ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
当社の前身は、現会長の父が1938年に東京都葛飾区新小岩に開業した荒物雑貨店です。その後、取り扱い商品をバッグに絞って規模を拡大していくにあたり、1974年に現会長が今のサックスバーホールディングスの中核企業である株式会社東京デリカを設立しました。高度成長期の波に乗って順調に店舗数を拡大し、1994年に店頭公開、2012年には東証一部上場を果たしました。現在は全国で約630店舗を展開しています。
バッグ業界は、国内メーカーがブランドからライセンスを受けて商品を製造し、それを小売店が販売する仕組みの下で発展してきた業界です。1974年の設立当初、これらのライセンスブランド品の卸先は百貨店が中心となっていた中で、当社が仕入れ先を開拓していくには苦労もありましたが、少しずつ取引先を拡大。2002年にはメイドインジャパンのバッグ・小物を中心に、国内外から集めたブランドを扱うセレクトショップ「SAC’S BAR(サックスバー)」をスタートさせることができました。
現在は「SAC’S BAR」のほか、「GRAN SAC’S(グランサックス)」をはじめとする多様なコンセプトのセレクトショップ、「kissora(キソラ)」「efffy(エフィー)」といったオリジナルブランド、「BEAU ATOUT(ボー アトゥ)」「Tees Cees(ティーズシーズ)」といったアクセサリーショップなどを展開しています。また、大阪にEC事業部を設置し、eコマースにも力を入れて拡大しています。
主力の「SAC’S BAR」は、商業施設のテナントとして、ディベロッパーの皆様から高い評価を受けています。繊研新聞社が主催する「ディベロッパーが選んだテナント大賞」では、導入したいショップとして支持が多かったテナントに与えられる「プロポーズ賞」を、7年連続で受賞しました。おかげさまで全国のディベロッパーからお声がけをいただいています。
何を目指しているのか?
当社は創業以来、日本のバッグ業界の発展に貢献するべく、リテール(小売)領域においてノウハウを蓄積してきました。その結果、多数のメーカーの製品を取り扱うことができ、おかげさまでリテールでは業界トップクラスのポジションにいます。当社は今後も、自社がSPA(製造小売)となるのではなく、多くのメーカーとの共存共栄を図っていくことで、日本のファッショングッズ業界全体の発展に貢献したいと考えています。
日本のバッグの文化・技術は世界的に見ても素晴らしく、ものづくりのレベルは世界の中でもトップクラスに位置しています。今後はもっと世界へとシェアを広げていくべきだと考えており、当社もいずれは世界へ出ていきたいというのが夢です。まずはアジア圏、そして将来的にはアメリカやヨーロッパにも進出したいと考えています。