私たちフォーカスシステムズは、1977年にソフトウェア開発を目的として創業し、以来50年近くにわたりITに関連するサービスを提供してきました。現在は、下記の3つのドメインで事業を展開しています。
●システムインテグレーション
お客様の業務目的に応じた情報システムの企画・開発から運用までを行います。対応している分野は幅広く、社会保険システムや航空管制システムなどの「公共システム」、クラウドを用いた公衆回線のプラットフォーム開発や通信制御装置のファームウェア開発などの「通信制御システム」、自動車やデジタルカメラ、医療端末などへの「組み込みシステム」、クラウドサービスのほか、AIやRPAなど最新の技術も活用した「業務アプリケーション」、自社開発したビーコン製品を活用した「IoTソリューション」などがあります。
●ITサービス
インフラ周りのサービスを提供しています。ハードウェア周り・ネットワーク・OS・ミドルウェアなどインフラの構築、アプリケーションソフトの開発などを行う「インフラ設計・構築」、ハードウェア環境、ネットワーク、OS、ミドルウェアの問題解決や、ハードウェアのパフォーマンス向上の支援などを技術者に対して行う「技術サポート」、ソフトウェアおよびハードウェアを含めた問題解決や障害発生時の復旧対応を実施する「運用サポート」を行っています。
●情報セキュリティ
暗号技術や電子透かしといった自社セキュリティ製品の開発・販売をはじめ、お客さまシステムへのセキュリティ機能の組込み、デジタル・フォレンジックなど、セキュリティ事故の防御対策から事後対応まで、幅広くサポートしています。
当社の強みは、独立系システムインテグレーターとして、上記のように幅広いソリューションを提供できること。また、コンサルティング力が求められる上流工程から、技術力・マンパワーが求められる下流工程までどのような業務にも対応可能です。
案件は、NTTデータや日本IBM、沖電気、TISインテック、ソフトバンクなどの大手SIerや通信会社からの二次請け案件を中心に、官公庁や自治体、民間企業からの直請け案件も数多くこなしています。二次請け案件という安定基盤の上に、高い利益率の得られる直請け案件を積み重ねることで、変化の激しいIT市場にあって9期連続増収・3期連続増益という安定成長を実現しています。
当社の取引先は大手SIerや官公庁・自治体、大手企業がほとんどで、その安定基盤を生かして堅調な成長を遂げています。その一方で、急成長しづらいという側面もあります。当社が今後一層の成長を遂げるためには、既存業務においては常に改善・改良に努めながら、リスクを恐れず、果敢に新事業の創出にチャレンジする必要があると考えています。
そのため、昨今は、企業や大学との連携を図りながら、医療画像のAI診断の開発やIoT ゲートウェイメーカーのパートナープログラムへの参画など、AIやIoT等の分野における新たな取り組みに力を入れています。また今後は、自社開発の製品・サービスを増やし、サブスクリプション型ビジネスとして展開することで着実なストックを得るなど、新しいビジネスモデルの構築も考えていかなければなりません。そして、これらの取り組みのなかから、新たな柱となる事業の確立を目指していきます。