募集の概要
- 買収対象領域
- 地域で実績をお持ちの不動産仲介・管理会社を対象に考えています。 当面の希望エリアは東京ですが、他エリアでも案件に応じて検討いたします。
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず代表との面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断し、迅速に意向表明を提示いたします。 その後、デューデリジェンスを経て基本合意契約をさせていただきます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 純投資は考えておりません。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
- その他M&Aの方針
- ・事業承継や経営でお悩みの不動産会社様、ぜひ一度お声がけください。ご相談に乗ります。 ・赤字でも月100万円程度までの範囲で、かつシナジーが見込めれば、検討いたします。
M&Aの戦略
何をやっているのか?
2009年の設立以来、「世の中の遊休不動産を活躍する不動産に」をミッションに掲げ、駐車場を中心とする不動産の有効活用を図るべく、「貸し出したいオーナーや事業者」と「必要としている利用者」の橋渡しに取り組んできました。不動産オーナー様、不動産事業者様、そしてユーザー様、それぞれを対象とするサイトを運営しています。
不動産オーナー様に向けて
・空いている車室を借り上げて賃料を保証する「駐車場サブリース」
・不動産を有効活用するためのプランを提案する「空き家ナビ」
不動産事業者様に向けて
・駐車場の情報検索や募集活動ができる、月極駐車場情報プラットホーム「CarParking for Professional(カーパーキング フォー プロフェッショナル)」
ユーザー様に向けて
・全国約4万件の月極駐車場情報を掲載している「CarParking(カーパーキング)」
・目的地近くのコインパーキングを検索できる「コインパサーチ!」
私たちのビジネスの核を成しているのは、駐車場ポータルサイト「CarParking」を通じ、エンドユーザーを効率的に集客できる仕組みを有していることです。「CarParking」の掲載件数は、国内最大規模の45,000件超(2018年11月27日時点)。問い合わせ件数は月1万件以上で、累計では35万件を超えます。この「CarParking」の運営を通じ、エリアごとの相場の推移やユーザーからの問い合わせ量を把握できていることが、「駐車場サブリース」や「CarParking for Professional」の運営においても、大きなアドバンテージとなっています。
オーナー様から駐車場を借り上げ、契約管理から滞納督促まで請け負う「駐車場サブリース」も、取扱物件はすでに1,000件を超えました。これまでに解約は1件もなく、オーナーの皆様からも一定の信頼を得られていると考えています。
何を目指しているのか?
私たちが目指すのは、日本中の遊休不動産を生きた不動産に変え、本来の価値を引き出していくことです。
今後、国内人口が減少していく中、休眠状態の不動産は、ますます増えていくことが予想されます。一方で、駐車場利用のニーズは、レンタカーやカーシェアの利用が拡大する中でも、依然堅調です。
こうした中、私たちは、全国の駐車場ユーザー、および駐車場オーナーから一番に頼られる存在を目指し、プラットフォーム構築を加速しています。「駐車場を契約したいから、とりあえず『CarParking』を見てみよう」「最近、車室が埋まらないけれど、『駐車場サブリース』に相談すれば、何とかしてもらえるだろう」――多くの人にそんな認識を持っていただけるようになるためには、まだまだ規模の拡大が必要と考え、ITの拡充や採用に力を入れつつ、体制を強化しています。
中期的なビジョンは、国内No.1の駐車場情報プラットフォームの構築です。それを通じ、全国の遊休不動産のデータを把握すると同時に、ユーザー側のニーズや需要変動をデータとして蓄積させることにより、遊休不動産全般における収益機会の拡大を図っていきます。
サブリースのみ、もしくは遊休不動産の紹介サービスのみに特化する競合他社が多い中、我々には顧客への駐車場紹介サービスとサブリースサービスの両方を持ち、かつ日本最大級の規模で展開している強みがあります。この強みをフルに生かし、駐車場データベースの拡充と利用者数増大、事業展開エリアの拡大、そして、取扱車室のさらなる増大を推進していきます。
何を必要としているのか?
地元に深く根付き、オーナーの皆様と確かな信頼関係を築いている不動産業者の皆様と連携し、全国ネットワークを構築していきたいと考えています。
不動産オーナーの多くは、不動産業者を次々変えるようなことはせず、一度信頼した業者と長くお付き合いするものです。だからこそ、いわゆる“街の不動産屋さん”の持つ地盤は大きな資産であり、一朝一夕にできるものではありません。こうした皆様の持つ資産に、私たち独自の強みをかけ合わせることで、シナジーを上げていきたいと考えます。
したがって、M&Aの主対象としては、「地域密着で運営している不動産関連の事業者様」を想定しています。賃貸事業、オーナー業、仲介、販売、管理事業など、不動産に係るあらゆる事業者様を含みます。
また、前項で述べた経営戦略を達成するためには、サービス運営の質の向上も重要です。すでに取り組みを進めているIT活用を今後加速することで一層の効果が見込めると考え、エンジニアの獲得や社内教育の拡充も重点課題と認識しています。
何を提供できるのか?
もっとも大きなリソースは、国内最大規模の「CarParking」運営によって獲得している全国の遊休不動産のデータベース、およびその集客力です。地域密着で不動産事業を営む事業者様にとって、我々のデータベースは、不動産収益の拡大、およびその機会の拡大を図っていくうえで大きな武器になると思っています。
また、私たちは不動産事業の現場のニーズと知見をベースに、不動産管理・運営・交渉などの業務プロセスをITを用いて効率化する、“使えるIT”のノウハウを数多く蓄積してきました。最近は、IT基点の発想で不動産業務の現場変革を図る「不動産テック」の動きも盛んですが、不動産ビジネスの勘所を知り抜いた我々の開発したノウハウなら、各地の不動産事業者様の抱える課題に即応できると確信しています。
効率化ノウハウの一部をご紹介すると、たとえば問い合わせ状況の見える化が挙げられます。これは、各エリアの問い合わせの量に応じ、ヒートマップのように、地図上に色がつく仕組みです。35万件の問い合わせデータをマップ化することで、営業メンバーが直感的に活用できるようになります。
このほか、サブリースの物件ごとのP/Lをボタン一つで出せる仕組み、解約が発生すると空き情報が瞬時に共有される仕組みなども活用しています。実は不動産業界では、この種の自動化がまだまだ進んでいない現場が多いのです。ツールを導入することで、ビジネス機会の損失防止につながるほか、業務効率化で浮いた工数を活用し、新たな施策に注力することも可能になります。
起業家・経営者に向けてひとこと
「後継ぎがいない」「売り上げがイマイチ伸びない」など、会社によって抱える課題はさまざまだと思いますが、どんなことでも、まずはご相談ください。私たちも同じ不動産業界で多くの課題に直面し、試行錯誤しながら、事業を展開してきました。対話を重ね、互いの知恵を出し合う中で、最適な解を見出していければと思います。
また、私たちはスピードを重視し、「買うか、買わないか」「買うとしたらいくらで買うか」を、1~2カ月程度で意思決定します。「自分たちの会社はM&Aの対象になるのか」「どこに現状の課題があるのか」といった点を見極める一つの指標としても、活用いただけるかと思います。
不動産ビジネスにおいて実績と愛着をお持ちの皆様、ぜひ、この拡大マーケットで共に可能性を追求し、地域活性化に貢献していきましょう。お声がけお待ちしております。