株式会社タジマヤ

株式会社タジマヤ

https://www.tajimaya-cc.net/

企業情報

設立年度
1954年(昭和29年)
代表者名
田島 康郎
従業員数
400人
資本金
1億円
売上高
320億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都台東区根岸5丁目7番4号
事業概要
メーカーさんより仕入れた菓子・食品・飲料等の商品を、小売店様等に卸しています。関東に21店舗、倉庫を兼ねた販売所を構える他、卸専門のネットショップも展開。一般消費者向けの自社店舗も運営しています。
会社の特徴
第一業界区分
商社
第二業界区分
専門商社

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

当社は1928年(昭和3年)の創業来、菓子・食品・飲料といった商品をメーカーから仕入れ、コンビニエンスストアなどの小売店に卸す問屋業を営んでいます。販売経路は、実店舗ならびにネットショップ「タジマヤ卸ネット」があり、実店舗は関東の1都5県に21店舗を展開しています。
加えて、一部BtoC事業も手がけており、一般消費者向けのカテゴリーキラーとしての小売業態店舗を駅ビルなどに10店舗運営しています。

問屋業においては、創業時より「C&Cロジスティック・システム」という営業形態を貫いています。「C&C」とは、キャッシュ・アンド・キャリー(Cash & Carry)の略称です。当社からのお客様先への定期配送などは行わず、お客様には各店舗に直接ご来店いただくシステムです。

この「C&Cロジスティック・システム」は、結果としてお客様の利益に繋がると自負しています。
まず、流通経路が「メーカー→当社→お客様」とシンプルかつ短いため、ムダな経費が掛かりません。さらに、自社で配送用トラックならびにドライバーを抱える必要がないため物流費を抑えられ、商品価格に還元できます。また、「必要な時に、必要な商品を、必要な分だけ」を購入できるため、販売量の変動によって在庫がふくらんでしまうこともありません。

当社スタッフは、日々、各店舗で小売業者の方々とお話し、現場で今、どのような商品が求められているのか、情報収集に努めています。その情報をメーカーと共有し、商品開発に役立てていただくことにより、メーカー各社とも強い信頼関係を構築できています。

何を目指しているのか?

チェーンストアにはない独立企業様向けへのリテールサポートを通じて、地域密着によりお客様の繁栄と継続(=継栄)を目指していきます。

まず、ECビジネスには今後もより注力していきます。既存の「タジマヤ卸ネット」については、特にスマートフォンからより簡便に利用できる仕組みづくりなどを進めていきます。

新たな取り組みとして、当社がエンドユーザー向けのネットショップを立ち上げることも計画しています。ネットショップの運営はあくまで当社が行いますが、エンドユーザーとのやり取りや配送は、そのエンドユーザーと近い距離にある地域のお客様にお任せすることで、相応のフィーをお支払いする仕組みを想定しています。
当社の顧客は、小規模なスーパー・コンビニや食料品店、各種飲食店などが中心で、他にも各種企業・団体にもご利用いただいております。
当社は、大資本の企業との厳しい競争にさらされているこうした事業者の皆様を支え続けていきたいと考えており、上記のネットショップの立ち上げはこの一環です。

もう一つ、今後注力していきたいのは、海外展開です。代表の私、田島が以前海外の商社などに勤めていた経験を活かし、当社は10年ほど前から海外での販路開拓に取り組んできました。現在ではアジアを中心に、欧州や中南米、オセアニア地域含め各国に取引基盤を築いています。
中でも、最近特に注目しているのがベトナム市場です。2019年10月には現地に法人及びジョイントベンチャーを立ち上げ、現在、マーケットリサーチを精力的に進めています。

ベトナム市場では、他のアジア諸国でよくあるような財閥企業による寡占が見られず、個人商店が元気に活動しています。さらに、同国では卸業者を通さず、それぞれの小売店がメーカーや大型のスーパーなどと直接取り引きする形が一般的です。ここに「タジマヤ卸ネット」で培ったノウハウを活用したECプラットフォームサービスを提供していくことで、かなりの需要が見込めるものと期待しています。

さらに、ベトナムでは進出済みの日系の菓子・食品・飲料メーカーが他のアジア諸国と比べるとまだ少なく、これからさらに進出が進むと見ています。今後新たに進出するメーカーに関しては、当社が小売店との接点になれるチャンスがあり、ここにも大きな期待をかけています。