募集の概要
- 買収対象領域
- 世の中にないもの、新しいことに共にチャレンジしていける企業を求めています。 ●エンターテイメント系のコンテンツ・サービス(ゲーム、バーチャルYouTuber、eスポーツなど) ●エド(教育)テック、ヘルステックなど、〇〇テック領域のサービス運営会社 ●AIやVR、ロボットなどの研究開発を行う会社 ●Webマーケティング・広告関連会社
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- 1~2ヶ月で結論を出し進めていきます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 経験を持つ人材が抜けて会社という箱だけを買収することには関心がありません。経験を持ち、情熱がある方と一緒に事業を大きく育てていきたいと考えています。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
サイバーステップは2000年の設立以来、オンラインゲームを自社で企画・開発し、国内外の市場に提供してきました。最初に開発したオンラインの対戦アクションゲーム「GetAmped」は、特に韓国では当時の人口の4分の1に当たる1,000万ダウンロードという大ヒットを記録。その波に乗り、2006年に東証マザーズに上場を果たしました。その後、2017年には東証二部に市場変更しています。
創業当時、まだ世の中に存在しなかった対戦型のオンラインゲームの開発に挑戦した背景には、「インターネットを使って、全く新しいエンターテイメントを創り出したい」との思いがありました。私は1977年生まれのいわゆる「ファミコン育ち」世代であり、高専在学中の15歳ころからインターネットを使い始めた、インターネット第1世代でもあります。ファミコンで親しんだ双方向性に、インターネットを介したリアルタイム性を兼ね備えた「GetAmped」を市場に投入し、国内外のユーザーに、かつてなかった楽しさを届けることができました。
「GetAmped」が急成長していた時期、社内ではオンラインゲーム以外の領域における研究開発も進めてきました。私を含め、創業メンバーには国立東京高専出身者がそろっていたこともあり、ソフトウェア開発と並行して、早い時期からロボット開発にも注力。そこから生まれたのが、現在、当社の売り上げを牽引している、オンラインクレーンゲーム「トレバ」です。
オンラインのクレーンゲームも当社が世界で初めて開発したもので、ユーザーインターフェースから通信インフラ、クレーンの動作制御まで、すべて社内で手掛けています。「トレバ」のユーザーは現在、世界60カ国の合計約1,500万人に達しており、毎月30~50万人のペースで増えています。
当社最大の強みは、ハイレベルな技術力です。日本のITベンチャーには文系出身者が立ち上げた企業も多い中、理系メンバーが創業した当社では、一貫して技術基点の発想で企業経営を行ってきました。ソフト、ハードを問わず、エンジニア陣の専門領域が多岐にわたっていることも、サービス開発上、大きな力となっています。
たとえば、インターネットを介したサービスの運営上避けられない通信遅延の問題に関しても、当社ではUIの工夫により、タイムラグを感じさせない操作感を実現しています。また、ハードウェアの面でも、「トレバ」のアームをユーザーの止めたい位置でぴたっと止められる制御精度の高さが特長。ユーザーにとってかゆいところに手が届くサービスになっていると自負しています。
何を目指しているのか?
私の究極の夢は、「世の中から戦争をなくすこと」です。決して生活必需品とは言えないエンターテイメント、その存在意義は何かと考えたとき、私は世界各地の人々に対して共通の楽しさを提供できることが大きいと考えています。子どものころ同じゲームで遊んだ経験を持つ人が世界各地に増えていけば、国同士のトラブルが起こった際にも、即、武力行使といった発想にはなりにくくなるのではないでしょうか。
すでに欧米では大手日本メーカー製ゲームが浸透していますが、当社サービスは日米欧だけでなく、アジア各国や中東、南米、アフリカなど横断的に展開を広げていきたい。それを通じ、世の中から戦争をなくすことを実現したいと本気で考えています。
もう一つ、創業以来大切にしているのは、当社ビジョンにも掲げている「誰もやらないことをやる、世の中にないものを作る」こと。従業員の貴重な時間を消費するのなら、やはり新しいことにチャレンジしたほうが達成感が大きいと思うのです。たとえば、iPhoneやウォッシュレットといった商品は、その誕生前後で人々の生活を大きく変化させました。当社もそのくらい革新的な価値を生み出し続ける会社でありたいと考えています。
こうしたビジョンの下、目下、当社売上の9割超を占める「トレバ」のさらなる成長を図りつつ、新たな事業の柱を育てることにも積極的に取り組んでいます。
まず、「トレバ」に関しては、運営・配送拠点を米国カリフォルニアに新設し、現地で仕入れた景品を投入したサービスを2020年8月から開始しました。従来サービスにおいて景品の中心を占めていた日本のキャラクター商品の人気は、東アジア、東南アジア、北米西海岸エリアなどでは非常に高いものの、全世界に浸透しているとまでは言えません。一方、ディズニーをはじめとする米国のキャラクターの認知度はまさにワールドクラスです。そうしたキャラクターの吸引力を生かした景品を仕入れ、投入していくことにより、「トレバ」ユーザーのさらなる拡大につなげられると見ています。
さらに、新規のサービスでは、オンラインのパチンコ・パチスロや専用アプリではなくブラウザ上で楽しめるノベルゲームなどの運用が始まっています。このほかにも、立ち上げ準備中のプロジェクトが複数走っており、いずれも自発的に事業アイディアを提案したメンバーがリード。次代のサイバーステップを担う事業を生み出すべく、挑戦を続けています。
何を必要としているのか?
有望な事業の種をできるだけ多く育てていくためには、社内で活発な取り組みを進めるのと同時に、社外のパワーを採り入れていくことも重要です。こうした考えから、当社のビジネスおよびリソースと親和性の高い事業を対象に、M&Aを検討しています。デジタル系のビジネスで、かつグローバル展開の可能性のあるものであれば、幅広くお話を伺いたいと考えています。
まず、ゲームはもちろん、バーチャルYouTuber、eスポーツなど、エンターテイメント系のコンテンツ・サービスは、確実に当社との相性がよいでしょう。
また、オンラインの教育コンテンツ・サービス、ヘルスケアコンテンツ・サービスなど、エンターテイメント以外の領域でも、いわゆる〇〇テック関連には高い関心を持っています。AIやVR、ロボットなどの研究開発を行う会社も歓迎します。
このほか、機能強化の観点では、Webマーケティング・広告関連会社と組み、潜在ユーザーへのリーチ力を高めていく方向性も考えられます。
何を提供できるのか?
上場企業としての信用力や資金調達力、金融機関とのパイプなど、ベンチャー企業の成長に欠かせないものを全般的に提供できます。逆に言うと、情熱を持って実務を行っていく人材さえそろった会社様であれば、ブレイクスルーに向けて必要な他のリソースは、当社で用意できると考えています。ここまでキャッシュも潤沢に積み上げてきていますし、必要があれば、オフィススペースもお貸しできます。
特に、グローバルな事業展開を志向されている会社様に対しては、当社の経験とネットワークを生かしたサポートが可能です。当社は現在、米国・カリフォルニア州、韓国・ソウル、台湾・台北の3カ所に海外拠点を置いているほか、過去には13の国・地域に進出した経験があります。
また、サービスのローカライズ(翻訳)に関しても、社内にノウハウがあります。
IPOを目指す会社様に対しても、自社の経験をベースに、適切なサポートができると考えています。
起業家・経営者に向けてひとこと
創業から20年、紆余曲折がありながらも、当社はVCはじめ多くの方々の支えのおかげで、売上130億円規模まで成長してくることができました。21年目に入った今、今度はかつての当社のような、「世の中を変えたい」という熱い思いを持って奮闘しているベンチャーの皆様をサポートし、二人三脚で事業を拡大させていきたいと考えています。
ゲームをはじめとするコンテンツサービスにおいて、日本のクオリティは間違いなく世界トップクラスです。ぜひご一緒に、グローバル市場を視野に、よりよい世界づくりにつながるようなサービスを育て、広めていきませんか? ご連絡をお待ちしています!