柴田科学株式会社

柴田科学株式会社

https://www.sibata.co.jp/

企業情報

設立年度
1945年
代表者名
柴田 眞利
従業員数
279人
資本金
1億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都台東区池之端2-6-6
事業概要
「環境保全」をコンセプトに、環境測定機器事業・汎用科学機器事業・理化学用ガラス機器事業・プラントエンジニアリング事業の4事業を展開。環境測定機器など、市場シェアNo.1の製品も多数あります。
会社の特徴
第一業界区分
メーカー
第二業界区分
精密・医療機器

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

柴田科学の製品群(左から、粉じん測定機、化学合成・反応装置、理化学用ガラス機器)

柴田科学の製品群(左から、粉じん測定機、化学合成・反応装置、理化学用ガラス機器)

柴田科学は1921年(大正10年)、理化学および医療用ガラス器具を製造・販売する企業として創業しました。その後、汎用科学機器、環境計測機器、プラントエンジニアリングなどの事業を次々と展開。人々の健康、安全、安心に貢献する技術を地道に磨きつつ、どこまでもまじめで実直な企業文化を育んできました。

現在は、埼玉県草加市、長野県飯田市、そして台湾の高雄市に製造拠点を構え、下記の4つの事業を行っています。

●環境測定機器事業
SIBATAブランドのシンボルとなっている事業です。環境測定機器の企画、開発、検証、販売までを一気通貫で手掛けています。
中でも、市場シェアNo.1を獲得している製品として、粉じん測定機、ガス捕集装置が挙げられます。これらは、主に製造業において、作業環境測定、室内環境測定、大気環境測定など、規制対応目的の測定に使用されます。また、水道水やプールの水質管理、食品製造現場の衛生管理などにおいて、規制やHACCPなどの規格対応目的の測定に使用される、残留塩素測定器もトップシェアを誇ります。
さらに、マスク(医療・労働衛生用呼吸用保護具、サージカルマスク)性能評価の分野では、国内唯一の試験装置メーカーであり、当社製品が国家検定機として使用されています。

●汎用科学機器事業
国立・民間の化学・薬学系大学、研究所などで使用される化学合成装置や化学濃縮装置をはじめ、各種科学機器・装置、制御装置、分析装置などを製造しています。

●理化学用ガラス機器事業
国立・民間の化学・薬学系大学、研究所などで使用される化学実験用ガラス器具、ガラス計量器などを製造しています。プラスチック製ディスポーザブル製品の登場後、ガラス機器は市場が縮小傾向にありましたが、最近は人体や生態系への配慮から、自然素材であるガラスが見直されています。また、ガラス機器には、他に代替が利かない用途もあります。当社はこの分野で、業界有数の知名度と信頼性を誇ります。

●プラントエンジニアリング事業
化学プラントエンジニアリング装置の設計・施工を行います。当社は、研究用から製造用までのガラス製および金属製プラントを手掛ける国内唯一のメーカーです。併せてこの事業では、研究所などで使用される動物実験装置、環境試験装置も製造しています。

なお、昨今のコロナ禍においては、マスク性能試験装置、マスクフィッティングテスター、消毒液の検査器などの提供を通じ、感染拡大防止に貢献しています。

何を目指しているのか?

2021年に創業100周年を迎えるにあたり、「次の100年に向け更なる成長を目指し、2031年に売上100億円を目指す」をビジョンに掲げ、既存事業の強化と補完、新規事業の創出、海外展開の強化を進めています。

既存4事業の中では、「環境測定機器事業」「理化学用ガラス機器事業」を注力ドメインとしています。

主力の環境測定機器事業では、HACCPの義務化、食の安全のニーズを受け、油の劣化簡易検査など、食品の簡易検査の市場が伸びています。これに対応するため、現状のラインアップを補完する製品開発や技術の獲得を進めています。

理化学用ガラス機器事業においては、今後もガラスの加工技術に磨きをかけ、業界での高いポジションを確固たるものにしていきます。

新規事業としては、環境計測事業で培った技術を活かし、医療・ヘルスケア分野の検査・診断などへの進出を検討しています。

海外展開については、すでに中国、韓国、台湾、ベトナム、インドネシア、インドに進出し、各種製品に対して高い評価をいただいています。現在の輸出比率7~8%を20%まで引き上げていくことを目指しています。