当社は、1941年に金属屋根板金業からスタート。金属屋根を主とする屋根の総合メーカーとして開発・製造・施工を手掛けるとともに、住宅リフォーム全般、太陽光発電など周辺領域にも事業範囲を広げてきました。中でも神社仏閣を対象とする伝統建築領域では、屋根改修の施工数日本一を誇るまでになり、当社全体の業績を牽引する事業に成長しています。また、60以上の特許を取得している技術開発力も、当社の大きな強みです。

現在、宇都宮市に本社を置き、南東北・関東エリアを重点的にカバーしているほか、愛知県一宮市、岡山市、神戸市にも支店や営業所を展開。以下の4つの事業を行っています。

・大型建物の屋根建築
工場・公共の体育館やコミュニティセンターなど大型施設の屋根には、過酷な環境に耐える堅牢性・安全性、そして建物の顔としてのデザイン性が求められます。当社ではこうしたニーズに応じた高いクオリティの屋根材を開発・製造しており、省エネや環境負荷低減につながる提案も行っています。

・社寺建築
神社仏閣の屋根改修の実績は、全国4,000件以上。社寺の屋根には主に銅板葺き瓦が使われていますが、当社は銅板より丈夫で軽く、震災にも強いチタンの瓦を独自に開発し、業界に変革をもたらしました。東京・浅草の浅草寺様にも当社のチタン屋根を採用いただいています。
屋根だけでなく、本堂や山門など建物全体の改修や新築も手掛けています。先人たちの伝統の技を継承しながら、バリアフリー等の最新技術も融合させ、後世に語り継がれる建築を目指しています。

・住宅リフォーム
創業以来手掛けてきた住宅領域では、屋根の改修や太陽光発電設備の設置に加え、外壁などを含む全般的なリフォームにも対応しています。安全性能はもちろん、伝統建築で培った繊細な感覚を生かした美しい仕上がりにもこだわっています。

・太陽光発電
産業用および住宅用の太陽光発電設備を開発・製造・施工しています。売電価格が低く抑えられている昨今は、自家消費目的の導入が中心となっており、特に昼間稼働している工場は、太陽光発電設備を設置することによるコスト削減効果が大きいことから需要が伸びています。

屋根の寿命を考慮すると、今後バブル期に建築された公共施設等、大型施設の屋根が続々と寿命を迎えることから、屋根改修の需要が持続的に発生していくことが予測されます。
屋根改修において、当社では、既存の屋根を剥がす必要がなく、施設の稼働を止めずに工事できる独自の「カバールーフ工法」を開発。屋根を剥がすための工数や既存の屋根の廃棄処分費用を抑えることができ、かつ環境負荷の軽減にもつながる画期的な工法で、特許も取得しています。また、波型スレート屋根向けに開発した、改修時の粉塵の飛散を防止する「無塵金具」なども、他社にはないものです。
こうした強みを武器に、今後、増大が見込まれる公共施設や工場などの屋根改修需要を積極的に取り込んでいき、屋根改修工事の施工数ナンバーワンを目指します。現在、当社では社寺建築事業が主力となっているが、今後大型施設事業を重点的に拡大していくことにより、5年後年には受注2倍超を目標に掲げています。