セプテーニグループは1990年の創業以来、人材採用コンサルティング事業、DM事業、そしてデジタルマーケティング事業へと主力事業を変えながら成長を続けてきました。2020年には、社会や事業を取り巻く環境、およびグループの事業形態や規模の変化を受けてグループ理念を改定し、約20年ぶりに新たなビジョンを策定しました。
そして、2024年4月からは新経営体制となり、新たな中期テーマ「フォーカス&シナジー」を掲げました。
現在、主軸の「デジタルマーケティング事業」では、デジタル広告の販売をはじめ、データ、AIを活用したソリューションの提供などを通じて、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)における総合的な支援を手がけています。
2022年1月には、電通グループとの資本業務提携の深化により、電通グループの連結子会社となりました。両社の専門性を掛け合わせたオン・オフ統合マーケティングを提供する体制を構築。この体制の下、デジタルマーケティング領域でNo.1を目指しています。
「メディアプラットフォーム事業」では、新規事業責任者が自身の原体験から感じた課題や潜在的な社会課題に着目して立ち上げた事業を複数運営しています。
デジタルマーケティング事業においては、領域を「マーケティング・コミュニケーション領域」「ダイレクトビジネス領域」「データ・ソリューション領域」の3つに区分し、事業再編と強化を進めながら領域経営を展開していきます。
特にデータ・ソリューション領域では数百名体制のエンジニアが保有する技術力とノウハウを活かし、市場のニーズに応えるソリューションを開発していきます。今後、さらなる成長が見込まれるDX市場においては、これまで以上に積極的な事業展開を進め、成長機会を創出していきます。
2024年12月期以降の中期経営方針においては、中期テーマを「フォーカス&シナジー」に設定しました。
これまで築いてきた人的資本経営を基盤に、当社グループの強みを進化させながら、事業セグメント間、また事業領域内でシナジーを生み出し、複数の強い事業を持つグループとなることで、中長期の持続的成長と企業価値向上を目指します。
2023年12月期の連結でのNon-GAAP営業利益40億円(決算期変更に伴い12ヶ月換算)に対して、2026年12月期には連結でNon-GAAP営業利益80億円の目標を掲げています。現状の収益はデジタルマーケティング事業におけるマーケティングコミュニケーション領域が牽引していますが、グループ全体で競争力を高め、データ・ソリューション領域やダイレクトビジネス領域の収益構成比上昇を目指します。
オーガニックでの成長はもちろんのこと、M&Aについては積極検討しています。