鎌倉新書は、高齢化がますます進展する「超高齢社会」のなかで、終活領域において多様なニーズ・課題に応えるサービスを、主にインターネットを使って提供しています。
1984年に会社を設立した当初は、出版社として仏教関連の雑誌・書籍を発行しており、その後、葬儀や墓石、宗教用具等の業界をターゲットとした出版社へと方向を転換しました。次いで、インターネット時代を迎えた中で、「出版」は情報を伝達するための一つの手段に過ぎないと考え、自社を「価値ある情報を提供する“情報加工業”」を行う会社と改めて定義。セミナー企画やコンサルティング、インターネットのポータルサイト運営といったサービスを展開してきました。今では、インターネットサービスでの収益が9割の会社になっています。
現在、提供しているサービスとしては、まず、それぞれの分野で日本最大級のポータルサイトとなっている『いい葬儀』『いいお墓』『いい仏壇』があります。また、葬儀・お墓・仏壇などと併せて検討する人の多い、「遺産相続」や「死後事務」といったニーズに対応するサービスとして、『いい相続』も展開。いずれもWeb上で、情報収集から、サービス選定、口コミの閲覧、問い合わせなどを行うことができ、多くのユーザーに利用されています。葬儀の延長線上としての「お別れ会」をプロデュースするサービス『Story』も好評です。
最近は、終活領域全体に視野を広げ、『いい不動産』『いい保険』『いい介護』などの新サービスも次々とスタートさせています。
インターネット以外の領域では、終活領域の事業者様や個人様に向けたセミナーの企画・運営、葬儀業界・石材業界・仏壇業界などに向けたコンサルティングサービスを行っています。
私たちが目指すのは、終活領域の社会インフラを提供することです。一度きりの人生の締めくくりにあたり、誰もが納得する終活をして、「いい人生だった」と思って最期を迎えられる。そのような社会を実現するために、終活領域におけるありとあらゆるニーズ・悩みに応えるサービスを提供することが、私たちの使命だと考えます。
サービスラインナップを充実させていく中で、ニーズは大きくても、収益自体は大きくならないものも出てくる可能性がありますが、それでも構いません。幅広いサービスをトータルで提供することで、信頼性が高まり、企業全体として長期的な成長を実現できると考えるからです。今後もユーザーの立場に立って、顕在的・潜在的なニーズをくみ取りながら、新しいサービスを創出していきたいと考えています。