企業情報
- 設立年度
- 2017年
- 代表者名
- 足立 彰紀
- 従業員数
- 18人
- 本社所在地エリア
- 関東
- 本社所在地
- 東京都港区芝3丁目6-10 芝NAビル4F
- 事業概要
- ブロックチェーン技術を使った貿易決済プラットフォームサービス「SHAKE HANDS CONTRACT」を展開。貿易の契約から決済、ファイナンス、物流の手配などを一気通貫でサポートしています。
- 会社の特徴
- 第一業界区分
- IT・ソフトウェア・通信
- 第二業界区分
- システム・ソフトウェア
STANDAGEは、貿易決済プラットフォームサービス「SHAKE HANDS CONTRACT(以下、SHC)」を運営しています。本サービスは、イーサリアムというブロックチェーン技術を使って構築されています。
近年、人口減による国内マーケットの縮小が避けられないことも踏まえ、中小規模の会社を含む多くの日本企業が、グローバル市場への進出に取り組んでいます。こうした中、日本企業が新興国の企業や海外の小規模企業と取引するにあたり、大きなハードルとなっているのが送金です。銀行やネット決済会社を介した送金手数料は5~10%と非常に高く、また時間も数日かかります。
さらに、特に新規顧客との取引などでは、発注に応じて品物を送っても代金を回収できない可能性も考慮しなくてはなりません。こうしたリスクを回避するために貿易保険を利用しようとしても、信用力が十分でない中小企業の場合、なかなか審査を通らないという問題があります。
SHCは、こうした問題を解決するサービスです。SHCには、エスクロー、ファイナンス、マーケットプレイスの3つの機能があります。
エスクロー(売り手と買い手の間に第三者を介在させ、商取引の安全性を保証する仕組み)は、国際送金の機能です。暗号資産である仮想通貨を活用した本機能を活用することにより、ユーザーは銀行やネット決済会社を通す必要がなくなるため、送金手数料はわずか0.7%に抑えることができ、送金にかかる時間も5分以内と大幅に短縮することが可能になります。また、ネットオークションなどと同様に、買い手が商品を受け取れば、買い手の署名がなくても、売り手は代金を受け取れる仕組みになっているため、資金回収リスクも回避することができます。
ファイナンスは、暗号資産をベースにした融資スキームです。受発注情報を裏付けに電子記録債権を発生させることにより、ユーザーは提携金融機関から融資を受けられます。
マーケットプレイスは、日本の中小企業を対象に、新興国との貿易を支援するマッチングサービスです。企業と企業はもちろん、貿易をサポートするコンシェルジュと企業のマッチングも行います。当社では現地企業とのネットワークを増やすため、ナイジェリアにもオフィスを構え、7名のスタッフが活動しています。
SHCのサービスがスタートしたのは2019年12月。開始してまだ間もないのですが、すでに多くの企業にご利用いただいています。たとえば、日本の古着や中古車などをアフリカ向けに販売する会社などが利用し、「安く、簡単に、安心して新興国と取引できた」と好評価をいただいています。
代表の私、足立は以前、伊藤忠商事で国際貿易に携わっていました。その時に、既存の金融インフラでは中小企業は新興国と安全に貿易できないという課題があることを知り、それを解決するために、2017年にこの会社を設立しました。ブロックチェーン技術はもちろん、私が商社時代に培った貿易の実業のノウハウも持っていることが、当社の大きな強みとなっています。
今後はこの強みを武器に、SHCというプラットフォームをさらに充実させ、ユーザーをどんどん増やし、事業成長を加速させていきます。そして、新興国を中心に、世界中の人々が自由にビジネスをする世界をつくっていきます。将来的には上場も目指しています。