募集の概要
- 買収対象領域
- ・国内及び海外市場に顧客あるいは拠点やパートナーを持つ食品中間原材料の商社 ・日本国内で農水産品を生産するサプライヤー、原料加工業者。海外市場でニーズの高い日本固有の農水産品や日本ならではの高品質な製品を扱っている事業者様を歓迎します
- 実現したいこと
- 新規事業の獲得
- 募集の特徴
- 買収スケジュール
- まず、面談・ヒアリングを通して事業の成長性や当社とのシナジーの有無を調査致します。目指すべき姿が一致し、共に成長するストーリーが描ける場合は、1~2ヵ月程度のデューディリジェンスを経て基本合意契約に進みます。
M&Aの方針
- 買収対象業種
- 買収除外対象
- 上記と全く関連のない企業・事業は対象外とさせていただきます。
- 買収予算
- 契約締結までの期間
- 最短2ヶ月
- 募集エリア
- ロックアップ
- 原則売却オーナーの意向に従う
M&Aの戦略
何をやっているのか?
ロブソンは、国内外の食品メーカーや外食産業のお客様向けに中間原材料を提供している専門商社です。従来は海外原料を日本へという流れが主流でしたが、近年は様々な方向のビジネスが行われるようになりました。
主に農産物の加工品を取り扱っており、代表的な製品としては会社設立時から手掛けているスイートコーン関連製品が挙げられます。アメリカ・オレゴン州で栽培されたスイートコーンをそのまま産地でパウダーや冷凍ピューレなどに加工し、スープやスナックの原料として輸入販売しています。スイートコーン関連製品の知見と実績では国内トップクラスにあると自負しています。
その他、カリフラワーを米粒状にカットした「ライスカリフラワー」などの低糖質素材や、フルーツ加工品、飲料向けの野菜・フルーツの濃縮液やピューレ、シーズニング用パウダー素材などを扱っています。輸出・海外市場向けでは、柚子や梅の加工品など日本ならではのアイテムが、中国をはじめとするアジア諸国で人気を博しています。
一般に「商社」というと、既成製品の輸出入・販売が主軸と思われがちですが、当社の場合、お客様が求める素材、思い描くイメージを具体化できる原料を開発し提供する「開発購買機能」を持つことが大きな強みです。この意味で、通常の「商社」とは一味違う「原材料開発商社」と称しています。
「原材料開発商社」としての活動を支えているのが、世界各地の生産者や原材料メーカーとの距離の近さと技術力です。得意先である食品メーカーや外食産業の求めに応じた原料を開発・生産するため、時には畑に入り原料品種の選定から関わることも、また時には必要な製造設備の構築にも関わります。さらに、まだ一部の地域でしか知られていない有望素材を探し出し、お客様が検討できる形態にして提案する活動も行っています。
何を目指しているのか?
1981年の設立当初は海外原料を日本市場に提供することに特化していましたが、今では日本の原料を海外市場へ、あるいは海外の生産品を第三国の市場へと、さまざまな方向の取引を手掛けるようになりました。日本の人口減少が進む中、今後は海外市場向けの取引を一層拡大させていくことを目指しています。
そのような中でも「世界一豊かな食文化」と「世界一厳しい品質基準」を持つ日本のエッセンスを取り込むことにより、日本、アジア、そして世界に「日本ならではの安心・安全」をお届けしたいと考えています。
これまで、上海に現地法人を設立して中国市場に注力してきたほか、韓国や台湾、北中南米、ヨーロッパなどでも、原料サプライヤーや得意先の開拓を進めてきました。特にアジア圏では高品質な日本製品の人気が高く、マーケットとして大きなポテンシャルを秘めていることに加え、中間原材料の生産・加工基地としても高い能力を持っています。
世界中には魅力的な素材、ユニークで優秀なサプライヤーがまだまだ眠っています。しかしながら、それを世界の原料市場で通用する形態にプロデュースする役割がなければ陽の目を見ません。日本が得意とする細やかなサポート、世界トップレベルの食品技術や品質意識。これらのフィルターを通して様々な原材料にスポットを当て、結果として世界の食文化をより豊かにすることが私たちの目指すところです。
世界で日本品質を培うこと、世界中へ美味しい安心・安全をお届けすること。ボーダーレス化する原料市場において、日本の原料商社だからこそできることがあると考えています。
何を必要としているのか?
前述のように、当社は海外でのビジネスをよりスケールアップさせていくことを目指しています。そのために、販売面や調達面を強化していかなければなりません。
販路拡大に向けては、当社と同様に食品中間原材料や素材を取り扱う商社で、海外市場に顧客を持つ、あるいは拠点やパートナーを持つ会社様をぜひ仲間に迎え、互いのネットワークを活用し合って、共に成長していきたいと考えています。
一方、調達面では、日本国内で農水産品を生産するサプライヤー様やそれら原料の加工業者様に関心を持っています。海外市場において「日本ならではの素材」や「安心・安全で美味しい食材」を求める声は日増しに高まっています。こうしたニーズに応える製品をお持ちの事業者様と組み、海外への販路や、進出にかかわる様々なサポートを提供することにより、Win-Winの関係を築ければと思います。
何を提供できるのか?
当社は40年近くにわたり、食品メーカーや外食産業のお客様、そして生産者や加工業者の皆様と幅広いネットワークを築いてきました。担当者が頻繁に変わる商社も多い中、当社はスタッフ一人ひとりが製品や業界、各国の規制等について深い知識を持ち、一貫して長く担当することで取引先様からご信頼いただいています。この蓄積を基に、商社の皆様には魅力的な原料・製品のご紹介、サプライヤーの皆様には海外を含む新たな販路やサポートのご提供が可能です。
また当社では専門の品質管理チームを設置し、お客様独自の仕様書や規格書、トレーサビリティなどのリクエストに対応するとともに、各国の規制に対応するためのサポートや商品のローカライゼーションのお手伝いが可能です。
こうしたノウハウをパートナーとなる皆様にも展開しご活用いただくことで、既存のお客様との関係強化や新規顧客開拓にもお役立ていただけると思います。
起業家・経営者に向けてひとこと
当社は「世界で培う、日本品質」をキーワードに掲げ、各国の文化・習慣の違いを踏まえて、お客様とサプライヤーの間を橋渡しするスキルを磨いてきました。取引先のサプライヤーの中には、世界一厳しいと言われる日本市場に受け入れられていることをアピールポイントにしている会社もあります。また海外市場における「日本ブランド」の評価はますます高まってきました。こうした中、食品原料のプロデューサー、食文化のトランスレーターとしての当社の役割の大きさを感じています。
世界からアジアに、アジアから世界に。
今後は食品中間原材料のアジア・ハブとなることを目指しています。
日本品質を武器に、アジアを拠点に。ぜひ一緒に、世界中のお客様に美味しくて安全な食をお届けしていきましょう!