ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
当社は、横浜に本社を構える総合保険代理店です。全国600店舗を超える来店型保険ショップ「ほけんの窓口」の第1号パートナー企業として、東京・神奈川・埼玉・栃木の首都圏を中心に44店舗を運営。これはパートナー企業中最多の店舗数です。また、2018年には株式会社保険工房と経営統合し、川崎北支社・橋本支社の2支社を拠点とした外商部を新設。訪問型保険販売事業を開始しました。
私たちには、一般の保険代理店にありがちな「推奨商品」という発想はありません。保険会社の代わりに「商品」を売るというより、個々のお客様に寄り添いながら、完全にオーダーメイドの「プラン」を作っています。新規のお客様の場合、最初のヒアリングに2時間ほどかけ、次の来店時にも2時間ほどかけてプラン提案を行うというのが通常のパターン。それだけ内容の濃いコンサルティングができる人材を各店舗にそろえ、地域の信頼を獲得しながら、毎年2~3店舗のペースで出店を重ね、成長を続けています。社員数は2019年現在約300名、2020年中には350~400名程度まで増やす見込みです。
ちなみに、当社の創業者で現在会長を務める私と「ほけんの窓口」との関わりは、偶然のきっかけから始まりました。私はもともとプラスチック精密加工の会社を経営しており、そこに当時は訪問営業をしていた、ほけんの窓口グループ株式会社の創業者が営業に訪れたのです。そこからご縁が生まれました。
彼が「これからの保険販売は、ショップで展開していくべき」と言い始めたとき、私はその斬新な発想に驚くとともに、大きな可能性を感じました。同社が増資を行う際に頼まれて出資し、フランチャイズ展開を始めるときにも誘われてパートナー企業を設立。それが今のともにあーるです。その後、プラスチック精密加工の事業はより大きな会社へ売却しました。受託だけでなく自社開発もできるメーカーになることを目指し、設計・開発部門を持つ会社の買収を検討していたところ、逆に私の工場を買いたいというオファーをいただいたためです。以降は、保険販売事業一本に集中してきました。
何を目指しているのか?
2018年、当社は社員の有志の提案により、「ともにあーる」という社名に変更しました。お客様も、取引先の保険会社も、もちろん社員も「共にある」会社、業績を追って戦うスタンスではなく、全体最適を目指す中で利益を生んでいこうとする会社です。各社員、各店舗が知識とノウハウを増やし、お客様にとって最適な提案を行っていくことにより、顧客満足度が向上し、新規契約が増え、取引先である保険会社にとってもプラスになる――そんなハッピーなサイクルを回し続けていくことを目指しています。
ショップは引き続き年間2~3店舗の出店ペースを維持していくとともに、2018年に進出した訪問販売事業では、今の2拠点に加え、新たに2~3拠点を2020年までに開設したいと考えています。昨今、保険業法の改正もあり、保険代理店にはより充実したコンプライアンス体制が求められるようになり、顧客の声を的確に吸い上げて対応していくための仕組みづくりや人材教育が業界全体の課題となっていますが、その点、当社には「ほけんの窓口」の最大手フランチャイズ企業として構築してきた基盤があります。それを訪問事業にも展開していくことにより、事業規模の拡大を図っていきます。
加えて今、保険業界でも、IT活用による生産性向上や顧客関係強化の可能性が注目されています。私は、前のプラスチック精密加工会社を売却した際の経緯もあり、自社で技術開発を手掛けたい思いを強く持っており、まずはそれができる体制を作っていきたいと考えています。