募集の概要
- 買収対象領域
- ■専門性に特化した人材派遣・紹介会社(オフィスワーク、コールセン ター業務、メディカルケア、物流、製造、イベント運営、ITなど) ■HRtech、Fintech、AIなどのテクノロジー領域で協業できる会社 ■基幹システム、在庫管理システムなどの開発・改善で協業できるシス テム開発会社 ■Webサイトの開発・改善で協業できるWeb制作会社 その他、当社グループとの相乗効果が見込まれる領域を幅広く検討させていただきます。
- 買収スケジュール
- 公開情報等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、トップ面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 当社グループとビジョンが大きくかけ離れている企業様の買収は見送らせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
- その他M&Aの方針
- 出資も検討します。お気軽にお問い合わせください。
M&Aの戦略
何をやっているのか?
急速な少子高齢化の進む日本において、労働人口の減少はもはや待ったなしの課題です。当社は人材派遣紹介を核に、お客様の人手不足の解決をトータルにサポートする事業を展開しています。
前身会社を創業したのは1993年。以来、大手が参入しづらい領域を攻略すべく、専門性に特化した事業モデルを構築してきました。一般的なオフィスワークに留まらず、コールセンター業務やメディカル系の専門職などにも強みを持っているほか、物流、製造、イベント運営などの業界にも人材を派遣しています。特に、製造業界では、人材派遣からスタートしたお客様先において、製造ライン単位での請負、さらには製品の加工から出荷、完成品の輸送までをトータルに請け負う事業も開始。需給に合わせた繁閑調整などにおいて、人材会社ならではのノウハウを発揮して成果を上げており、今後横展開も進めていきたいと考えています。
近年、人事領域では、最先端のITを用いて、採用、育成、評価などの業務改善を行う「HR(Human Resource)テック」に注目が集まっています。2019年4月には、残業時間について上限規制を定めた改正労働基準法が施行され、労働時間管理に対する社会の目が一層厳しくなることも予想されます。こうした中、定型的な業務はできるだけ人手を介さず、24時間365日稼働させられるRPA(Robotic Process Automation)などのITツールに任せていくことが急務となっています。
当社でも、RPAやAI‐OCR(個人の書き癖の学習機能を備えたOCR)を活用し、自社内の事務作業から効率化に取り組んできました。すでに50本程度のソフトウエアを運用しており、今後は外販も本格化させていきます。
システム開発会社ではなく、人材ビジネスの会社がこうした事業を手掛けることに意外な印象を持たれるかもしれませんが、お客様先へのITツールの導入にあたって、現場目線に立ったきめ細かな対応を行えることは、当社ならではの強みです。私たちは、お客様先の現状の業務フローをヒアリングしたうえで、自動化による生産性アップ効果を見極め、最適なプランの提案、導入、そして運用までをトータルに提供することにより、導入に付随するお客様の業務負担を抑え、スムーズに新フローへ移行できるようサポートしていきます。
また、お客様の人手不足解決策の一つとして、企業の人事部門にとって負担となる実務をまるごと引き受けるアウトソーシングにも力を入れています。給与計算の代行を手掛けているほか、採用関連では、人材募集から問い合わせ対応、面談設定、合否連絡までをカバー。お客様の“痒いところに手が届く”サービスとして好評いただいています。
何を目指しているのか?
当社にとって新規領域であるHRテックとアウトソーシングは、今後取り組みを加速し、グループの新たな収益の柱へと育てていきます。人材派遣紹介事業を通じてお客様先の現場ニーズを的確にとらえつつ、付加価値の高いサービスを創出していきます。
並行して、人材派遣紹介事業の肝である人材供給力の向上にも注力していきます。当社は2018年に東証マザーズ上場を果たし、これによって求人時の訴求力も大幅に高めることができました。加えて、他社との差別化につながる各種の施策を展開しています。
その一つは、シニア層や主婦などの活用です。すでに全国に展開している拠点の拡充などを通じて潜在労働力の掘り起こしを図り、お客様企業における人材のベストチョイスへとつなげていきます。海外からの人材活用についても、2018年4月に改正入国管理法が施行され、外国人労働者の受け入れ枠が拡大することを見据え、対応を強化します。外国籍の場合、福利厚生などの面でも特別な対応が必要になることを踏まえ、サポートを拡充していきます。
また、ハイクラス人材の取り込みと活用にも注力していきます。特にIPO支援に関しては、当社自身の上場経験も踏まえ、独自の強みを発揮できる領域として成長させることを目指します。
さらに、求人強化のためのアイディア策として、コンサートやフェスなどのイベントの企画運営事業を最近スタート。イベント会社への人材派遣や会場設営の請負などは従来から行っていましたが、イベントの企画から手掛けることにより、人材確保、運用まで自社で完結できる仕組みを整えました。イベント関連の求人は、概して反響が大きく、募集人員を大きく超える応募者を集めることができるため、登録者の拡充に最適。当該イベントにはアサインできなかった登録者も、他業務にマッチングすることが可能です。
今後もこうした自由なアイディアを生かした施策を通じ、人材確保競争が激化する中、人材ビジネスの基盤である人材確保のチャンネルを拡充していきます。
何を必要としているのか?
今、最も必要としているのは、業容拡大のパートナーです。同じく人材派遣紹介を手掛ける事業者様と組み、市場競争力を高めたいと考えています。派遣紹介先業界は、オフィスワーク、コールセンター業務、メディカルケア、物流、製造、イベント運営、ITなど、幅広い領域を対象に検討します。
加えて、RPAツールの導入等を含めた、HRテック関連事業の強化に向けたパートナーも求めています。人材ビジネス向けの基幹システム開発に協力いただける事業者様のほか、Web制作会社様とも連携し、専門ノウハウを取得したいと考えています。
Webサイトは当社の求人戦略上も重要ですし、お客様向けの採用代行ビジネス上も鍵となるメディアです。多くのターゲット層を呼び込むことができ、魅力的で、かつ使いやすいサイト作りに向けて力になってくださる事業者様と出会えることを期待しています。
何を提供できるのか?
第一には、当社グループの抱える豊富な人材です。グループ従業員は約900名。フラットな企業文化のもと、従業員は若手もいきいきと力を発揮しており、登録スタッフも含めて、活力あふれる組織風土が醸成できていると自負しています。
また、当社グループでは、ホールディングスの下に、それぞれ人材派遣紹介、ソフトウエア開発・IT人材派遣、HRシステムロボ、製造請負、採用支援・BPOを手掛ける計6社を保有。グループ会社間の連携が緊密で、風通しのよい関係を維持できているため、各社のリソースを自由に活用いただけます。拠点も北海道から沖縄まで展開しており、エリア戦略においても足がかりを提供できます。
さらに、お客様に対してと同様、グループ会社に対しても、IPOを目指す会社に対しては、自社の経験を踏まえた支援を行うことができます。会社経営もIPOも、意欲と能力のある人はどんどん経験してほしいというのが私の考え。グループのビジョンやゴールを共有しつつ、各社に任せるところは任せ、支援できるところは最大限支援しながら、仲間として共に成長していきたいと願っています。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は“働くことの幸せ”を企業理念のキーワードに掲げ、一貫して人を大切にする経営を続けてきました。人材会社としての根幹であるこの点について、思いを同じくする経営者様と出会えればと考えています。
私の夢は、今後4、5年の間に100人の社長を育てることです。そのメンバーと、よいときも悪いときも力を合わせて取り組み、ときには全員で旅行に出かけて盛り上がりたい(笑)。それぞれが一国一城の主である社長たちと、互いを刺激しあう同志の関係を築きたいのです。
社員にも常々「どんどん企画提案をして、自分が社長になって実現してよ」と言っていますし、グループ外からも、ぜひ当社の方向性を理解してくださる経営者を迎えたいと願っています。その中で、上場する会社が出てきてくれたら、さらにうれしいですね。社会のより多くの人に“働くことの幸せ”を届けるべく、一緒に歩んでくださる方からのお声がけをお待ちしております。