募集の概要
- 買収対象領域
- ■ 「基本的な考え方」 ヘルスケアのプラットフォームを目指す弊社の事業ドメインは多岐に渡るため、対象領域もヘルスケアに限っておりません。 M&Aにあたりアライアンスも含めて両社のシナジーを創出し、共に事業成長を目指せるパートナーと手を組む、というのが基本スタンスとなります。なお、このような観点からブロックチェーンやゲーム事業を行なっている会社をグループ化している実績がございます。 ■ 「主に想定する買収対象領域」 IT領域(※1)/ ヘルスケア領域(※2)/ 機械学習等の先端テクノロジー領域(※3)/ ライブ・エンターテイメント領域 / スポーツフィットネス領域 / ブロックチェーン領域 / FinTech 領域(保険等) / D2C領域 / SNSインフルエンスマーケティング領域など (※1)想定IT領域 ・商品企画を得意とするEC ・WEBメディア、WEBコミュニティの企画開発、その他キュレーション (※2)想定ヘルスケア領域 ・サプリメント、健康器具、webコンテンツ、ウェアラブルデバイスなどのヘルスケア商材 (※3)想定先端テクノロジー領域 ・ウェアラブル端末を介して、健康データ・フィットネスデータを収集・管理・活用していくためのセンシング技術、IoT ・リモートでフィットネス指導を受けられるなど、ライブエンターテイメント系システムの実現に役立つ映像技術、通信技術 ・ブロックチェーンをはじめとするフィンテック ・ディープラーニング、画像認識などのAI系技術
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- ■ まずはInfomataion Memorandumをベースに、事業についてお話しさせていただければと思います。 ■ その後、次のステップへのご希望があれば、決算書類、文書による質疑応答等をもとに、簡易的なデューデリジェンスを行った後、面談を通じて、当社とのシナジーや事業の成長性を判断させていただき、迅速に意向表明いたします。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- ■ 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
FiNC Technologiesは、元々プロアスリートや著名人などのパーソナルトレーナーとして活動していた代表の溝口が、多くの人の「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポート」したいという思いから、2012年4月に創業した会社です。ヘルステックという言葉がまだないときから、スマートフォンアプリやIT/IoTテクノロジーを駆使して、誰もが健康になれる社会を作ることを目指している、Vision Firstな会社です。
ヘルスケアプラットフォームアプリ「FiNC」は、人工知能搭載のパーソナルトレーナーが、毎日の体重や睡眠、運動データを分析して、あなたの悩みに合った美容・健康メニューをレコメンドするアプリケーションです。FiNCアプリは、ブランドアンバサダーに中村アンさんを起用して若い女性を中心に幅広い支持を得ており、ダウンロード数は約700万を超えています。また、「Google Play ベストオブ2018『自己改善部門』大賞」をはじめ各種アワードで受賞しています。
アプリのアーキテクチャは、いわゆるマイクロサービスの開発手法を採用し、1つのアプリケーションで様々なサービス機能をコンポーネント化しています。
フリーミアムで楽しめるサービスとして、専門家の監修を経た動画やWEB記事を含めたコンテンツレコメンド機能、歩数/体重/睡眠/食事などのライフログ機能、コミュニティ機能を提供。
月額課金サービス「FiNC PLAY」として、医師/薬剤師/管理栄養士/トレーナへのいつでも、30のカテゴリーから悩みを相談できるサービスを提供をしています。
その他に、ヘルシー食材、サプリメント、美容健康器具など、さまざまな健康関連商品を販売するEC事業、リアルなスタジオで一人ひとりに合わせたプログラムを提案・指導するフィットネス事業なども手掛けています。
加えて、このFiNCアプリを軸に、B2B(B2B2E)ビジネスも展開しています。まず、マーケティングソリューション事業を展開し、商品企画/プロモーション/データ分析/CRMなども含めて一気通貫でクライアントをサポートし、単純に広告スペースを運用するだけでなく、アプリユーザーへの広告訴求力を最大化するため、出稿各社に対して上流からのアドバイスもおこなっており、ユーザー参加型のソリューションを構築しています。また、法人顧客に対して、従業員のストレスチェックをはじめ特定保健指導などのコンサルティングサービスをおこない、健康経営をサポートするウェルネス経営事業も手掛けています。
何を目指しているのか?
当社は「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」ことをVisionに掲げ、そのために実現すべきミッションとして、「健康寿命の延伸」「コンプレックスからの解放」「不定愁訴の改善」の3つに注力しています。
当社の役割は、医療機関での治療が必要となる手前の段階において、日常の運動、栄養、休養のそれぞれの面で、適切な生活習慣の維持をサポートしていくことです。それをFiNCアプリひとつで、手間なく、ラクに、楽しく、安価に、そして個人に最適化された状態で実現可能にしていくことにより、病気予防に貢献していくことを目指しています。
現在、FiNCアプリの中心ユーザーは若い女性ですが、今後、ユーザーのターゲット年齢を徐々に広げ、「健康寿命の延伸」に対する関心度が高い高齢層の取り込みも強化していきます。
また、ヘルスケアプラットフォームとしてのFiNCアプリの機能を拡充するとともに、サブスクリプションコンテンツの追加、デバイス連携、フィンテックやO2Oの導入・強化を図ることで、ヘルスケア領域のエコシステム(経済圏)の構築を目指していきます。この一環として、FiNCアプリの利用で貯めたポイントを、ECでの購入だけでなく、他社のフィットネスジムの利用や保険商品の購入時などにも使えるようにしていくなどのサービス構築を進めています。
何を必要としているのか?
テクノロジー、ヘルスケア商材、コンテンツ制作&機能開発の各領域において、共に事業拡大に挑戦してくださる仲間を求めています。
●先端テクノロジー
たとえば、自宅やジムなどリアルなトレーニングの場とアプリとをより深く結びつけるため、ウェアラブル端末で個人の健康やトレーニングのデータを収集・管理して活用できるセンシングやIoTの技術が必要となります。
また、ユーザーが家にいながらトレーナーとコミュニケーションし、指導を受けられるといったライブエンターテイメント系システムの実現に向け、映像や通信技術も重要だと考えています。
インフラの部分では、ヘルスケア領域のエコシステムの構築・O2Oの拡充・決済サービスの確立などに向けた技術として、ブロックチェーンをはじめとしたフィンテック系のノウハウを拡充したいと考えています。また、ディープラーニングや画像認識などAI技術についても、今後開発体制を強化し、たとえば毎日の食事の写真を撮影して送信することでその日摂取したカロリーや栄養素がわかるといったサービス等、ユーザーの健康管理を現場レベルでサポートできる技術開発を加速していくことを狙っています。
●ヘルスケア商材
FiNCアプリのモールで販売しているさまざまなヘルスケア商材、とくにサプリメントなどはユーザーの需要も高いので、それらの企画力、開発力がある企業を求めています。
●コンテンツ制作&機能開発
ヘルスケア、フィットネス領域におけるユーザーの悩みを解決する機能、ユーザーの口コミ機能、これに関わるコンテンツ制作に注力しています。コミュニティ系のコンテンツ企画制作や、SNS、キュレーションサイトなどメディアの運用が得意な企業を求めています。
何を提供できるのか?
■ 提供できるシナジー/基本的な考え方
M&Aにあたり弊社がパートナーに提供できるアセットとして、ユーザー基盤、データ基盤、WEBコンテンツ、インフルエンサーを含めたプロモーション/デザイン/開発チーム、法人顧客や投資家などのパイプライン、採用やアドミンなどサポート等が例として挙げられ、パートナーの事業をドライブさせる多くのアセットを持っているのが強みとなります。当社はこれまで4社のM&Aをしておりますが、それまでの事業を発展させつつ、同時に当社の顧客基盤やパイプを用いた新規事業も開発しています。その中で、新規事業を開発するためのノウハウを提供することも多く、必要に応じて当社から役員を送り込んで一緒に事業を育成していくこともあります。なお、現在未上場である当社は、意思決定が非常に迅速かつ柔軟です。売り手企業様とどのように連携すれば良いのかを臨機応変に判断し、ストックオプションも適宜活用しながら、双方にとって最適な統合の形を検討します。
■ ユーザー/データ基盤の拡大
まず、顧客基盤の拡大寄与が挙げられます。FiNCアプリは700万DL超の実績があり、かつ様々なライフログデータを有しています。健康や美容に強い関心を持つ多くのユーザーがすでに存在しています。
■ アセット/チーム支援
次に、FiNCは多様なプロフェッショナルを多く抱えております。①管理栄養士、薬剤師などの専門家、②マーケティング、デザイナー、ディレクター、エンジニア、データサイエンティストなどのフロントミドル基盤、③採用、経理、セキュリティシステムなどのバックオフィス基盤など、あらゆる人材を有し、これらの当社のアセットリソースを活用していただくことで、売手企業様は、コア事業の育成に集中できます。
■ パイプライン支援
当社の株主や法人営業はナショナルクライアントを多く抱えており、販売チャネルや資金調達チャネルの紹介などの機会が得られることからビジネスチャンスの拡大が望めます。
起業家・経営者に向けてひとこと
今回の提携にあたっては、あらかじめ固定された枠組みを用意して、そこに入ってもらうようなやり方は考えていません。対等な立場で互いのニーズを確認しながら、ベストな形を模索していきましょう。また、特にIT領域では、ゲーム開発分野で実績を積んできた会社を仲間に迎えた経験もあり、ヘルスケア分野には限定することなく、幅広く可能性を探っていきたいと考えています。
当社は、創業から10年も経っていない若い会社であり、社長をはじめ社員一同、新しい事業にトライすることが大好きです。そんなカルチャーの中で、楽しみながら事業を作っていける仲間との出会いを心待ちにしています。