ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
当社は、1934年の創業以来、外食・中食産業向けにさまざまな食材・食品をお届けしてきました。事業ミッションに『システムで 運ぶ、つくる、考える 頼れる食のパートナー』を掲げ、グループとして食材の製造・販売を手掛けています。具体的な事業内容、および事業の強みは次の通りです。
【主な事業内容】
●食材卸事業
久世および連結子会社が、ホテル、会館、レストラン、居酒屋、ファストフード、ケータリング、デリカ・惣菜、機内食など、外食・中食の幅広いお客様に向けて、業務用食材および資材の販売を行っています。冷凍・常温品はもちろん生鮮品から消耗品などのキッチンサポートまで取扱アイテムは約48,000。自社物流センターと外部倉庫を利用したKZN(久世全国物流ネットワーク)を構築し、関東圏を中心とするお客様に商品をお届けしています。
●食品製造事業
連結子会社のキスコフーズが、ソースやスープなどの自社ブランド製品およびOEM製品の製造・販売を展開。また同社子会社のKISCO FOODS INTERNATIONAL LIMITEDが、ニュージーランド・クライストチャーチ市において、オリジナルのフォンドヴォーやベシャメルソースの製造を行っています。
【強み】
●首都圏本拠地による情報力と配送機能の充実
創業の地・池袋に本社を構えて90年間、首都圏を中心に事業を行い、顧客や仕入先のネットワークを構築。最も大きな経済圏である関東地方に密着した営業活動を行っています。
●店舗展開支援力
商品の提供に留まらず、メニュー開発や見せ方、店舗オペレーション、DXに至るまで、長年の経験とノウハウを生かし、長く愛される繁盛店づくりをサポートできる点が強みです。
●共同購買組織「JFSA」による商品力や独自のPB商品開発力
日本外食流通サービス協会(JFSA)に加盟し、全国各地域の同業者と協業体制を構築。購買力や商品開発力の強化につなげています。また、お客様のニーズに合わせて久世プライベートブランド(PB)商品を開発・提案し、店舗の差別化をサポートしています。
何を目指しているのか?
事業ミッションに掲げる「頼れる食のパートナー」を実現すべく、強みである「運ぶ」「つくる」「考える」の各機能をさらに強化していきます。
具体的には、関東に経営資源を集中しシェア拡大を図るほか、低温物流を軸とする物流機能の強化やDXへの対応、お客様の課題解決と利便性向上につながるサービスの拡充を進め、事業基盤を強化します。たとえば、顧客とのコミュニケーションや受発注をLINEに集約するプラットフォーム「KUZEX」の採用顧客数を一層増やしていきます。
また成長戦略として、EC事業の強化、海外事業の強化、グループシナジーの創出などにも力を入れていきます。海外事業については、久世、旭水産、キスコフーズがそれぞれ取り組んでいますが、グループ内外で連携しながら、アジアを中心に、北米エリアにも展開していきます。
そして定量目標として、売上高を2024年3月期の644億円から2026年3月期に710億円へ、営業利益を同期間で18億円から19億円へ引き上げることを目指しています。