株式会社ソケッツ

企業情報

設立年度
2000年
代表
浦部 浩司
従業員数
68人
資本金
5.1億円
売上高
12.3億円
本社所在地エリア
関東
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5 JPR千駄ヶ谷ビル3F
事業概要
エンターテイメント作品の配信サービスを行う会社に向け、作品のレコメンドや検索のサービスおよびデータベースを提供。人の感性を切り口とした独自のタグ付け技術を武器に、マーケティング領域にも進出中です。
会社の特徴
第一業界区分
IT・ソフトウェア・通信
第二業界区分
システム・ソフトウェア

ミッション・ビジョン

何をやっているのか?

音楽や映像など、エンターテイメント作品の配信サービスを利用している方は、サービス上で自分の好みに合った作品を自動でお勧めされたり、あるいは自ら検索したりした経験があることでしょう。当社はこうした機能を支える裏方として、通信キャリアやコンテンツ配信会社などにレコメンドやデータ検索などのサービスを提供しています。KDDI、NTT、LINE MUSIC、Hulu、レコチョクなど、多くの業界大手企業にお取り引きいただいており、2009年には東証マザーズに上場しました。

当社サービスの特長は、独自に構築した作品データベースにあります。単にジャンルやアーティストで作品を分類しているのではなく、各作品が視聴者の感性に与える印象を解析してタグ付けしているのです。たとえば、あるユーザーが視聴した作品Aで喚起されるフィーリングが「ノスタルジー+甘え+切なさ」だとしたら、レコメンドサービスでは、こうした高度で複雑な感情を的確にとらえたうえで、親和性の高い要素を備えた作品Bや作品Cを選び出してお勧めします。このように人間の“感性”の領域に深く踏み込み、実用レベルに達しているデータベース/サービスは、業界でも類を見ないものです。

当社は2000年に創業し、2003年ころから感性データベースの開発をスタート。音楽作品からデータベース化を始め、映像や書籍などにも対象を広げてきました。事業モデルとしては、当初は通信キャリアなどクライアントのリクエストを受け、各社で活用されるサービス開発を個別に手掛けるスタイルが中心でしたが、近年は、各社のシステムに導入しやすい、汎用的なレコメンドサービスやデータ活用サービスなどの提供に注力。後者によるライセンス収入の比率を高めてきました。現在では、売り上げの過半をライセンス収入が占めるようになり、今後の安定的な成長に向けた基盤構築ができたと考えています。

何を目指しているのか?

当社のミッションは「人の想像力をつなぐ」です。英語で「接合部」を意味する社名「ソケッツ」も、同じ思いを込めて付けました。

「想像力」というデジタル化しづらいものをテクノロジーで解明していくことは、非常にチャレンジングな取り組みです。中でも、当社が軸足を置くエンターテイメント領域は、まさに人の想像力の産物であり、源でもあります。ここをフィールドとして技術開発をスタートした私たちは、楽曲のメロディーや歌詞、映画のストーリーなどに日々向き合う中で、そこから喚起される複雑な感情を要素に分解し、体系化するノウハウを磨き上げてくることができました。

そして、人の想像力や共感力を媒介として、つないでいくことができる対象は、エンターテイメント作品のみに留まりません。ファッション、コスメ、インテリア、旅行など、私たちの生活を彩るさまざまな商品やサービスと、その潜在顧客をつないでいくうえでも、“感性”は重要な要素です。

当社では、すでにECサイトやオウンドメディアなどを対象に、この「共感マーケティング」をサポートするサービス提供を始めています。2019年には、ECを手掛ける大手化粧品メーカーと組み、同社の展開する各ブランドの商品カテゴリーごとに、エンターテイメント領域で培ってきた「感性メタデータ」(ユーザーの主観的印象を表すタグデータ)を付与する取り組みを開始しました。今後もさまざまな商品・サービスの販売やPRを目的としたWebサービス/メディアを対象に、同様のサービスを提供していく計画です。それにより、ユーザー属性を起点とした従来型のWebマーケティングではリーチできないインサイトを掘り起こすことで、Webサービス/メディアの売上や価値の向上に貢献していきたいと考えています。

なお、「共感マーケティング」領域においては、さらに次の事業展開に向けた準備も進めています。Webサービス/メディアを訪れたユーザーに対するアプローチに関してだけでなく、サイトへの集客に関しても当社のノウハウを生かして支援できると考え、Web広告の運用に関わる独自サービスを開発中。早ければ2020年中にもローンチすることを目指し、新たなチャレンジを進めています。