ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
小平株式会社は、1912年、鍛冶屋として鹿児島県いちき串木野市で創業しました。代表取締役社長の私、小平勘太で4代目となります。創業100年を超える老舗企業ではありますが、時代の変化に柔軟に対応しながら事業多角化を図り、成長してきました。まずは1965年、LPガス(プロパンガス)の販売をスタート。その後、関連システムの自社開発をきっかけに、1982年からはIT事業を始めました。さらに貿易事業、農業事業などの多彩な事業を展開してきました。現在の主な事業ドメインは以下の通りです。
●エネルギー事業
鹿児島県と宮崎県において、「太陽ガス」のブランドでLPガスを販売しています。一般家庭への小売りだけでなく、販売店向けの卸売り、工業用のLPガス供給も行っています。LPガス容器の検査場も自前で完備。販売店様のLPガス容器をスピーディーに検査・再塗装後に出荷しています。LPガス機器の配管・設置、浴室周り・床暖房等のリフォーム工事も手がけます。鹿児島県いちき串木野市ではセルフガソリンスタンドの「アポロステーションサービス」を運営。新エネルギー分野ではグループ会社の太陽ガス株式会社とともに、太陽光・風力・小水力といったクリーンエネルギーの開発と運営に取り組んでいます。
●IT事業
九州を中心とする数百社の法人様に対して、ITを活用したソリューションを提供し経営課題の解決に貢献しています。具体的に提供しているサービスとしては、会計システムや業務システムの開発販売、ホームページ制作、スマートフォンアプリ開発などです。最近は、既存システムのクラウド移行も多く取り扱っています。
お客様に多い業種は、障がい者福祉施設、保育園、認定こども園などを運営する社会福祉法人です。九州圏内の社会福祉法人向けシステム開発では、当社は大手SIerに次ぐほどの大きなシェアを持っています。また、LPガス事業での経験を生かし、LPガス会社などのエネルギー会社に向けたソフトウェア開発サービスも行っています。
●国際貿易事業
農水産加工物の輸入や海外向けの輸出、3国間貿易の仲介を行い、各国のニーズにあった商品を提供しています。主要取扱品目は、魚のすり身を中心とした水産加工品や食品添加物です。中国・米国・ベトナムに現地事務所を構え、タイ・ベトナム・インドネシアやインド、中国などのお客様と取引を行っています。
●農業事業
地域雇用の創出と安全な食品の安定供給を目的として農業分野に参入し、2009年に生産法人のオリザ鹿児島ファーム株式会社を設立。IT管理されたハウスで味の濃さにこだわったミニトマトを栽培しています。関連会社の農業ITベンチャー・FARMFES社と連携した農場区画契約の取り組みも進めています。
何を目指しているのか?
当社の理念は「新しい老舗」です。創業100年を超える老舗企業として、受け継がれた伝統や企業姿勢を大切にしながらも古い価値観にとらわれることなく、常に進化し続ける企業を目指しています。そして、エネルギー・IT・国際貿易・農業の各事業において、時代の要請に応えながら新しいチャレンジを続けていきます。
地方では人口減少など多くの課題を抱えていますが、当社はそのような社会課題を解決する企業になりたいと考えています。また、国内だけでなく引き続き海外での事業も拡大して、“地域に根ざし、世界で勝負する”をスローガンに、グローバル展開を加速させていきます。