日本移動体通信株式会社を中心とする日本移動体通信グループは、ネットワーク、ガジェット、スマートフォン料金など、それぞれの分野に専門特化したWebメディアを運営しています。また、上場企業を含む7社とパートナーシップを結び、お金、仕事、マッチングアプリなどさまざまな分野のメディアの共同運営や、メディア運営に関するコンサルティング事業も展開しています。現在、共同運営のものも含め、約20のメディア運営に携わっています。

代表の私、加々見 朴人は、10数年前の学生時代に携帯電話・スマートフォン販売を行う合同会社を立ち上げましたが、携帯電話の販売は人件費などの固定費がかかるわりには利幅が薄く、収益化には苦戦しました。一方で、携帯電話販売事業を通じて業界知識が身に着いたため、これをコンテンツとして生かしたWebメディアを立ち上げたところ、順調にページビューを獲得。アフィリエイトなどによって高い収益が得られ、かつスピーディーに成長できることを実感し、以降はWebメディア運営事業に注力してきました。

当社の大きな強みは、自社でゼロからメディアを作って育てるノウハウに加え、既存メディアを買収し、コンテンツの改善などSEO施策を徹底して行うことで、アクセス数・売上を増加させるノウハウも持っていることです。メディアのM&Aでは、これまで買収15件、売却9件ほどの実績があり、買収時から売上を5、6倍に増やして売却したことや、月数百万円の赤字メディアを買収し、さまざまな改善策を施すことで、数百万円の黒字メディアに育てたこともあります。2017年には、東証一部上場企業の株式会社ショーケースに対して、20～40歳代女性向けライフスタイルメディアと、スマートフォン購入検討者向け情報メディアを、合計約3億円で売却。その資金を元手に別メディアを買収し、事業拡大を実現しました。

当社はこれまで、得意とするSEOスキルを生かし、類似メディアが多い、上場会社が参入しているなど、競争が激しいジャンルにおいても勝ち残れる力を持つ、強いメディアを育ててきた実績があります。このSEOスキルを最大限に生かすことにより、今後は人材、不動産、旅行などといった、市場規模の大きなジャンルにおけるポータルサイトの運営にも挑戦していきたいと考えています。大手企業も含めて多数の競合がひしめく分野ではありますが、だからこそ参入のしがいがあります。

現在の主力である領域特化型メディアについては継続して事業拡大を図りつつ、ポータルサイトの領域においても、時代を代表するようなインターネットサービスをつくりあげたいと考えています。