企業情報
- 設立年度
- 1940年
- 代表者名
- 種市 順昭
- 従業員数
- 1,816人
- 資本金
- 146億円
- 売上高
- 1,400億円
- 本社所在地エリア
- 関東
- 本社所在地
- 川崎市中原区中丸子150番地
- 事業概要
- 半導体フォトレジスト分野で世界No.1シェアのメーカーです。高純度化学薬品を中心とした製造材料や、半導体用・ディスプレイ用製造装置などのプロセス機器、その他化学薬品の製造・販売も行っています。
- 会社の特徴
- 第一業界区分
- メーカー
- 第二業界区分
- 繊維・化学・薬品・化粧品
当社は、コア・テクノロジーであるフォトリソグラフィ技術をベースに、半導体フォトレジスト(半導体製造工程において、回路パターン等を形成する際に用いられる工業用化学薬品)などの材料や、各種製造装置を提供している会社です。主な事業分野は以下の通りです。
●半導体製造分野
マイクロメートルから最先端のナノメートル領域まで、最適なフォトレジストを提供しています。特に、半導体用フォトレジストにおいては世界トップシェアを誇り、パソコンやスマートフォン、薄型テレビなど、私たちの身の回りにある製品の多くに、当社の技術が使われています。
また、フォトレジストとともに半導体の製造に欠かせない、洗浄液やシンナー、現像液などの高純度化学薬品や、フォトレジスト関連装置も製造しています。
●半導体パッケージ・MEMS製造分野
高機能携帯端末や電子部品などの軽量化・薄型化・小型化を支える、パッケージ用フォトレジストやMEMS(微小電気機械システム)用材料を提供しています。
●三次元実装分野
半導体の三次元実装という独自のプロセス技術を生かし、半導体のさらなる高性能化に応える半導体製造技術をお客様に提案しています。
●パネル製造分野
有機ELなど次世代型ディスプレイの関連材料および高精度プロセス機器を開発・提供しています。
●新規事業分野
これまで培った微細化・高純度化技術とノウハウを活用し、顧客や外部機関と協力しながら、新しい構造材料や改質材料など、ユニークかつ高付加価値な材料の開発に取り組んでいます。
当社の強みは世界最高水準の微細加工技術を蓄積・発揮し、長年お客様である半導体メーカーや電子部品メーカーの高度なニーズに応え続け、エレクトロニクス業界において、強固な顧客基盤と信頼関係を構築していることです。
また、海外売上比率は76.1%となっており、そのため、多くの顧客が存在する米国・韓国・台湾に製造・開発拠点を設け、顧客密着戦略を推進しています。加えて、半導体フォトレジストや高純度化学薬品といったニッチな分野を開拓している点も強みであり、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に認定されています。
当社は2020年に設立80年を迎えましたが、2040年に迎える設立100周年に向けて、「豊かな未来、社会の期待に化学で応える“The e-Material Global Company」を経営ビジョンに掲げ、全社一丸となって取り組んでいます。
足元では5Gの登場により、半導体市場に大きな波が訪れようとしていますが、長年培った技術を活かし、市場の変革に追従することで、、既存事業で引き続きトップシェアを維持していきます。また、新規事業の創出による事業ポートフォリオの変革も目指しており、機能性フィルム、光学部材、ライフサイエンス関連材料などを注力ドメインとして、新たな収益の柱を育てていきます。