虎の穴ラボ株式会社

虎の穴ラボ株式会社

https://yumenosora.co.jp/tora-lab

企業情報

設立年度
2019年
代表者名
吉田 博高
従業員数
40人
資本金
3,500万円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都千代田区外神田3-13-8 東京角田ビル4F
事業概要
ユメノソラグループのデジタルシフトを担うエンジニア集団。同人誌などのECサイト「とらのあな通信販売」とクリエイター支援プラットフォーム「Fantia」の開発・運営、デジタルマーケティングを手掛けます。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
インターネット・Webサービス

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

虎の穴ラボは2019年10月、ユメノソラホールディングスから分社する形で誕生しました。ユメノソラホールディングスの中核会社は、アニメ、漫画、小説を原作とした二次創作物や、商業流通のないオリジナル漫画、いわゆる「同人誌」を販売するショップ「とらのあな」の運営で知られる株式会社虎の穴です。ホールディングス傘下に6社を擁し、クリエイターとファンを結ぶ各種事業を展開しています。

虎の穴は、全国にショップを展開している一方で、業界内でもいち早く事業のデジタルシフトを推進してきました。ECサイト「とらのあな通信販売」の年間売上は100億円を超え、EC化率は7割に達しています。国内はもとより、海外でも北米、アジア中心に、40を超える国・地域にファンが広がっており、登録ユーザー数は約320万人に上ります。

加えて、近年、急成長しているサービスに、クリエイター支援プラットフォーム「Fantia」があります。クリエイターがプラットフォームに作品をアップすると、応援したいファンからの資金援助が得られる仕組みで、イラストレーターのほか、コスプレイヤーなど、さまざまなクリエイターに利用いただいています。2020年の取引金額は70億円に達する勢いです。
2016年に「Fantia」をローンチした際は、類似サービスが存在しない状況でしたが、その後、他社もクリエイター支援プラットフォームに参入。現下の新型コロナウィルス感染拡大により、リアルの作品販売イベントの開催が難しくなった中、クリエイターの皆さんが活動を継続していく手段の一つとして、一層の盛り上がりを見せています。

こうした事業を展開するユメノソラグループにおいて、エンジニア集団である虎の穴ラボは、グループのデジタルシフトをリードしています。現在、展開しているのは、主に以下の3事業です。

●ECソリューション事業
「とらのあな通信販売」のサイト構築から運用、物流・決済など周辺事業との連携までを一貫して手掛けています。

●クラウドソリューション事業
「Fantia」の開発と運用を行っています。これをベースに、将来はシェアリングサービスやマッチングサービスなどのプラットフォーム開発、運営受託にも発展させていくことを視野に入れています。

●デジタルマーケティング事業
「とらのあな通信販売」「Fantia」のSEOやWEB広告等の集客、UIUX、ユーザビリティ改善などを推進しています。

何を目指しているのか?

ユメノソラグループは、「クリエイターの支援を通じて、世界を遊びきれないほどのクリエイティブ=エンターテインメントで満たし、誰もが創作物を楽しむ充実した日々を送る」世界の実現を目指しています。

そして、クリエイターによる作品や関連商品をより早く、広く、多く流通させていくためには、あらゆるサービス・業務のデジタル化、オンライン化を一層進展させていくことが重要です。当グループでは、販売チャネルのオンライン化は軌道に乗っている一方、コンテンツのデジタル化に関しては、まだ進んでいるとはいえません。ソフトウェアもしくはWeb配信によるコンテンツ提供の割合を早期に紙媒体と同程度まで引き上げ、さらには紙媒体をしのぐ規模にまで成長させていくことを目指します。

取り扱う作品・商品のジャンルも、今後は広げていきたいと考えています。創業以来、取り扱ってきた同人誌の分野では、すでに一定のシェアを獲得していることから、同人誌をベースに培ってきた事業ノウハウを、今後はより幅広いクリエイティブ作品の流通に生かしていくことで、成長可能性を拡大していきます。

このような展望の下、成長著しい「Fantia」については、アニメや漫画だけでなく、一般の絵画作品やクラフト作品などのクリエイターも集まるプラットフォームへと進化させていきます。同時に、グローバル展開も強化し、現状では2割弱に留まっている海外クリエイターの割合を、今後3年ほどのうちに5割超まで高めることを目標としています。これにより、国内No.1のパトロン型クラウドファンディングサービスを目指すとともに、世界でもクリエイター特化型クラウドファンディングにおけるNo.1を目指していきます。

このほか、新規の事業として、電子書籍サービスやクリエイター向け業務発注・管理サービス、クリエイター向けCtoCモール、動画関連サービスなどの立ち上げにも、挑戦したいと考えています。

こうしたグループ全体の変革の中で、虎の穴ラボとしても、自社オンラインサービスの開発と運用を通じ、グループ外からも安定したサービス収入の見込める、ストック+フロー型の収益モデルの確立を図っていきます。