シリコンスタジオ株式会社

企業情報

設立年度
1999年
代表
梶谷 眞一郎
従業員数
232人
資本金
4.5億円
売上高
45.9億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-21-3 NRビル
事業概要
独自の3DCG技術を強みに、ゲームや3Dアニメなどコンテンツ制作会社への技術提供や開発支援を展開。独自のミドルウェア提供のほか、受託開発も手がけます。クリエイター人材に特化した人材事業も行っています。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
システム・ソフトウェア

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

シリコンスタジオは、最先端リアルタイムCG技術やコンテンツ制作環境の提供を主軸とする事業を展開しています。1990年代にCG技術で一世を風靡したアメリカのシリコングラフィックス社の日本法人からスピンアウトする形で、1999年に設立されました。2015年には東証マザーズに上場を果たしています。

創業以来、3DCG技術のエキスパートとして、ゲーム会社や3Dアニメーション・映画などのコンテンツ制作会社への技術提供や開発支援を行ってきました。特にゲーム業界向けには、CGの新たな可能性を拓くべく、背景をぼかして画像に遠近効果を出す「YEBIS」、間接光の効果をリアルタイムに計算し、3DCG空間上に実写のような繊細な照明効果を生み出す「Enlighten」などのミドルウェアを展開。数多くの著名なゲームタイトルに採用されてきました。
ミドルウェア提供のほか、クライアント各社の仕様に沿った制作ツール開発を受託するケースもあります。受託案件のクライアントはエンターテイメント関連会社のみに留まらず、有名グローバル企業とも多数お取り引きがあります。

開発推進・支援事業に次ぐ、当社のもう1つの柱は人材事業です。ゲームやウェブ、映像業界に特化したエンジニアやデザイナー、ディレクターなどのクリエイター人材を派遣・紹介する「シリコンスタジオエージェント」を展開。クリエイティブ業界に特化しているからこそのマッチング力は、クライアントから高い評価を得ています。

さらに、近年はエンターテインメントやIT以外の業界に向け、CG技術を活かした業務を行う機会も増えてきました。たとえば、お取り引きのある自動車メーカーでは、ドライバーをAIで自動認識し、背格好に合うドライビングポジションに設定したり、居眠りやよそ見をしていると警告音を鳴らすシステムを開発しています。その際、AI機械学習において、人種も性別も異なる人間の画像データが大量に必要となるため、当社が自社ツールを使ってCGで何万枚もの教師データを作成する業務を請け負っています。また、住宅メーカーに対しても、バーチャルモデルルームの開発支援を行うなど、当社が長年培ってきた技術の提供先が今、DXを志向する企業が増える中で、大きく広がりつつあります。

何を目指しているのか?

当社は昨年2019年に創立20周年を迎えました。今を「第2創業期」と捉え、次の成長に向けて新たな収益の柱となり得る事業の創出を目指しています。

新領域開拓における1つのキーワードは、「クラウド」です。今ではオンラインゲームをはじめ、多くのコンテンツサービスが大手のクラウドサービス利用へと移行しています。この流れを踏まえ、クラウドサービスの導入・運用などを手掛ける会社と連携することで、新たな事業展開が可能になるのではないかと考えています。
また、クライアント各社の制作環境という観点でも、昨今のリモートワークの浸透により、多くの作業がクラウド上で行われるようになっています。ここにも新たなビジネスチャンスがあると考え、既存サービスのクラウド化や新規クラウドサービスの立ち上げなどを想定しています。

もう1つのキーワードとして注目しているのが、「ディープラーニング」です。先ほど紹介した教師データ作成のように、ディープラーニングの運用のために、CG技術を活用する取り組みも、もちろん拡大していきます。加えて、逆方向の取り組みとして、ディープラーニングの活用により、CGのクオリティや制作効率を進化させていくことも可能だと考えています。
後者については、たとえば、ゲームやアニメなどの背景に使われる美しい風景の3D映像を作るプロセスなどに適用できる可能性があると思います。春夏秋冬それぞれの大量の風景写真とその被写体の情報をAIに学習させることにより、写真を読み込ませるだけで、自動的に被写体を判別し、3D化できるシステムを作れたら――まだ全くのアイディア段階ですが、そんな展開も思い描いています。