募集の概要
- 買収対象領域
- ●「TeamSpirit」の内外で既存機能と連携し、付加価値を創出できるサービスを運営する会社 →「TeamSpirit」の一部、または外部連携の形で機能追加を図れるサービス全般が対象。たとえば、以下のような機能を持つサービスを想定しています。 ・目標管理、モチベーション管理、タレントマネジメント ・採用管理 ・従業員間のコミュニケーション/相互評価 ・従業員のヘルスケア、メンタルケア ・(勤怠管理上の休暇申請と連動した)福利厚生関連 ●「TeamSpirit」の新規導入に際し、ERPを含めた各種システムとのインテグレーションをお任せできるエンジニアを擁する会社
- 募集の特徴
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない領域は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- ロックアップ
- 交渉次第
M&Aの戦略
何をやっているのか?
当社は「すべての人を、創造する人に。」をミッションに掲げ、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を開発・提供しています。
「TeamSpirit」は、「勤怠管理」「工数管理」「経費精算」「電子稟議」「レポート・ダッシュボード(分析)」など、働く人が業務遂行において日常的に利用するシステムを1つのパッケージに集約したサービスです。業務支援システムの分野では、経理や人事、営業など特定の部門のみで使われるものも多い中、「TeamSpirit」は、「すべての働く人」を対象ユーザーとしてカバーしている点が大きな特長です。
全てのERPや給与・会計パッケージシステムとの連携が可能なことも特長の一つです。勤怠や工数、経費といった従業員の活動記録を「TeamSpirit」から入力すると、ERP側で必要な情報を任意の形で出力できます。
さらに、「勤怠管理」「工数管理」「経費精算」「電子稟議」の関連データを一元管理できることから、「レポート・ダッシュボード」を使って、タイムリーに現場の状況を分析することが可能です。チームの課題や問題を明確化し、対策につなげることで、生産性を高めることにも貢献します。
2011年にβ版をローンチし、当初は「ITの民主化」を掲げ、中小企業向けに大企業同様の高度な管理ツールを手軽な料金で提供することを志向していましたが、昨今は中堅・大企業での利用が急速に増加しています。ライセンス数ベースで45%以上が、従業員500人以上の中堅・大企業での利用となっています。働き方改革関連法案の施行や勤務体系の複雑化、DXによる生産性改善のニーズの高まりなどが追い風となり、中堅・大企業での利用が広がっています。
さらに、現在のコロナ禍を受けたリモートワーク下においては、「TeamSpirit」が提供する、高度な労務管理、働き方の見える化、ワークフローのDX化といった価値は、一層重要性が増していると言えます。
現在の導入社数は1,400社超、ユーザー数は約30万ライセンス。競合他社が個別サービス中心で事業展開をしている中で、当社は単機能売りをしないパッケージサービスとして提供しています。これにより、高単価を実現するとともに、解約率を非常に低く抑えることに成功しており、安定的な利益拡大へとつなげています。
何を目指しているのか?
中期的な目標として100万ライセンスを早期に達成したいと考えています。そのために、エンタープライズ(大企業)市場、ミッド市場におけるシェアNo.1の獲得を目指しています。
特にエンタープライズ市場においては、今後DXニーズが確実に高まるとともに、クラウド活用もますます広まっていくことが見込まれます。この需要を最大限に取り込むべく、新規プロダクトとして「TeamSpirit WSP」の開発を進めており、2021年春の本格販売を予定しています。
「TeamSpirit WSP」は、数十万人レベルの従業員を抱える企業の利用にも耐える強固なシステム基盤を備えているのと同時に、大企業ならではの事情にも柔軟に対応できる機能を搭載しています。さらに、「勤怠管理」「工数管理」「経費精算」「電子稟議」の各機能間の連携も強化され、生産性向上に加え、内部統制の強化においても、非常に役立つプロダクトとなっています。これらのメリットを効果的に訴求することにより、エンタープライズ市場におけるプレゼンスを一気に高めていきたいと考えています。
またミッド市場においても、利用企業様がより便利に使いやすくなる機能を強化していきながらスイート製品としての魅力を高めていきます。
何を必要としているのか?
荻島 浩司代表取締役社長
上記のビジョンの達成を加速するためには、非連続な成長をもたらすイノベーティブな施策が必要と考えており、M&Aも選択肢の一つです。特に以下の2つの観点から、協業できるパートナーを求めています。
●「TeamSpirit」の内外で既存機能と連携し、付加価値を創出できるサービスを運営する会社
「TeamSpirit」内には、すでに「勤怠管理」「工数管理」「経費精算」「電子稟議」といった多様な機能がありますが、今後まだまだ新機能を追加していきたいと考えています。「TeamSpirit」内に新たな機能として取り込む、もしくは外部連携の形で機能拡張を図る、双方の可能性を踏まえ、相性のよいサービスを運営されている事業者様との出会いを求めています。
「TeamSpirit」は導入先の全従業員を対象とするサービスだけに、連携可能なサービスは非常に多岐にわたります。あえて例を挙げるなら、以下のような機能を持つサービスが想定されます。
・目標管理、モチベーション管理、タレントマネジメント
・採用管理
・従業員間のコミュニケーション/相互評価
・従業員のヘルスケア、メンタルケア
・(勤怠管理上の休暇申請と連動した)福利厚生関連
●「TeamSpirit」の新規導入に際し、ERPを含めた各種システムとのインテグレーションをお任せできるエンジニアを擁する会社
特にエンタープライズ市場の攻略においては、顧客先の既存システムとの連携を速やかに実現できる体制を強化していくことが重要です。ERPの導入サポート経験をお持ちの会社様はもちろん、複数プロダクト間のデータ連携を得意とされている会社様全般を対象に、お声がけいただきたいと考えています。
何を提供できるのか?
1,400社超、30万ライセンス超に上る「TeamSpirit」の顧客基盤を提供できることが最大のメリットに挙げられるでしょう。特に、新規営業時のハードルの高い大企業においても、当社は豊富な導入実績を積み上げていますので、お持ちのサービスの導入先をこれから広げていこうとお考えの会社様にとっては、マーケティングや営業に必要なコストと時間を大幅にカットできるはずです。
また、「TeamSpirit」はSalesforceのプラットフォームを活用して開発されており、Salesforceプラットフォーム上における製品開発について高い知識と経験を有したエンジニアが多数在籍しています。
このほか、同じサブスクリプションモデルの経営をされている会社様に対し、「TeamSpirit」をここまで成長させてきた過程での経験を共有することもできます。財務面でも、当社には安定した基盤があります。貴社サービスの成長にとって必要なサポートは、惜しみなく提供させていただきたいと考えています。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は2018年に東証マザーズへの上場を果たしました。株主からの負託に応えるためには、収益性の向上は必須です。ただ、不思議なことですが、収益性だけにフォーカスした事業運営をしていると、結果的に事業が発展しなくなる、そんな法則が存在するように思われるのです。なんとも逆説的ではありますが、私の実感です。
そこで当社は今、「人間中心で幸せを感じられる世の中」を創造する、という原点回帰を意識しています。AIの進化が著しい時代だからこそ、もう一度「人間中心」の視点で、求められる価値を見つめ直したい。そんな考え方に共感いただける会社をお迎えできたら嬉しいです。
将来的には海外展開も視野に入れ、戦略を練っています。私たちと共に国内No.1、さらには海外でも支持されるサービス展開にチャレンジくださる皆様からのお声がけをお待ちしています!