ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
G&Gは富山県富山市に本社を置き、人材派遣業を中心に事業展開している会社です。創業は2008年。地元・富山は製薬をはじめとする製造業が盛んな地域であることもあり、製造・物流のお客様を中心に、取引先を拡大してきました。現在、北陸エリアの人材派遣市場においてはトップシェアを獲得しているほか、東海、関東、関西においても一定の基盤を築いています。
当社の最大の強みは、徹底的に登録者目線に立ったサービス設計により、人材獲得において高い競争力を有していることです。求人用サイト「ハケンギフト」からの登録・応募後、コールセンターのスタッフが5分以内にレスポンスを行うスピード対応を実現しているほか、支払いの面でも、登録スタッフの生活を支えることを起点とした仕組みを構築。最近は派遣業界内でも普及してきた日払い・週払い対応を当社は創業時から行っており、申請の手軽さや振込手数料の安さなどにおいても、業界の先頭を走っていると自負しています。
代表の私、正橋は、別の人材派遣会社での勤務経験を経て、当時の仲間二人とともに独立し、当社を設立しました。私たちが独自の派遣会社を作りたいと考えるに至ったのは、当時の派遣業界全体の風潮に対し、疑問を抱いていたことが大きな理由です。
人材サービスにとっては、派遣先企業だけでなく、派遣スタッフもお客様であるべきなのに、業界内ではスタッフを大切にする視点が欠けがちになってはいないか――そうした思いを原点に、私たちはGive & TakeではなくGive & Give、略してG&Gを社名とする当社をスタートさせました。目先の利益を追うのではなく、ステークホルダーに真摯に、誠実に向き合っていけば、利益は回りまわって自分に返ってくる。社名に込めたこの信条を今も貫いていることで、実際にロイヤリティの高いスタッフが集まり、クライアント企業に対するスピーディーかつ満足度の高いサービス提供へとつながっています。
近年は、築き上げた採用ノウハウを生かし、サービス提供エリアを全国へと広げつつあります。同時に、製造・物流だけでなく、オフィスワークや医療・介護など他業種の開拓も行っており、その一環として、既存の専門特化した人材サービス会社との提携も積極的に進めています。
2018年6月には中部国際空港などで機内清掃や荷物の搬入業務などを行う人材を派遣する株式会社ピュアライン、同年12月には当社と同じく富山市に本社を置き、警備やビル清掃の請負業務を手掛ける総合警備エスエスケイ株式会社をM&Aによって仲間に迎えました。人口約5万人の愛知県常滑市にあって、約2万人が働くという特殊な立地事情を持つ中部国際空港、そして人材の高齢化が著しい警備・清掃業。これらの領域において実績を持つ2社に、当社の安定した採用力を投入することにより、Win-Winの関係を築くことができています。
何を目指しているのか?
当社は「明日を笑顔と優しさで満たす」を理念に掲げています。“Give & Give”の精神に立脚した私たちの人材マッチングの力を日本全国に、将来的には海外にも広げていくことが、創業時からの大きな目標です。
さらに、これまでの業務展開を通じて、クライアント各社の人事部門の皆様と緊密な関係を築くうちに、人手不足が深刻化する中でさまざまな悩みを抱える方々に対し、人材派遣・人材紹介以外の形でも、私たちのような社外の立場でお役に立てることが多数あると感じるようになりました。近年は、こうした提供サービスの多様化にも取り組み、人材派遣に次ぐ事業の柱へと育てていくことを目指しています。
たとえば、2年ほど前から始めた採用支援事業は、すでに120社近いお客様に導入いただいています。採用管理システムの開発・販売を切り口に、求人広告の文面作成や応募者への初期対応、さらには1次面接対応や採用フローの効果測定の仕組みづくりなどにも、最近は対応範囲を広げています。
また近年は、外国人技能実習生、そして2019年から制度がスタートした特定技能外国人が、国内の製造業を支える力として重要な役割を果たしています。こうした外国人材の受け入れに伴い、会社が役所に提出しなくてはならない申請書類の作成代行なども手掛けるようになりました。さらに、外国人スタッフの場合、業務や職場以前に、日本での生活そのものに慣れるにもフォローが必要です。この生活支援に関しては、外国人を受け入れている企業全般に対し、単体でのサービス提供も行っています。
今後、新たに導入したいと考えているサービスもいくつかあります。一つには、採用支援の延長線上で、採用後の社員教育についても、当社がお手伝いできないかと模索しています。教育コンテンツの作成にあたっては、もちろん専門家との連携が必要ですが、派遣事業を通じてワーカーと人事担当者双方の思いを深く知る当社なら、その強みをサービス設計に生かしていけるでしょう。それを通じ、せっかく採用した貴重な人材の定着率に悩む皆様の課題解決に貢献したいと考えています。
もう一つ、スタッフ派遣と並ぶ、人手不足対策の新たなソリューションとして、RPA(Robotic Process Automation)による業務効率化支援を始めることも検討しています。これも実現に向けては、技術面で専門家の力を借りなければなりませんが、クライアントの課題を丁寧に聞き出す当社のヒアリング力を生かした展開ができればという展望を持っています。