沖縄セルラー電話株式会社

沖縄セルラー電話株式会社

https://www.au.com/okinawa_cellular/

企業情報

設立年度
1991年
代表者名
菅 隆志
従業員数
248人
資本金
14.1億円
売上高
742億円
本社所在地エリア
九州・沖縄
本社所在地
沖縄県那覇市松山1丁目2番1号
事業概要
沖縄県内で圧倒的なシェアを誇る、KDDIグループの通信会社です。通信事業や電力供給事業のほか、アグリ事業、ECサイト運営事業など、地元の課題解決のための新規事業も推進しています。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
通信

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

沖縄セルラー電話は1991年、KDDIをはじめ沖縄県内の有力企業43社の出資により設立された「沖縄県民のための通信会社」です。企業理念は「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること」。沖縄唯一の総合通信事業者として、強靭で高品質な通信の維持に努め、地元企業やパートナー企業と共に成長してきました。

1997年には、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場。ストック型ビジネスの安定性を強みに、8期連続増収増益を達成するなど、業績は順調に推移しています。

沖縄県には、広大な海域に46の有人島があります。当社は本島だけでなく、離島にもつながりやすく安定した通信サービスを提供するため、各島で基地局の整備を進めてきました。沖縄県内でのシェアは、スマートフォンなどモバイルで約50%、FTTH(家庭向け光ファイバー通信)では約30%に上っています。

2020年には、5G通信の普及に伴うトラフィックの増大を見据え、沖縄と九州を結ぶ海底ケーブルを敷設し、運用を開始しました。大規模災害時には、本土との通信を遮断させないためのバックアップの役割も果たします。さらに、2021年中には、都市型データセンターを併設した、免震構造のスマートオフィスビル「沖縄セルラーフォレストビル」の完成も予定。災害に強く、信頼性の高い通信サービスの提供に努めています。

通信以外の事業にも取り組んでいます。2019年には沖縄電力との業務提携で、一般家庭向け電力供給事業「auでんき」をスタートし、急成長を遂げています。

地域貢献の一環として、アグリ事業も始めました。南大東島をはじめ、各離島にICTを駆使した植物工場を建設し、新鮮で無農薬の葉野菜を島民の皆様に提供しています。また、本島の大宜味村ではイチゴの水耕栽培を開始し、安全・安心な沖縄県産イチゴ「美ら島ベリー」を県民の皆様に届けられるようになりました。こちらは近い将来の輸出も視野に入れ、香港や台湾へのテスト販売も行っています。

さらに、沖縄の隠れた魅力を全世界に向けて発信するため、「美ら島ベリー」をはじめとする農産品、工芸品など、多彩な沖縄特産品を紹介・販売するECサイトも立ち上げました。「沖縄CLIPマルシェ」と名付けたこのECサイト事業は、県の観光振興にもつながる取り組みと捉えています。

このように、当社は地元企業と協働して、地域の課題解決のための新しいサービスを積極的に推進しています。

何を目指しているのか?

5GやIoT、AI、ビッグデータをはじめとした技術の進展により、通信事業をめぐる環境は大きな変革期にあります。20年には海底ケーブル事業を展開するなど積極的に新規事業を推進しているが、当社は今後もこうした環境の変化に柔軟に対応し、通信事業の一層の発展を図っていきます。

また、さらなる新規領域における取り組みを加速していくことが、これからの大きなチャレンジです。沖縄県は国内でも珍しく、2030年まで人口増加が継続すると推計されています。若年層割合が全国トップクラスであり、さまざまな市場の拡大が期待されます。当社は「地元に全力!」のキャッチフレーズのもと、通信の枠にとらわれず地元の他企業とも協働しながら、沖縄の課題解決につながるサービスを、一層のスピード感を持って開発・展開していくことを目指します。