募集の概要
- 買収対象領域
- ●マンションの管理会社、デベロッパー、リフォームを手掛ける工務店(独身者向けのワンルーム、もしくは20~30代向けのファミリー物件などを中心に手がける企業は歓迎) ●保証会社(売掛金、家賃、リース問いません) ●ファクタリング会社
- 実現したいこと
- シェア拡大
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず、ディスカッションやメッセージを通じて、事業の成長性や当社とのシナジーの有無を判断いたします。目指すべき姿が一致し、共に成長するストーリーが描ける場合は、1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連がない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
中小企業が取引先を増やすうえで、しばしばハードルとなるのが「信用力」の問題です。中小企業と新たに取引したい大手企業にとっても、与信の関係で社内ルールをクリアできずに口座を開けなければ、ビジネスチャンスを逃しかねません。
当社は代表の私、東小薗が、大手旅行会社で営業を担当していた時に感じた中小企業の与信の問題を解決するため、2017年に創業しました。独自に開発した、与信情報を蓄積・活用するBaaS(Banking as a Service)プラットフォームを活用し、決済代行業・売掛金保証業を手がけています。
●売掛金保証業
ユーザーの保有する売掛債権について、当社が回収を100%保証するサービス「Fimple保証」を提供。自社プラットフォームを活用し、各取引先の与信情報を精緻に把握できる当社の強みを生かし、月額基本料金なしで保証料率1.0%~という低水準を実現しています。
●決済代行業
取引先への売掛金の請求を当社が代行し、手数料を頂くサービス「Fimple決済」を展開しています。請求・回収・督促まで一括して当社が担うため、ユーザーは本業に集中しやすくなります。決済代行にプラスして、当社が債権を買い取り、ユーザーにとっての未回収リスクをゼロにするプランも展開しています。手数料率は、同種のサービスでは9~20%が一般的な中、「Fimple決済」は4.0〜10.0%と際立ってリーズナブルな設定です。
当社最大の強みは、信用力です。株主には複数の一部上場企業、銀行が含まれているほか、当社自身も銀行代理業の許可を取得しており、売掛金保証や決済代行を行ううえで鍵を握る安心感の醸成につながっています。
また、当社の場合、保証・買取対象となる債権の大部分は、主要ユーザーの取引先で発生する海外出張旅費に関わっています。経営が厳しい企業であれば、早期に経費削減の対象となる海外出張を継続している会社ですから、相対的に倒産リスクが低く、債権回収を行いやすい取引先です。この点も当社の成長に大きく寄与しており、競争力のある手数料設定を実現する源泉となっています。
さらに、当社では、サービスのユーザーや協力会社を対象としたオープンイノベーションコミュニティ「Fimple Community」の運営にも取り組んでいます。メディア運営やイベント開催などにより、業種もさまざまな参画企業約1,500社間のコミュニケーションを促進。与信リスクの低い企業同士の活発な交流をベースとした、イノベーションの創出を目的に掲げています。
「Fimple Community」という場を設けることで、新規の取引先との協業が発生しやすい環境が生まれ、ひいては売掛金保証や決済代行が必要とされる場面が出てきます。このため、社会貢献の側面を持ちつつも、本業の拡大にも貢献する取り組みとなっています。
何を目指しているのか?
当社の企業ビジョンには、2つの内容が含まれています。1つは「BaaSプラットフォームの提供により世界の人々、企業の将来的発展をサポートし、世界平和に貢献していきます」、もう1つは「母子・父子家庭世帯の子供の為に最大限支援致します」です。
後者は唐突に思われるかもしれませんが、自身もひとり親世帯で育った私、東小薗が、創業当時からH.I.F.の存在意義として掲げたもので、今や従業員にも深く浸透しています。2020年3月には、ひとり親世帯へ月額1万円を給付する制度「H.I.F.ベーシックインカム」も開始しました。BaaSプラットフォームの活用を軸に、企業間取引を促進し、ユーザー・協力企業のコミュニティを拡大し、志に共感いただける企業ネットワークの大きな力で、継続的な支援活動を展開していく――この軸はこれからもぶらすことなく、守り続けていきます。
事業面での直近の展望としては、これまでのBtoB領域における「Fimple保証」や「Fimple決済」の展開にプラスして、今後は、新たにBtoCの領域でも、培ってきた信用保証力を生かしたサービスを展開したいと考えています。
新たなサービス展開先として、BtoC領域の中でも特に注目しているのは、不動産の賃貸契約です。大家さんや不動産管理会社にとって、新規の入居者との契約に関わるリスクをなくすとともに、入居者にとっても物件探しのハードルを下げる仕組みとして、「Fimple保証」「Fimple決済」の仕組みを応用できると考えています。当社株主のグループ会社の中には、新電力やガス、Wi-Fiのサービス提供会社もあります。このため、家賃保証に加え、入居者の入れ替え時に必要なインフラ契約も組み合わせ、一括して提供するサービスを展開していくことを目指しています。
何を必要としているのか?
代表取締役・東小薗光輝
上記で触れた不動産の賃貸契約に関わるサービスの立ち上げに向け、パートナーを求めています。マンションの管理会社、デベロッパー、さらにはマンションのリフォームを手掛ける工務店などと組み、新規入居者が発生するチャンスをとらえていきたいと考えています。
中でも、独身者向けのワンルーム、もしくは20~30代向けのファミリー物件などを中心に手掛けている会社様とは相性がよいと見ています。インフラ契約も併せたサービスを展開していくうえでは、新電力への抵抗が少ない若い世代の方がアプローチしやすいためです。
このほかにも、BtoC領域で自社サービスを展開されている会社様など、当社の信用保証や決済代行サービスとのシナジーが見込める領域であれば、幅広く連携の可能性を探っていきたいと思っています。ぜひお気軽にお声がけください。
何を提供できるのか?
「Fimple Community」の参画企業約1,500社の中には、単体で従業員5,000人を超える一部上場企業から地方の優良企業まで、幅広い規模・業種が含まれています。このネットワークを活用いただけることが最大のメリットです。
マンションの管理やリフォームを手がける会社様の場合、コミュニティ内の社宅を保有する企業、転勤者の多い企業などとつながることができれば、ビジネスチャンスが大きく広がるでしょう。また、BtoCサービスの提供会社様であれば、大手企業の福利厚生の一環として採用される可能性も考えられます。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は創業以来、「ひとり親支援」をビジョンに掲げ、この支援活動を持続的に展開していくために、BaaSプラットフォームを活用した企業間取引のサポート事業に取り組む、という姿勢を貫いてきました。今後も社会的企業として、利益の一定の割合は、ひとり親支援に注ぎ続けていく考えです。採用の際と同様に、出資やM&Aにあたっても、この私たちの思いに共感していただける皆様とのご縁を求めています。
社会貢献のマインドさえ共有できれば、幅広い事業領域の皆様と柔軟に連携していきたいと考えています。お問い合わせをお待ちしています!