楽天が自社で物流サービスを行うなど、ライバルは物流会社だけでは無くなってきており、単に物流のキャパシティを増やすだけの戦略では、業績の拡大は厳しくなることが予想されます。

そこで、既存事業の拡大はもちろんですが、それと並行して当社がこれまで培ってきたノウハウやリソースを用いた新たなサービスの構築が必要と感じており、そのためにも、M&Aは当社にとって今後絶対必要なものであると捉えております。