ミッション・ビジョン
何をやっているのか?
長年の製造専門メーカーとしてのモノづくりのノウハウや知見を活かし「画像検査装置」など新規事業にも注力
1937年に創業した半田重工業株式会社は、主にフォークリフト部品と油圧シリンダーの開発設計を行っています。フォークリフト業界の世界最大手である豊田自動織機とのつながりは深く、同社が織機を作っていた1947年まで遡ります。長年培った信頼関係から、豊田自動織機のフォークリフト部門であるTOYOTA L&Fが生産するフォークリフトのほぼ全てに当社の油圧シリンダーが搭載されており、今後も安定した経営基盤が整っています。
また、現在新規事業にも注力しています。長年の製造専門メーカーとしてのモノづくりのノウハウや知見を活かし、新しいIoT技術を取り組んだ新商品の開発を行っています。例えば、生産管理の「見える化システム」、工場の稼働状況が一目でわかる「稼働率システム」、「受発注業務EDIシステム」、「在庫管理システム」、「数値解析の受託開発」など。
そのなかでも特に力を入れているのが「画像検査装置」です。通常のカメラでは捉えにくい素材や形状の外観検査を得意とし、あらゆる製品の欠陥の抽出が可能。AI(機械学習)を用いた画像処理により誤検出・過検出を抑えることで、画像検出率は、95%を達成しました。さらに、他社製品と比べ大きなコスト優位性があるため、全国各地の大手製造企業様からの引き合いが強く、売上は順調に推移しています。いずれは、会社全体の売上の1割までに成長させていきたいと考えています。
何を目指しているのか?
今後は、中核事業であるフォークリフト部品と油圧シリンダーの開発設計に引き続き注力しつつ、「画像検査装置」のさらなる販売拡大を目指します。将来的には海外進出も計画しており、インドなどこれから経済成長が期待できるような地域に、まずは営業所の設置から行い、いずれは現地生産も視野に入れたいですね。
ほかに、新たなプロダクトとして「工業系マッチングサイトの統合プラットフォーム」の開発を進めています。これは、工場で発生するさまざまな困りごとを解決するため、外壁塗装業者、トイレ清掃業者、食堂のケータリング業者といった多種多様な事業者とプラットフォーム上でマッチングを可能にしたものです。段階的にサービスを開始する予定で、2021年の3月に第一弾、8月に最終ローンチを予定しています。