2024年4月9日、株式会社M&Aクラウドのサービスを利用中の株式会社ランディックス様は、株式譲渡契約により、不動産テックベンチャーのリンネ株式会社様を完全子会社化したことを発表されました。
リンネ様は、東京エリアの中古マンションの売買仲介および売買を主力事業とし、独自のIT技術を駆使することで、従来の不動産事業者では為し得なかった物件紹介のスピードと、顧客ごとにカスタマイズされた最適な物件選定を両立しています。同時に、独自開発した顧客管理システムによって顧客反響をリアルタイムに営業組織全体で共有し、顧客対応レベルの標準化を行っており、2017年3月の創業以来大きな成長を実現しています。
近年の不動産業界においては地価の上昇、資材コスト・人件費の高騰に起因する不動産価格の上昇により事業者間の競争はより一層激化してきておりますが、独自の顧客管理システムとサービスコンセプトによる高い顧客とのリレーション力を確保しています。
ランディックス様は、東京の城南エリア(注1)を中心に、特に富裕層顧客を対象とした戸建住宅の売買仲介・売買を行っており、創業以来蓄積した顧客データを活用することで高いリピート・紹介率を実現し(全成約顧客の3割程度)、近年では既存の住宅事業のクロスセル事業として収益用不動産の開発・販売を拡大しています。
※注1:世田谷区、目黒区、大田区、渋谷区、品川区、港区の6区。
ランディックス様の発表による、完全子会社化の目的および展望は以下の通りです。
「事業エリアの拡大、人員増強を行う上では、新たに採用した若手人材の早期立ち上がりが課題となっていました。今回、リンネ社のIT技術における強みである顧客管理システムの構築力を得ることで、顧客に対して更に的確な物件紹介を、よりスピーディーに行うことが可能となり、営業組織全体の顧客対応の標準化の推進が見込めます。これまで当社が蓄積してきた富裕層顧客に対する営業ノウハウを具体的な顧客対応手順として設計し再構築することで、営業ノウハウを蓄積し改善を長期的に行っていけると考えています。また、リンネは高いIT技術と営業管理能力を持ちながらも、人材不足による収益力の伸び悩み、エリアごとの特性や顧客対応ノウハウに関する不足という課題がありましたが、当社と経営資源、経営ノウハウを共有することでこうした課題を解消し、大きな飛躍を遂げることができます。」
本M&Aの詳細については、以下をご覧ください。
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ランディックス様のプレスリリース
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