DX支援とIT人材調達支援を中心に事業を展開
コアコンセプトテクノロジー(CCT)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援やIT人材調達支援を行っている会社です。各事業の内容は次の通りです。
●DX支援
主に製造業・建設業に向けて、独自のDX実現手法「CCT DX-Method」やDX開発基盤「Orizuru」を活用し、DXを支援するサービスを提供しています。CAD/CAM開発経験者が持つ製造業・建設業領域に対する業務知識と、先端AI/IT技術の知見を合わせ、企画から設計開発、システム構築、生産・施工・出荷まで、一貫したデジタルデータ活用によりDX実現に導いています。
●IT人材調達支援
プロジェクト推進やチームマネジメントに関するノウハウ、IT人材調達力を生かし、事業会社、大手SIer、コンサルティングファームに対してエンジニア人材の調達支援を行っています。ニーズにマッチしたIT人材を迅速に調達可能なプラットフォーム「Ohgi」を構築し、これを自社で活用するだけでなく外部にも公開しています。
DX支援は、(1)目指す姿の策定、(2)技術検証、(3)仕組み構築、(4)内製化支援、という4段階のプロセスで行われ、顧客企業が内製化を実現すると、当社によるDX支援は終了します。しかし、その後もIT人材調達支援サービスを提供することで、顧客との取引が継続するビジネスモデルになっています。
なお人材調達支援においては、創業時より数千社もの中小IT企業を直接訪問し、パートナーネットワークを構築してきました。この地道な活動により、東京にいるエンジニアの約半数の情報を確保。ハイレベルエンジニアからプログラマーまで、当社に集められないスキルはないと自負しています。
国内IT業界は多重請負構造が常態化し、これが事業会社や下請け中小IT企業に多様な問題を生じさせています。当社は、事業会社に対してDX実現・内製化できる「方法論+機能基盤」や、外部のIT人材を直接調達できる仕組みを提供することで、業界の多重請負構造を解消することを目指しています。そのために各事業では、次のような施策を進めていきます。
●DX支援
「Orizuru」の機能拡充、DX支援領域(対象産業)の拡大、Salesforceカスタマイズ等のクラウドソリューションの拡大
●IT人材調達支援
既存顧客との取引拡大、新規顧客開拓、Ohgi手数料ビジネス拡大、パートナーネットワークを全国主要都市に拡大
これらを進めることで高成長を持続させ、2021年12月期計画における売上高76.5億円を、3年後には170億円に、さらに5年後には売上高300億円にまで拡大する計画です。