リックソフト株式会社

リックソフト株式会社

https://www.ricksoft.jp/

企業情報

設立年度
2005年
代表者名
大貫浩
従業員数
108人
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都
事業概要
アトラシアン社製品を中心に、アジャイル開発領域の海外ソフトウェアを扱う「ライセンス・SIサービス事業」を展開しています。併せて、アトラシアン社製品のアドオンを自社開発し、グローバルで販売しています。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
システム・ソフトウェア

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

アジャイル開発向けソフトウェア関連の3事業を展開。世界の製品を日本へ、自社製品を世界へ届けています。

アジャイル開発向けソフトウェア関連の3事業を展開。世界の製品を日本へ、自社製品を世界へ届けています。

当社は2009年の創業以来、主にアジャイル開発向けソフトウェアに関わる3事業を展開しています。

売上構成比の85%以上を占めるメイン事業は「ライセンス&SIサービス事業」です。グローバルの優れたソフトウェア・ツールのライセンスを国内に販売するとともに、導入に伴うコンサルティングやアドオン開発を行っています。主力商材は、アジャイル開発領域のトップブランドであるアトラシアン社製品で、同社製品の黎明期以降、国内におけるエバンジェリストしてサービスを提供しています。

また、ライセンス&SIサービス事業から派生して、当社でライセンス販売するツールの運用管理を24時間365日対応で請け負う「クラウドサービス事業」(サービス名「Rick Cloud」)を展開。

さらに「自社ソフト開発事業」として、アトラシアン社製品のアドオン製品を企画・開発し、世界70カ国で販売しています。「WBS Gantt-Chart for Jira Cloud」をはじめとする自社製品の顧客数は約3,500社で、その8割が海外企業です。北米を中心に、ヨーロッパやアジアの市場でも支持を獲得しています。

当社が創業時から強みとしているのは「技術に強い技術商社」であることです。全従業員のうち約4割が技術者であり(83名中32名、2020年11月時点)、海外製品への深い理解と広範な知識を有する人材基盤を構築しています。これにより、従来の商社機能メインの企業では成しえなかった、一歩踏み込んだ製品導入コンサルティングや運用ノウハウ提供が可能となっています。

当社の製品サポート力は海外ソフトウェア企業から高く評価されており、アトラシアン社による同社製品の顧客対応力ランキングでは、全世界500社以上のパートナーの中で上位10位をキープ、国内パートナー13社のうちではトップです。技術的背景に裏付けられた課題解決力が国内市場のニーズを捉えたことで売上は着実に増加しており、2020年2月期は前年比24.4%もの売上成長を達成しました。

何を目指しているのか?

ミッション「『価値ある道具(ツール)』を世界中の人が使えるようにする」の実現に向け、当社ではドメスティック、グローバルそれぞれの市場についてゴールを設定し、達成に向けて邁進しています。

国内市場で目指すゴールは、世界中の優秀なソフトウェア・ツールの活用を推進し、日本企業の生産性向上・価値向上を後押しすることです。DXの必要性が叫ばれる中、アジャイル開発は、もはや一部のIT業界だけのものではありません。目まぐるしく変化する市場のニーズへ柔軟に対応可能なシステム開発を行い、デジタル化によるビジネス変革を行うことは、どの業界においても求められているといえます。

さらに、DXが進むビジネス環境で競争力を維持するためには、日々進化するデジタルツールを積極的に取り入れ、ビジネススピードを向上し続けることも不可欠です。当社のライセンス&SIサービス事業は、そうした国内ビジネスの課題解決に貢献できると考えています。

具体的な事業戦略としては、国内外の優れたソフトウェア製品を組み合わせて活用できるDX支援プラットフォームを構想しています。ビジネス変革に向け、事業や業務を一から設計し直したいと考える顧客に対して、製品の組み合わせや活用方法ごと提案するイメージです。このプラットフォームの構築に向け、現在ではアトラシアン社製品だけでなく、アルフレスコ社やタブロー社などの製品も積極的に取り扱っています。

グローバル市場においては、世界に通用するソフトウェア製品を自社で開発し、提供することを目指しています。今や、優秀なソフトウェアは、企業が世界のビジネスシーンで影響力を発揮する上で不可欠な要素のひとつになっているといえるでしょう。

しかしながら、現時点では、日本のソフトウェアは海外で選ばれる水準に達していません。私たちは、日本のソフトウェア産業を世界で戦えるレベルにまで成長させていくべきだと考えています。その土台を作るため、当社が先陣を切って、グローバル市場における日本発ソフトウェアの小さな成功を積み上げることが目標です。

この実現に向けた取り組みとして、オープンイノベーションを活用した自社ソフト開発を強化していきたいと考えています。国内で生まれた価値の高い要素技術を取り入れ、まずはアトラシアン社製品のアドオン市場で、革新的な製品を発信していきたいと考えます。

一方、これらの事業戦略を推進する上で課題となっているのは、海外のソフトウェアやツールのノウハウ・知識を有する優秀な人材(技術者、営業担当者)の確保です。国内では同領域に精通した人材が未だ不足していることから、現在はポテンシャルのある人材を採用・社内育成している状況であり、事業成長に要員数が追いついていません。今後に向けて即戦力となる人材をスピーディに確保するべく、M&Aや事業提携を活用したいと考えています。