募集の概要
- 買収対象領域
- 学習塾(進学塾を除く)、フリースクール、学童保育
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まずは事業提携を行い、塾のプログラムの一つに「IF Kids Academy」を加えていただく形を想定しています。その後、互いの方向性に乖離がないことを確認できた時点で、双方合意できれば、51%の株式を取得させていただきたいと考えています。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- あり
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は2002年の設立以来、システム開発事業を展開し、クライアント各社のプロジェクトを中心的に担う人材を派遣、もしくはプロジェクトの受託を行ってきました。現在のSESと受託の割合は、8:2程度です。担当案件は多種多様な領域にわたっており、たとえば、テレビ番組のデジタルコンテンツ(データ放送)の企画・設計・運用、牛丼チェーンのお弁当ネット注文システムの開発、工事の工程管理システムの開発などが挙げられます。
システム開発と並び、当社事業のもう一つの軸となっているのが、未経験者にプログラミングを教える教育事業です。当社で活躍している約30名のエンジニアも、実はほとんどが未経験で入社しており、彼らを即戦力に育てるために、毎年試行錯誤を繰り返しながら、社内教育プログラムを進化させてきました。これをベースに、「ゼロからのエンジニア養成講座」として、本社のある東京・日暮里で「IF(イフ) Academy」を運営してきました。
「IF Academy」の特徴は、知識の詰め込みで終わることなく、何が分からないのかを明確にし、その答えを探し出すにはどのような方法で調べればよいかを身に着けることができる実践的な内容であること。講師を務めるのは、同じメソッドで育ってきた当社のエンジニアたちです。効果が口コミで伝わり、大手SIerからの依頼を受けるケースも増えてきました。
【IF Academy】https://www.infinite-field.co.jp/academy/
さらに2018年には、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化することを受け、小学生を主対象に、「IF Kids Academy」をスタート。遊びの中でプログラミングの考え方を身に着けていくコースから、実際のエンジニア業務をこなせるスキルを学べるコースまで、4つのコースを用意しています。
【IF Kids Academy】https://www.if-kids.net/
このほか、育成中の事業として、エンジニアを対象とした人材紹介サービス、社長の趣味から発展した中古楽器の修理・販売を行うサービスなども展開しており、新領域開拓を積極的に行っています。
何を目指しているのか?
当社のミッションは「あなたの『if』をかたちにすること」、そしてビジョンは「人が育つ環境を提供すること」。人が夢を見つけたり、叶えるお手伝いをしたいと考えている会社です。現在は創業時からのシステム開発事業が売上を牽引していますが、今後は当社の理念をより直接的に表現できる教育事業の方に軸足を移していくことを計画しています。
直近で取り組みたいのは、「IF Kids Academy」の多店舗展開です。主対象が小学生だけに、徒歩で通える範囲に店舗展開していくことが重要。直営で展開できる数には限界があるため、フランチャイズ化を図っていきたいと考えています。
さらに、社会人向けのキャリア開発サポートにおいても、将来的にはプログラミング以外の分野にもカバー範囲を広げていきたいと考えています。
そして最終的には、小学生から定年退職後のシルバー人材まで、いつでも自分の夢の実現に向けて学んだり、交流したりできるコミュニティをつくりたいというビジョンを持っています。
こうした場が形成されることで、学童保育の年齢を超えた子どもたちの受け皿にもなりますし、託児所、学童保育、病児保育、家事代行、学習支援などの事業者と連携して、ワンストップで地域のニーズに応えていくこともできる。地元の皆さんの雇用創出にもつながるでしょう。小学生向けプログラミング教室のFC展開で礎を築いた先には、上場も視野に入れながら、このような壮大な夢を実現したいと考えています。
何を必要としているのか?
「IF Kids Academy」のFC化に向けて、まずは直営店を増やしていきたいと考えており、そのためのパートナーとして首都圏の学習塾との事業提携、さらにはM&Aを進めたいと考えています。学習塾の中でも、受験対策を目的とした進学塾に関しては、目指す方向性が異なるため組みづらいと思っていますが、逆に学習塾以外でも、フリースクールや学童保育などは検討させていただきます。
学習塾の皆様とは、まずは事業提携を行い、塾のプログラムの一つに「IF Kids Academy」を加えていただく形を想定しています。その後、互いの方向性に乖離がないことを確認できた時点で、双方合意できれば、51%の株式を取得させていただきたいと考えています。ただし、その場合でも塾の看板に「IF Kids Academy」を併記いただければ、社名やオフィスは当分そのままで結構です。
「IF Kids Academy」を開始していただく前には、当社メンバーが貴塾の講師の皆様に教授法をお伝えします。当社メンバーはすでに地元の公立小学校2校において、2020年からのプログラミング教育導入に向けたカリキュラム作成支援を行ったり、プログラミングクラブの指導を担当したりしてきており、教授法指導のノウハウも蓄積されています。
何を提供できるのか?
まずは、今後、確実に需要が増えていくと考えられるプログラミング教育の領域において、すでに一定の評価を獲得している「IF Kids Academy」のカリキュラムをメニューに加えていただくことで、他塾との競争力の向上に貢献できると考えます。
学校で必修化されることもあり、10年後、15年後には、プログラミングができることは、今でいうパソコンを使えることと同じくらい、「できて当たり前」のスキルになっていることでしょう。子どもに社会人としての必須スキルを着実に身に着けさせたいという親の願いに応えるソリューションとして、プログラミング講座の重要性は増していくはずです。
また、システム開発会社として、パートナーにお迎えする企業のIT化にも貢献できると考えています。分かりやすいところでは、月謝の集金などを含め、付帯業務の効率化およびコスト削減を実現するシステムの構築などをお手伝いできます。また、経営面においても、当社の持つITの知見、そしてリーマンショックを経て早期に業績を立て直してきた経験を生かし、お役に立つことができればと思っています。
起業家・経営者に向けてひとこと
私が教育事業に対して強い思いを持つようになった背景には、個人的な経験があります。起業した当時、経済的な余裕がない中、小学生だった子どもの教育費をどのように捻出できるか思い悩んだ時期がありました。親の経済状況や家庭の事情に関わらず、子どもたちにはインフィニット=無限の可能性を追求できる環境を作ってあげたい――その思いがあるため、いつか子どもから大人までが集えるコミュニティづくりを実現できた暁には、無料の学習コンテンツやレクリエーションイベントも多数実施したいと夢見ています。
学習塾やフリースクールなどを経営されている皆様の中には、私と同様の熱い思いをお持ちの方も多いと思います。ぜひ、まずは事業提携から始め、パートナーシップを深めながら、一緒に夢に向かって走っていきませんか? ご連絡をお待ちしております。