ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
ロブソンは、国内外の食品メーカーや外食産業のお客様向けに中間原材料を提供している専門商社です。従来は海外原料を日本へという流れが主流でしたが、近年は様々な方向のビジネスが行われるようになりました。
主に農産物の加工品を取り扱っており、代表的な製品としては会社設立時から手掛けているスイートコーン関連製品が挙げられます。アメリカ・オレゴン州で栽培されたスイートコーンをそのまま産地でパウダーや冷凍ピューレなどに加工し、スープやスナックの原料として輸入販売しています。スイートコーン関連製品の知見と実績では国内トップクラスにあると自負しています。
その他、カリフラワーを米粒状にカットした「ライスカリフラワー」などの低糖質素材や、フルーツ加工品、飲料向けの野菜・フルーツの濃縮液やピューレ、シーズニング用パウダー素材などを扱っています。輸出・海外市場向けでは、柚子や梅の加工品など日本ならではのアイテムが、中国をはじめとするアジア諸国で人気を博しています。
一般に「商社」というと、既成製品の輸出入・販売が主軸と思われがちですが、当社の場合、お客様が求める素材、思い描くイメージを具体化できる原料を開発し提供する「開発購買機能」を持つことが大きな強みです。この意味で、通常の「商社」とは一味違う「原材料開発商社」と称しています。
「原材料開発商社」としての活動を支えているのが、世界各地の生産者や原材料メーカーとの距離の近さと技術力です。得意先である食品メーカーや外食産業の求めに応じた原料を開発・生産するため、時には畑に入り原料品種の選定から関わることも、また時には必要な製造設備の構築にも関わります。さらに、まだ一部の地域でしか知られていない有望素材を探し出し、お客様が検討できる形態にして提案する活動も行っています。
何を目指しているのか?
1981年の設立当初は海外原料を日本市場に提供することに特化していましたが、今では日本の原料を海外市場へ、あるいは海外の生産品を第三国の市場へと、さまざまな方向の取引を手掛けるようになりました。日本の人口減少が進む中、今後は海外市場向けの取引を一層拡大させていくことを目指しています。
そのような中でも「世界一豊かな食文化」と「世界一厳しい品質基準」を持つ日本のエッセンスを取り込むことにより、日本、アジア、そして世界に「日本ならではの安心・安全」をお届けしたいと考えています。
これまで、上海に現地法人を設立して中国市場に注力してきたほか、韓国や台湾、北中南米、ヨーロッパなどでも、原料サプライヤーや得意先の開拓を進めてきました。特にアジア圏では高品質な日本製品の人気が高く、マーケットとして大きなポテンシャルを秘めていることに加え、中間原材料の生産・加工基地としても高い能力を持っています。
世界中には魅力的な素材、ユニークで優秀なサプライヤーがまだまだ眠っています。しかしながら、それを世界の原料市場で通用する形態にプロデュースする役割がなければ陽の目を見ません。日本が得意とする細やかなサポート、世界トップレベルの食品技術や品質意識。これらのフィルターを通して様々な原材料にスポットを当て、結果として世界の食文化をより豊かにすることが私たちの目指すところです。
世界で日本品質を培うこと、世界中へ美味しい安心・安全をお届けすること。ボーダーレス化する原料市場において、日本の原料商社だからこそできることがあると考えています。