システムインテグレーション(SI)事業を主軸にクラウドサービス(CS)事業など新規事業にも進出
当社は1991年に創業して以来、システムインテグレーション(SI)事業を主軸に成長。2018年から新たにクラウドサービス(CS)事業へと進出。2020年9月に東証マザーズに上場しました。
SI事業は、各種業務アプリケーションの設計開発業務及び運用保守業務を請け負うサービス、インフラシステムの設計構築業務及び運用保守業務を請け負うサービスを提供。金融機関や官公庁等の公共性の高い機関、一般事業会社、一次請けのシステムインテグレーターを顧客としています。
現在、売上の9割を占めるSI事業の最大の特徴は、大手金融機関のシステム開発に関わる仕事が大半を占めている点です。NTTデータ、富士通等の大手SIerと長年お付き合いさせていただき信頼関係も十分にできていることから、主に都市銀行を中心とする大型のシステム開発案件を2次請けで受注しており、安定した売上を形成しています。
中でも当社の得意分野は、市場系の証券・デリバティブ管理の業務領域です。SI事業のお客様、特に金融関連のシステムは、安定したパフォーマンスを発揮できるシステムであることが最も重要です。その点、当社は長年に渡って金融機関のシステム開発に携わっており、金融特有の業務を細かい部分まで熟知し、顧客のニーズを把握しています。これが他社に対する大きなアドバンテージになっていると自負しています。
この金融分野のノウハウをベースに、最近では、官公庁分野、電力分野、航空関連分野等、公共性の高い業務アプリケーション開発へと事業領域を拡大しています。このような景気に左右されにくく独自性の極めて高いシステム開発に携わっていることも強みのひとつだと考えています。
もう一方の柱であるCS事業では、自動車の位置情報や走行距離等をリアルタイムで把握できるマネジメントサービス「KITARO」を展開しています。車両の位置情報を24時間見える化するとともに、運行データ等のさまざまな情報をクラウドにアップロード。安全評価とエコドライブ評価を用いた的確な安全運転指導ができる点を高く評価いただき、契約数も順調に増加しています。
Withコロナの時代になり、デジタル化、DX化はますます加速し、ITは水道・電気・ガスと同じような社会インフラとして位置づけられるようになると考えます。
当社が思い描くのは、デジタル社会の中で「ITといえばアクシス」といわれるような存在になること。世の中から「社会になくてはならない会社だ」と言っていただけるような存在感のある企業を目指して尽力していく考えです。
そのためには、現状のSI事業・CS事業の2つの領域を超え、幅広いITソリューション、サービスを展開できる企業へと成長しなくてはなりません。IT分野の多種多様なニーズに応えられるよう、外部の力も借りながら守備範囲を大きく拡大していきたいと考えています。