社会資本や生活インフラの整備に欠かせないコンクリート製品や防災製品を提供しています
2014年に3社合併により設立されたゼニス羽田株式会社と、株式会社ホクコンが経営統合し、2018年に親会社として設立されたのが株式会社ベルテクスコーポレーションです。2021年4月には傘下の2社が合併し、新会社「ベルテクス株式会社」も誕生。ベルテクスグループとして多彩なサービスを提供しています。
「安心のカタチを造る。」をモットーに、自然災害の絶えない日本において、どこに住んでいても安心して暮らせる世界の実現を目指し、大地震対応製品や浸水対策製品をはじめとするコンクリート事業、落石・土砂防護柵の防災事業などを展開しています。
●コンクリート事業
マンホール、ヒューム管、ボックスカルバート等のコンクリート二次製品の製造・販売、その他関連商品の販売、据付工事並びにメンテナンス
●パイル事業
遠心力プレストレストコンクリートパイルの製造・販売、並びに杭打工事
●防災事業
落石防護柵等の防災製品の製造・販売、並びに設置工事
●その他事業
セラミックス事業、RFID(非接触タグ)事業、コンクリートの調査・試験事業、システム開発・販売事業、アグリ事業、乳酸菌事業、不動産事業
当社の強みは、製品の優位性と技術提案力、それらを活かしたビジネスモデルにあります。当社の直接的なお客様はゼネコンですが、設計を受け持つ設計コンサルタントや、発注者である官庁・デベロッパーとも積極的にコミュニケーションを取り、設計段階から製品PRや技術提案を行っています。
付加価値の高い製品・サービスや活用法を提供する独自のビジネスモデルにより、価格競争が多い業界のなかでも高い利益率を確保しています。また、大学等と連携することで効率的かつ高いレベルの研究開発を行っており、特許や実用新案の数は業界トップクラスを誇ります。
自然による脅威に見舞われることが多い日本では国土強靭化対策が不可欠です。また、労働生産人口の減少による施工の効率化の必要性から、コンクリート製品を工場生産し、現場で設置するプレキャスト工のニーズも高まっており、当社を取り巻く市場は中長期的に拡大が予想されます。
「防災」マーケットのリーディングカンパニーとして、ベルテクスグループは主力事業の深掘りによるオーガニック成長の推進、成長事業の育成と新たな収益機会獲得、持続的成長を可能とするための経営基盤整備の3つを基本方針に、事業および経営基盤の両面の強化に取り組んでいます。
中期経営計画では2024年3月期に連結営業利益61億円、ROE10%以上の達成を目指しています。