ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
当社は1975年に岡山県で創業。現在は全国に53拠点を置き、人材派遣・紹介事業、および幅広い領域でのアウトソーシング事業を展開しています。
事業の柱となっている人材関連ビジネスは、グロップグループ全体における売上の約8割を占め、その大半が生産現場への製造派遣です。派遣実績のある顧客の業種は、食品加工から物流、家電、半導体、機械、自動車まで、多岐にわたります。
アウトソーシング事業では、創業当初から多様な業務を請け負ってきた中で蓄積したノウハウを、多方面に展開。生産ラインの業務を一気通貫で請け負う独自の「ラインソーシング」サービスのほか、メーリングサービスやロジスティクスサービスなど、各種BPOサービスを提供しています。長年の経験に基づく高品質・低コストのサービスは確かな信用力を獲得しており、現在では、国税庁をはじめとする官公庁のお客様にもご利用いただいています。
2005年からは海外展開も本格化させ、現在、マレーシア、ベトナム、中国、タイに計7拠点を設置。国内企業に対するグローバル人材の紹介を行っており、今後は農業や介護など人手不足が深刻な業界において、当社のサービスが一層存在感を発揮していけると考えます。さらに、マレーシアの子会社EASTOOL INDUSTRIES Sdn.Bhdでは、電子機器の製造受託サービスや医療用血液バッグなどの受託生産も行っています。
直近の2023年8月期、グループの売上高は596.1億円と過去最高を達成しました。これまでの事業成長を支えてきたのは、当社の従業員です。経営理念に「我が社の基軸は人である。我が社はその基軸である人と共に成長し続ける」を掲げる当社の採用プロセスでは、現時点の能力以上に「人柄」を重視しています。自社の事業や日々の業務に対して誠実であれば、仕事に対して意欲的になれ、結果として、成果や能力もついてきます。同時に、顧客や派遣登録スタッフに対して丁寧に、思いやりを持ってコミュニケーションができれば、顧客・登録スタッフ双方の満足度も向上するという考え方です。
また、業界トップクラスの堅実経営も当社の強みです。創業以来40年以上にわたって無借金経営を続けており、一度も赤字を計上したことがありません。帝国データバンクによる評点も毎年70点以上を維持しているなど、健全な財務体質が評価されています。
何を目指しているのか?
私たちの目標は、2050年までに全世界で100万人を雇用し、売上1兆円を達成することです。2020年10月現在、派遣中のスタッフは約1万6,000人ですから、これから30年で60倍以上に増大させる計算になります。
そのために重点的に取り組んでいるのは、従業員の採用・育成の強化です。社会の成熟と少子高齢化で人手不足が一層深刻化する中、人材の獲得競争はますます激化しています。その中で当社が生き残っていくためには、意欲的な人材が常に新しいことにチャレンジでき、成長できる環境を整えていくことが必要です。例えば、新規事業の立ち上げ・運用、海外展開の強化などが、人材の成長を促すチャレンジのフィールドになるでしょう。従業員の実践力の向上は、事業成長に直結すると考えています。
すでに当社では、従業員が主体的にチャレンジできる組織風土は形成できています。これまでの多くの事業展開も、ボトムアップで推進されてきました。こうした組織風土を土壌に、当社の最大の強みである「人」がより成長できる機会の創出を図っていくことが、当面の課題です。