募集の概要
- 買収対象領域
- ●Web制作、Webマーケティング ●商業用不動産のリーシング ●医療機関向けプロダクト、サービス ●システム受託開発
- 募集の特徴
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
生活者向けのポータルサイト運営のほか、医療機関経営支援事業・医療B to B事業を手がけています。
メディカルネットは2001年に設立後、歯科医療に特化したプラットフォームビジネスを展開してきました。全国の歯科医院約68,000件のうち、約3,000件を顧客に持つなど歯科医療向けプラットフォームビジネスとしては業界トップクラスの規模を誇ります。2010年には東証マザーズ上場を果たしました。
主な事業は、以下の3領域に分けられます。
●メディア・プラットフォーム事業
生活者が歯科クリニックの情報を検索できる、いわば「ぐるなび」「食べログ」のような歯科版ポータルサイトを運営。治療内容別にインプラント、矯正歯科、審美歯科、一般歯科、それぞれに特化したサイトを設けているほか、クリニックに行く前に歯科医師への相談ができるサイトなどもあります。これらのポータルサイトは、歯科クリニックの集患・増患ソリューションとして活用いただいており、安定した広告収入を上げています。
●医療機関経営支援事業
歯科医院の開業から事業承継まで必要なサービス、プロダクトをワンストップで提供しています。不動産物件の紹介やWebサイトの作成、医療機材の提供、オフィスデザイン・施工など幅広いニーズに対応。本事業は当社売上高の約7割を占めています。
●医療BtoB事業
歯科医療従事者向けの情報サイト「Dentwave.com」を運営。最新機材の情報から、各種セミナー情報、人材情報、開業に関するコンテンツなど多彩な情報を掲載しており、約33,000人の会員を抱えています。歯科関連のメーカーや、サービス運営企業には広告枠も提供し、マーケティングの場として活用いただいています。また、紙媒体においてもドイツ企業が発行する世界最⼤級の⻭科メディア「DENTAL TRIBUNE」日本版の発行元として広告収入を上げています。
何を目指しているのか?
今後はプラットフォームビジネスの規模、プロダクトともに一層の拡充を図ると同時に、メディカルネットグループ内で歯科医療のバリューチェーンを構築することにも注力していきます。実際にさまざまな新規事業に挑戦しており、2017年にはタイ王国で歯科クリニックの運営事業を開始。また、2018年には歯科向けの器材や薬品などを扱う歯科ディーラー事業に参入しました。2021年6月にはファブレスメーカーとして、大衆医薬品などを展開する会社もグループ化しています。
現在、社会問題となっている医療費の増大を抑制するためには、医療機関が必要とする各種プロダクトやサービスをできるだけ中間コストを抑えて調達できる環境が求められます。しかし、既成の業界構造を打破していくようなドライビングフォースは存在しません。そこで、私たちは自ら業界のゲームチェンジャーになることを目指し、歯科医療バリューチェーンの上流から下流までをグループ内にそろえたいと考えています。
いずれは歯科にとどまらず、全身の健康増進に貢献するため、「予防」や「未病」の領域でもサービス提供を視野に入れています。「口腔から全身の健康を導き、笑顔を増やす」企業として、人々の健康寿命を伸ばすことに貢献していきます。
何を必要としているのか?
代表取締役会長CEO・平川 大
さらなる事業拡大に向け、以下のような領域で協業できるパートナーを求めています。
●Web制作、Webマーケティング
当社は、医療機関経営支援事業の一環としてWeb制作やWebマーケティングを請け負っており、案件対応リソースの拡充を図りたいと考えています。他業界での経験や実績を持つ企業と組むことにより、Web活用のノウハウをアップデートし、高いシナジーを発揮できることを期待しています。特に店舗ビジネス向け、スモール法人向けの案件で実績を持つ企業に関心を持っています。
●商業用不動産の賃貸支援(リーシング)
当社が経営支援事業で取引している歯科医院には大規模な医院が多く、「分院を出したい」「現在、所属している歯科医師が独立開業を考えている」といった相談が数多く寄せられています。現在は提携先の不動産会社を紹介しているほか、当社自身も宅地建物取引業の免許を取得するなどして対応。今後、物件紹介機能を高めていくうえで豊富な経験を持つリーシング会社の力を借りたいと考えています。特に一都三県の物件に強い企業を歓迎します。
●医療機関向けプロダクト、サービス
バリューチェーン構築を進めていくうえで、歯科治療で必要とされる医療機器、歯科材料、消耗品を扱うメーカーのほか、電子カルテ、レセプトコンピュータなどを扱うITベンダー、さらには歯科技工所なども、ぜひグループに迎えたいと考えています。また、人材ビジネスなど歯科医院向けのサービス事業を行う企業と組む方向性もあり得ます。
●システム開発
当社で運営するtoCのポータルサイトや歯科医院向け情報サイトでは、日々大量のトランザクションが発生しており、これを支えるシステム開発機能も拡充したいと考えています。バックエンドに強いエンジニアを抱える開発会社も幅広く検討いたします。
何を提供できるのか?
当社は売上規模ベースでトップクラスの医院を中心に約3,000の歯科医院と取引があります。医療機関向けビジネスを展開している企業にとって、この顧客基盤を活用できる点は最大のメリットといえるでしょう。将来的には、全国の歯科医師の8割を会員化していくことを目指しており、まだまだ拡大する見込みです。
さらに、当社と関係の深い会社が美容系や飲食関連のメディアを運営していることから、美容院や飲食店のネットワークにもアクセスが可能になります。Webや不動産関連の企業であれば、こうしたルートを介してWeb集客や店舗開発のニーズを取り込んでいけることも、大きなプラスになると考えています。
なお、当グループでは経営管理に力を入れており、目標達成に向けたオペレーション力を高めていただける環境です。もちろん、必要に応じて資金面、人材面のサポートも可能です。
起業家・経営者に向けてひとこと
口腔から全身の健康を導き、笑顔を増やす――これは私たちにとっては単なる目標ではありません。こうした理念を日々深く考え、具体的な行動に落とし、かつ習慣化するといったサイクルにメンバーの一人ひとりが本気で取り組んでいる会社です。
今回、M&Aでお迎えする皆様とも、事業を通じてより良い社会をつくっていく熱い思いを共有したいと考えています。自分たちは社会にどのような価値を提供できるのか、共に追求していく同志としてフラットな関係を築いていきましょう。ご連絡をお待ちしております!