募集の概要
- 買収対象領域
- ▼IT事業 ・オリジナル商品作成を対象とするEC事業 ・オリジナル商品作成以外のEC事業 ・EC以外のWebサービス/メディア事業 ・SEO対策 ・ソフトウエア開発(Webサービスの受発注システム等)
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 公開情報等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、面談(繊維領域は本社、IT領域は東京営業所にて)を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
丸井織物は1937年の創業以来、80年以上にわたり、織物生産で業界をリードしてきました。これに加え、近年は新たな柱としてEコマースビジネスを中心とするIT事業を展開。繊維×ITというユニークな組み合わせを通じ、イノベーティブな事業の創出を目指しています。
▼繊維事業
スポーツウェアや衣類の裏地などの衣料用織物のほか、自動車のエアバッグのような産業資材用織物も手掛けています。
最新鋭ジェット織機を約1,100台そろえており、生産力は日本最大級。開発力にも強みを持ち、通気性に優れたスポーツウェア用生地、軽量ダウンジャケット用の裏地など、高機能製品の開発実績があります。大手繊維メーカーのOEM生産も任されています。
▼IT事業
2015年にネット事業部を立ち上げ、IT事業に参入。繊維製品を中心とするECシステムなどの開発・運営を行っています。
Web上で好きなデザインを発注してオリジナルTシャツを作れる「Up-T(アップティー)」を主軸に、ラインスタンプ作成など、新規サービスを続々立ち上げ中。オフショアを活用した価格競争力のあるシステム開発体制と高度なリスティング広告ノウハウを生かしたWeb集客力が強みです。2018年にはSEOに強いオリジナルラボ株式会社を傘下に迎え、低コストなWeb集客力を一層強化しています。
何を目指しているのか?
80年間、織物企業として日本のトップリーダーのポジションを築いてきた当社は、3年前に中期ビジョンとして「革新200」を掲げ、当時の売上規模の2倍に当たる200億円を目指し、新領域開拓を進めてきました。無事目標を達成した今、さらなる高みを目指し、繊維事業、IT事業のそれぞれにおいて、業界における優位性を強化していくため、攻めの施策を展開しています。
▼繊維事業
従来の「製織」工程に加え、前工程である「商品企画」、後工程である「染色」や「縫製」などにも進出し、サプライチェーン上のカバー領域を広げることにより、競争力アップにつなげていきます。これまでに染色事業で歴史を持つ倉庫精練株式会社を2017年にグループに迎えたほか、自社ブランドの獲得に向けても積極的に検討を進めています。
▼IT事業
Webサービスの開発・集客両面における価格競争力を活かした事業拡大に取り組みます。子会社のオリジナルラボ株式会社では、従来から展開しているオリジナルTシャツのWeb受注・制作・発送サービス「TMIX(ティーミックス)」に加え、2018年のグループ入り後は、丸井織物が開発した「オリジナル商品作成ツール」をベースに、スマートフォンケースやノベルティ、グッズ、バッグを注文できるサービスをスタート。今後もスピード感を持って新規サービスの立ち上げを進め、日本最大のオリジナル商品プラットフォームの創出を目指します。
何を必要としているのか?
さきほどご説明した取り組みを加速させるため、仲間として共に挑戦してくださる事業者様を求めています。
▼繊維事業
テキスタイルのサプライチェーン上、当社グループでまだカバーできていない縫製領域への進出を最優先に検討しています。特に研究開発機能を持つ会社様とは、当社の生地開発部隊ととの連携により、織りから縫製まで一気通貫の開発体制を築きたいと考えています。
ほかに、アパレルブランド、染色領域、IT事業のオリジナル商品作成サービスともシナジーが望めるテキスタイルプリント領域にも関心を持っています。当社が強みとする機能性繊維資材の開発においても、技術とノウハウの融合によって開発力アップを図れるようなパートナーと出会えればと期待しています。
▼IT事業
最もシナジーを創出しやすい先としては、当社と同様にオリジナル商品作成を対象とするEC事業が挙げられます。商品の生産面でもコストメリットを出しやすいプリント系のサービスが軸にはなりますが、プリント系以外でも、たとえばアクセサリーの組み立てサービスなども検討対象になります。ほかにも、オリジナル商品作成以外のEC事業、さらにはEC以外のWebサービス/メディア事業でも、当社およびオリジナルラボ株式会社が強みを持つ、開発・集客の低コスト化によって収益拡大が望める事業者様とは、よい関係を築ける可能性があります。
また、機能強化のパートナーとして、SEO対策会社やソフトウエア開発会社も検討させていただきます。
何を提供できるのか?
経営面では、安定した財務基盤を持つ丸井織物グループに加わっていただくことにより、大型の設備投資を含め、資金面のサポートが可能になります。実際、オリジナル商品のプリント工程を内製するため、最新鋭の高速プリンターを導入した例もあり、競合との差別化や新規領域への参入に必要な投資は積極的に行っています。
事業別には下記のようなポイントが挙げられます。
▼繊維事業
冒頭でご説明した、機能性素材を中心とする生地の開発力は、サプライチェーン上のどの領域に位置する会社様にとっても、付加価値をご提供できると考えます。
開発人材とノウハウに加え、長年の研究開発活動によって形成されたデータベースも活用いただけます。当社のテキスタイルスタジオには、1980年代からのおよそ5万点におよぶ生地サンプルとその織物設計書、生産条件のデータなどが蓄積されています。新たに開発される生地も年間数百点のピッチでデータベース化され、アーカイブは日々進化しています。
▼IT事業
低コストなシステム開発体制:ベトナムの開発会社と緊密な協力関係を築いており、低コスト・高品質・短納期の開発体制を実現しています。国内での開発と比較すると、およそ1/5程度のコスト感ながら、優秀なエンジニアを確保しています。
低コストなWeb集客力:リスティング広告に強い丸井織物、SEOに強いオリジナルラボの双方のノウハウを展開できます。SEO対策では、2018年にスタートしたスマートフォンケース作成サービスにおいても、アクセス数の垂直立ち上げを実現しており、専門会社にも劣らない実力を備えていると自負しています。
起業家・経営者に向けてひとこと
企業理念に「人間成長」を掲げる丸井織物グループには、従業員のチャレンジを後押しする風土が根付いています。面白そうな提案があれば、「まずは試してみる」のが私たちのスタイル。場合によっては、M&A後のロックアップ期間中に別事業に挑戦したい経営者様に対しても、資金面を含めたサポートができるかもしれません。
IT事業は次世代経営を担う取締役が立ち上げ、当該取締役は、前職において自らWebサービスやアプリの立ち上げを手掛けてきた経歴を持ち、Web系の会社様にとっても馴染みやすい環境です。意思決定も非常に速く、老舗会社でありながらフレッシュなエネルギーがあふれています。
テキスタイルおよびWebサービス領域で事業展開されている皆さん、ぜひ私たちと一緒に、新たなビジネス展開の可能性を追求しませんか? お気軽にお声がけください!