ティアンドエス株式会社

ティアンドエス株式会社

https://www.tecsvc.co.jp/

企業情報

設立年度
2016年
代表者名
武川 義浩
従業員数
302人
資本金
3.4億円
売上高
32.6億円
営業利益
6.2億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい 3丁目6番3 MMパークビル11階
事業概要
2020年8月に東証マザーズに上場、企業のシステム開発や運用保守、半導体工場のITインフラ運用などを行う企業です。半導体市場の拡大の影響もあり、2020年11月決算では5期連続最高利益を更新しました。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
システム・ソフトウェア

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

ティアンドエスは、2社の合併により2016年に誕生した会社です。半導体メーカーを中心に、あらゆる産業のお客様に対して、システム開発や運用保守を中心としたサービスを提供しています。展開する事業をサービス内容別に以下の3つのカテゴリーに区分しています。

●ソリューションカテゴリー
工場等の生産管理システムや半導体製造に関わるシステム、発電所に関わるシステム、医療システムなど、各種業務システムの開発、運用保守を受託しています。お客様のご要望に応じて、請負開発または派遣のかたちで、技術・人材を提供しています。大手企業を主要顧客とした基盤となる事業です。

●半導体カテゴリー
顧客の半導体工場内へ技術者を派遣するかたちで、システム運用保守やITヘルプデスクなど、ITインフラストラクチャー運用支援全般のサービスを提供しています。工場が存続する限り、安定的に取引が継続する点がこの事業の特徴です。

●先進技術ソリューションカテゴリー
高度なソフトウエア開発力を武器に、急成長が見込まれる産業領域AI(画像処理・認識・機械学習・論文アルゴリズム調査等)の開発、自動運転関連のソフトウエアの開発にターゲットを置いたサービスを提供しています。なかでも、「論文調査」や「論文アルゴリズム実装/評価」といったAIアルゴリズム研究開発支援業務が急拡大中です。また、世界最先端技術でデファクトスタンダードとなる「スピントロニクス技術(STT-MRAM等)を搭載した次世代AIプロセッサ」関連のソフトウエア開発の研究にも力を入れています。

いずれのカテゴリーも、大手企業との取引が多いことが特徴の1つ。ソリューションカテゴリーでは、東芝、日立、キオクシアといった大手企業グループからの受注が8割近くを占めます。半導体カテゴリーの主要顧客はキオクシア、先進技術ソリューションカテゴリーの顧客も自動車メーカーや精密機器メーカーなどです。こうした取引経験や実績をもとに、新規の大手企業にも取引を広げています。

優秀な人材も当社の競争優位性の1つ。当社は従業員の9割以上がエンジニアという技術者集団であり、豊富なリソースの活用による内製化の実現や、高付加価値サービスの提供などが、業界平均の約2倍という高い利益率につながっています。人材採用に関しては、全社員数の10%を毎年新規採用する目標を掲げています。2020年8月には東証マザーズ市場への上場を果たしており、今後はこれまで以上に人材を獲得しやすくなると期待しています。

何を目指しているのか?

当社では「100年企業を目指して」をキャッチフレーズに、中長期的な成長戦略を描いています。基盤ビジネスの層を厚くするとともに、新しい成長分野へ積極的に投資していく方針です。

基盤ビジネスの中心的役割を担うのは、ソリューションカテゴリーです。このカテゴリーでは、これまでの安定した顧客基盤を大切にしながら、堅実な経営を続けます。

半導体カテゴリーは、安定ビジネスであると同時に、ここ数年著しく成長している分野でもあります。お客様の工場増設計画に追従しながら、今後も安定的な成長を図ります。主要取引先の新工場棟建設もあり、派遣技術者の増員要請をいただくなど、当面は拡大基調が続くと考えています。

先進技術ソリューションカテゴリーは、新しい成長分野として積極的な展開を図ります。高度技術者の採用も進んでおり、獲得した新規案件にも対応できる準備が整ってきました。また、2020年12月にR&Dセンターを新設し、研究開発業務を独立させています。こうした体制のもとで培われる高度な技術力を背景に、既存のAIアプリケーション開発を拡大展開していきます。さらに、スピントロニクス技術を用いたAIプロセッサに関する研究開発成果を収益につなげられるよう、ビジネスモデルの構築を図っていきます。