企業情報
- 設立年度
- 2002年
- 代表者名
- 加藤 裕之
- 従業員数
- 75人
- 資本金
- 4.4億円
- 本社所在地エリア
- 関東
- 本社所在地
- 東京都中央区新川一丁目8番8号
- 事業概要
- 「ネットワークインフラの可視化」を合い言葉に、情報通信ネットワークの稼働状況や障害発生の予兆などを監視するネットワークシステム性能監視ツールの開発・販売を主に手掛けています。
- 会社の特徴
- 第一業界区分
- IT・ソフトウェア・通信
- 第二業界区分
- システム・ソフトウェア
アイビーシーは、情報通信ネットワークの稼働状況や障害発生の予兆等を監視するツールの開発・販売・サポート及びコンサルティングを手掛けています。2002年の創業以来、一貫して「ネットワークインフラの可視化」を追求してきました。
もともと私は、企業の情報システムの中心がメインフレームと専用線だった時代から、日本を代表する大手システムインテグレーターや通信会社、通信機器メーカーの案件に携わり、ネットワーク、サーバー周りの知見を積み重ねてきました。
その後、ネットワークがどんどん高速化していき、企業内でも多様な機器が使われるようになりました。そこで必要になってきたのが、ネットワークを可視化することです。さまざまなベンダーの機器・ネットワークを利用するうえで、その性能情報を客観的にとらえて可視化することは、システムの稼働品質の向上やコストの最適化に大きな役割を果たすことになる――そのような思いで創業したのが、アイビーシーです。
当社の最大の強みは、性能監視に必要な製品を自社で開発している点にあります。現在の主力製品「System Answer G3」は、ネットワークコンピューティング領域で100メーカー以上の製品に対応し、性能情報を丸裸にできるツールです。これほど多くのメーカーに対応できる性能監視ツールを有しているのは、おそらく世界中を探しても当社以外にないと自負しています。
「System Answerシリーズ」以外にも、24時間365日有人監視サービス「SAMS」や、ブロックチェーン技術を活用したIoTセキュリティ基盤サービス「kusabi(TM)」など、ネットワーク関連でさまざまな自社開発プロダクト・サービスを開発・販売。インフラ周りのコンサルティング・設計・運用までをワンストップで提供しています。
当社は今後の成長戦略として、「成長分野への進出」「サービス領域拡大」「新製品の販売」の3点を掲げています。特に昨年度は、成長分野への進出に力を入れてきました。
その一つが、ブロックチェーン技術を活用したIoTセキュリティ基盤サービス「kusabi」です。今後巨大な市場となるIoT市場において、セキュリティ対策が大きな懸念となっています。「kusabi」は電子証明システムとデバイスプロビジョニングという当社が取得した二つの特許技術を軸に、IoTのセキュリティ対策が実現できる画期的なサービスであり、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)が規定するセキュリティ基準「検知」「対応」「復旧」を実現します。
もう一つ、保険とテクノロジーをかけ合わせたInsurTech(インシュアテック)の領域にも注力しています。子会社iChain株式会社にて、保険ポートフォリオ管理用のスマートフォンアプリ「iChain保険ウォレット」の配信を開始したほか、少額短期保険会社向けのSaaS型保険業務プラットフォーム「iChain Base」を提供しています。保険はまだまだデジタル化が遅れている分野であり、将来の成長に大きな可能性を秘めています。